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2009/06/21

「週刊 手塚治虫 創刊第9号」鑑賞

先日、NHKで放送された手塚治虫2009 ~いのち・科学・未来へGO!「週刊 手塚治虫 創刊9号」を観ました。2009年6月19日(金)、午後10:00~午後11:00  BS2。司会・石澤典夫アナウンサー、杏。

今年2009年は、手塚治虫の生誕80年、没後20年にあたります。おまけに、衛星放送も20周年。と言うことで、「2009年BSは手塚治虫」と題して、様々な特集、番組が用意されています。

今年2月から続々と放送された手塚治虫関連番組(「手塚治虫のすべて」「手塚治虫・現代への問いかけ」)に続いてスタートした「週刊・手塚治虫」。レギュラー放送は、月間3本の準ウィークリー番組として、4月から10月まで放送されます。月ごとにテーマを設け、作品を掘り下げていきます。6月のテーマは「いのちとヒーロー」。

創刊第9号のスタジオゲストは、イラストレーターのみうらじゅんさん。「きりひと讃歌」を中心に医療とは何か、命とは何か、人格とは何か、を語ってくれました。

アニメはなし、モーション漫画はブラックジャック「からだが石に」「身の代金」「絵が死んでいる」。

「きりひと讃歌(1970)」は、「ブラックジャック」の前に書かれた医療漫画。謎の奇病「モンモウ病」の謎を解くべくある村に出向いた小山内桐人。しかし彼もまたモンモウ病にかかってしまう。その奇病は、人間の外見を犬のように変えてしまうものだった。その後数奇な運命をたどり、復讐を成し遂げていく物語。

少年漫画ではなく、青年漫画誌に連載された作品で、かなりダークな内容の社会派サスペンスドラマでした。文字通りイエス・キリストの名にかけた主人公・桐人(きりひと)が受ける差別や受難を乗り越えていきます。

私も小学生くらいの頃に、全部ではありませんが読んだ記憶があり、かなりの衝撃を受けた覚えがあります。その後、大人になって改めて読みましたが、その重厚な内容のドラマには引き込まれました。後に読んだ「アドルフに告ぐ」にも似た大河ドラマでした。

変貌していく桐人。顔の骨格がつきだし、毛が濃くなり、犬のようになっていきます。顔が変わっていくということがどんなことなのか。考えたこともありませんでした。変わることによって人格までも否定されてしまう。それでも、思いやりを忘れず、誠実に生きようとした桐人。

獣の外見を持つ医者・桐人。苦難の人生を生きます。しかし、そんな桐人にも信頼を寄せる人たちもいました。外見ではなく、行動で人間の価値は決まるのではないでしょうか。窮地に追い込まれたときに、初めてその価値が決まる。自分を無くして人を救うそれこそが医師としての本文でないかと。

リアルな「きりひと讃歌」に対して、ファンダックな内容でもある「ブラックジャック」。それでも、二人の主人公には重なる部分があるのではないかと。二つの作品を通して医療とはどうあるべきなのか、手塚治虫からのメッセージを語ってくれたように思いました。

次回、創刊第10号のスタジオゲストはアーティスト 日比野克彦さん。2009年7月3日(金)、午後10:00~午後11:00  BS2。7月の月間テーマは「愛と勇気」。「W3(ワンダースリー)」を中心に語ってくれます。私も少年時代にかなり読んでいた作品なので、楽しみです。どんな切り口で語ってくれるのか楽しみに待ちましょう。

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