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2009/04/18

「ザ・バンク-堕ちた巨像-」鑑賞

先日、「ザ・バンク-堕ちた巨像-」を観てきました。トム・ティクヴァ監督作品(「ラン・ローラ・ラン」「パフュームある人殺しの物語」)。出演:クライヴ・オーウェン(「エリザベス:ザ・ゴールデン・エイジ」「トゥモロー・ワールド」)、ナオミ・ワッツ(「イースタン・プロミス」「キングコング」)、アーミン・ミューラー=スタール、ブライアン・F・オバーン他。

インターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)は、ニューヨーク検事局のエレノア(ナオミ・ワッツ)と共に、国際メガバンクのIBBC銀行の捜査を続けていた。内部告発をしようとした銀行幹部との接触のためにベルリンを訪れたサリンジャーだが、検事局員を目の前で殺され、告発者も事故死に見せかけて殺されてしまう。証言を得るためミラノを訪れたサリンジャーとエレノアは、軍事メーカーの社長から銀行が武器取引に関与していることを聞きだすのだが・・・。

物語は「007」シリーズばりに、小気味良いテンポで世界各地をめぐります。ドイツ、イタリア、フランス、トルコ、アメリカ、、、。それだけ、巨大な多国籍企業や世界銀行があり、その資金力、支配力が絶大だと言うことでもあるのでしょう。

IBBC銀行の捜査に携わり核心に近づいた者は、命を奪われ、裏切り者もまた消されていきます。政府さえも味方につけたメガバンクには怖いモノはありませんし、できないこともないのでしょう。サリンジャーたちが追うのは、IBBC銀行の武器取引。なぜ銀行が武器の売買をするのか?その真の目的は?

サスペンス仕立てで物語は展開し、中盤の山場でもある美術館での銃撃戦は大迫力のアクションです。螺旋状のスロープで繰り広げられる銃撃戦。証拠、承認は次々に消されていきます。

サリンジャーには過去にも苦い経験があり、今度こそと言う意気込みは感じられますが、政府からの圧力で押しつぶれそうになり、焦る気持ちやその苦悩の表情とは裏腹に、ひととなりや心理描写が少なく、あまり思い入れができません。沈着冷静ではあるのでしょうが、熱いものが感じられないのです。実にもったいない。

真実を暴こうとするモノには責任が伴う。正義とは名ばかりで、虚像でしかなく、もはや存在しないのか。正義をつらぬくには、司法の枠を逸脱つするしかないのか。現代社会にはびこる巨悪に挑む社会派ドラマ。サスペンスとしてもアクションとしても楽しめる作品です。

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