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2009/05/24

「週刊 手塚治虫 創刊第6号」鑑賞

先日、NHKで放送された手塚治虫2009 ~いのち・科学・未来へGO!「週刊 手塚治虫 創刊6号」を観ました。2009年5月22日(金)、午後10:00~午後11:00  BS2。司会・石澤典夫アナウンサー、杏。

今年2009年は、手塚治虫の生誕80年、没後20年にあたります。おまけに、衛星放送も20周年。と言うことで、「2009年BSは手塚治虫」と題して、様々な特集、番組が用意されています。

今年2月から続々と放送された手塚治虫関連番組(「手塚治虫のすべて」「手塚治虫・現代への問いかけ」)に続いてスタートした「週刊・手塚治虫」。レギュラー放送は、月間3本の準ウィークリー番組として、4月から10月まで放送されます。月ごとにテーマを設け、作品を掘り下げていきます。5月のテーマは「自然と文明」。

創刊第6号のスタジオゲストはエッセイスト 岸本葉子さん。5月の月間テーマは「自然と文明」で、「ジャングル大帝」を中心に語ってきましたが、テーマを締めくくる良いお話しでした。漫画「ジャングル大帝」から感じられる自然観や死生観について語ってくれました。

いのちの循環。繰り返される命。受け継がれていく命。岸本さんは大病を患ったことにより、死生観が変わり、あらためて「ジャングル大帝」で描かれる”いのちの循環”を実感したと言います。私の思っている「ジャングル大帝」の最大のテーマとかなり近い内容で、それをより明確な言葉として表現してもらって、スッキリとしました。

物語を描くとき、テーマありきで発想するのか、物語に触発されてテーマが明確になっていくのか、それは分かりませんが、ジャングル大帝のラストは何度読んでも素晴らしいです。

アニメは「森の伝説」、モーション漫画ジャングル大帝から「大団円」。

実験アニメとして創られた「森の伝説(1987年)」。チャイコフスキーの交響曲第4番.Op.36が流れる中、台詞が全くなく、物語は展開します。ディズニーアニメに憧れた手塚氏。オマージュとなっているとともに、アニメーション発達史ともなっています。

最初は、手塚治虫漫画全集「ライオンブックス2」に収録されている「モモンガのムサ(1971年)」が題材になっていて、最初は紙芝居のような絵を編集の工夫で動いているように見せていきます。徐々に映像に色がつき、複雑な動画となっていきます。手塚治虫が追い続けたアニメの歴史です。

自然破壊が進む森。森に生きる様々な生き物や妖精。伝説は何を描いているのか?30分ほどの本編ですが、台詞がなくても動画だけですべて伝わってきます。発表された頃には、すでに未来の地球の危機を危惧していたのでしょうか?文明の発展が自然を破壊していく様子は予見した未来に近づいているようです。それはそれで、悲しいことです。

次回、創刊第7号は、2009年6月5日、午後10:00~、BS2にて放送。スタジオゲストは、作家高橋源一郎さん。6月の月間テーマは「いのちとヒーロー」。「ブラックジャック」を中心に語ってくれる事でしょう。楽しみに待ちましょう。

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