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2009/05/07

「ペネロピ」私的映画考Vol.184

今日、ご紹介するのは「ペネロピ」です。マーク・パランスキー監督作品。出演:クリスティーナ・リッチ(「スピード・レーサー」)、ジェームズ・マカヴォイ(「ウォンテッド」「つぐない」「ラスト・キング・オブ・スコットランド」)、キャサリン・オハラ、リチャード・E・グラント、リース・ウィザースプーン(「ウォーク・ザ・ライン」)他。

社交界でも注目を浴びる名家・ウィルハーン家。先祖が受けた呪いのために、ブタの鼻と耳を持ったペネロピ(クリスティーナ・リッチ)が生まれる。両親はペネロピを死んだ事にして、娘をマスコミや世間から守った。その後、ペネロピは、屋敷の中だけでスクスクと成長していった。一族にかけられた呪いを解く方法は、名家の人間にペネロピを愛してもらうしかないのだ。何度、お見合いをしても、相手の男性は彼女の顔を見て逃げ帰るだけ。しかし、そこに、名家の男性・マックス(ジェームズ・マカヴォイ)が現れるが・・・。

ペネロピは大きなコンプレックスを抱え、家の中だけで生きてきました。家族以外の人間と合うこともなく、自分だけの世界に閉じこもって生きていたのでした。失恋の痛手からか、ペネロピは家出をします。マックスに会いたい一心だったのかもしれません。

初めて見た外の世界、目の前に広がる未知なる世界は輝かんばかりに夢に満ちあふれていました。見るモノ全てが新鮮で、楽しくてたまらないといった感じ。その背景に、ペネロペへの愛を奏でるマックスのピアノ演奏が心に染みます。

そして、友人もできます。リース・ウィザースプーン演じるこの友人がまた良い味を出しています。常にマフラーで鼻から下を覆っているペネロピ。何かあるだろうなとは思ってはいましたが、問い詰めることもなく普通に接してくれました。しかし、ある事件をきっかけに、正体がばれてしまい、街はパニック状態になってしまいます。

ペネロピの部屋は「アメリ」を彷彿とさせる不思議空間。 カラフルでロマンティックなセットやファッション等々、観ているだけでも楽しくなってきます。それに、ペネロピは両親が思っているほど、自分の鼻を卑下していませんでした。そりゃあ、人とは少し違うかもしれません。でも、人前に出られないほど、そんなに悪くはない。前向きさを感じます。

そして、クライマックス。ある名家の男性と結婚することになりますが・・・。果たして、呪いは解けるのか?マックスへの愛は?

ありのままの自分を受け入れること。自由に生きるためには、自らの力で、意志で、道を切り開かねばならないことの大切さを感じつつ、ペネロピの勇気に励まされ、パワーをもらえる作品。コンプレックスに悩む女の子を応援するファンタジック・ラブストーリー。

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