« ブルーレイディスクレコーダーBDZ-T90壊れる!その2 | トップページ | エコポイントって その4 »

2009/06/27

「愛を読むひと」私的映画考Vol.192

先日、「愛を読むひと」を観てきました。スティーヴン・ダルドリー監督作品。原作:ベルンハルト・シュリンク(「朗読者」)。出演:ケイト・ウィンスレット(「レボリューショナリー・ロード」「リトル・チルドレン」「ホリデイ」)、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、レナ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ブルーノ・ガンツ他。第81回アカデミー賞主演女優賞受賞。

1958年、ドイツ。15歳のマイケル(デヴィッド・クロス)は、気分の悪くなったところを21歳年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)に助けられる。二人はベッドを共にするようになり、やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになる。マイケルの愛にも似た想いは深まっていくのだった。しかし、ある日突然、ハンナはマイケルの前から姿を消してしまう。数年後、法学専攻の大学生になったマイケルは、ハンナと法廷で再会する。ハンナは第二次大戦中の罪に問われていた。ある秘密を隠し通そうとしたために・・・。

過去と現在を行き来しながら物語は展開していきます。50代になっていたマイケル(レイフ・ファインズ)は、結婚も離婚も経験し、孤独な生活を送っていました。人間関係をうまく作れないマイケル。それは家族に対してでもでした。思い起こすのはハンナとの思い出の日々。少年時代、誰もが抱くであろう、年上の女性へのあこがれ。確かに愛に似た想いだったのかもしれませんが、それは一方的な感情だったのでしょうか。

そして、時は流れ、突然の再会。法科専攻の大学生になっていたマイケル。裁判の傍聴に行った時、被告としてそこにハンナがいたのです。判決の時が迫ります。マイケルだけが知っているハンナの秘密。それを告白すればハンナは助かるかもしれない。苦悩、葛藤するマイケル。それを見て担当教授(ブルーノ・ガンツ)は導こうとしますが・・・。

1950年代60年代と時代は進みます。ドイツの町並み、路面電車、美しい農村風景、マイケルの家族たち。時代を感じさせるとともに、暖かささえも感じます。対照的に描かれる1980年代90年代の映像は、どこか冷たささえ感じます。そこで生きるマイケルもまた、悲しく憂いのある表情で、孤独さを感じるのでした。それほど、ハンナとの思い出が、抱いた思いが、マイケルを変えてしまったのでしょう。

後半は大胆に脚色され、再会後のハンナとマイケルの愛を、より深く、より確実にしていく過程を描いています。確かに、それは愛だったのでしょう。想いが楽しさが伝わってきます。戦争の傷跡は、深く心をえぐり、人生を変えてしまうのでしょう。心を閉ざしてしまったかのようなマイケルは、苦悩の人生を送り、それは贖罪にも見えます。それでも、やり直そうと、一歩、前に出ます。

少年時代の恋、時が過ぎ再会した男と女が朗読を通して愛を深めあっていくラブストーリー。

« ブルーレイディスクレコーダーBDZ-T90壊れる!その2 | トップページ | エコポイントって その4 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

私的映画考」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/102027/45306741

この記事へのトラックバック一覧です: 「愛を読むひと」私的映画考Vol.192:

« ブルーレイディスクレコーダーBDZ-T90壊れる!その2 | トップページ | エコポイントって その4 »

2015年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ