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2009/06/14

「週刊 手塚治虫 創刊第8号」鑑賞

先日、NHKで放送された手塚治虫2009 ~いのち・科学・未来へGO!「週刊 手塚治虫 創刊8号」を観ました。2009年6月12日(金)、午後10:00~午後11:00  BS2。司会・石澤典夫アナウンサー、杏。

今年2009年は、手塚治虫の生誕80年、没後20年にあたります。おまけに、衛星放送も20周年。と言うことで、「2009年BSは手塚治虫」と題して、様々な特集、番組が用意されています。

今年2月から続々と放送された手塚治虫関連番組(「手塚治虫のすべて」「手塚治虫・現代への問いかけ」)に続いてスタートした「週刊・手塚治虫」。レギュラー放送は、月間3本の準ウィークリー番組として、4月から10月まで放送されます。月ごとにテーマを設け、作品を掘り下げていきます。6月のテーマは「いのちとヒーロー」。

創刊第8号のスタジオゲストは、経済評論家 独協大学教授 森永卓郎さん。先週から引き続き、江戸東京博物館で開催中(6月21日(日)まで)の「手塚治虫展」の会場から。6月の月間テーマは「いのちとヒーロー」ということで、「ブラック・ジャック」を中心に語ってくれました。

アニメはなし、モーション漫画はブラックジャック「ダーティージャック」「助っ人」「ちぢむ!!」。

森永さんは、手塚治虫の作品から一番感じるのは反権力、お金持ちへの反感、新自由主義であると言います。それだけではなく、底辺には、いのちへのやさしいまなざし、優しさ、思いやりであるとも。確かに、ブラックジャックにはブラックジャック自身の価値基準があり、それは理解されないことが多いのです。一見、冷酷非情に受け取られがちですが、そこには彼らしい優しさや愛があることに気づきます。

新自由主義は弱者へのやさしさに欠ける経済思想であり、作中に登場する患者たちは経済的弱者であることが多いのです。それを密かに助けるブラックジャックに、正義を見るような想いです。しかし、ブラックジャックは正義と悪の間で思い悩むこともあり、悩めるヒーローであることが人間らしくもあり、感情移入することが出来、それが、人気の秘密の一つなのかもしれません。悩み続けた「人間・手塚治虫」の存在でもありました。

今回は、森永さんの経済アナリストらしい面白い切り口で、楽しめました。次回、創刊第9号のスタジオゲストはイラストレーターのみうらじゅんさん。6月のテーマ「いのちとヒーロー」もいよいよ大詰め。どんな内容か楽しみに待ちましょう。

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