「MW-ムウ-」鑑賞
先日、「MW-ムウ-」を観てきました。岩本仁志監督作品。原作:手塚治虫。出演:玉木宏(「真夏のオリオン」「のだめカンタービレ」「変身」)、山田孝之(「クローズゼロⅡ」「手紙」)、山本裕典、山下リオ、風間トオル、デヴィッド・スターズィック、鶴見辰吾、中村育二、半海一晃、品川徹、石田ゆり子、石橋凌(「ローグアサシン」)他。
16年前、ある島の島民全員が死亡する事件が発生。その事実は、政府の手で一夜のうちに周到な隠蔽工作によって、闇に葬られた。しかし、生き延びた二人の少年の存在があった。生き延びた少年の一人、結城美智雄(玉木宏)はエリート銀行員となっていたが、裏の顔は冷酷な殺人鬼となっていた。もう一人は神父となった賀来裕太郎(山田孝之)は、結城を救済しようと苦悩していた。そんな中、16年前の事件の鍵を握る「MW」の存在を掴んだ結城は世界への復讐を実現させようとしていた。
手塚作品の中でも圧倒的異色作であり“禁断の傑作”である「MW(ムウ) (1976-1978)」を実写映画化した本作。スケール感もぐっとアップして、ドラマチックに物語は展開します。復讐を企てる男、事件追おう刑事、MWの秘密に迫る新聞記者、そして、それを見守ることしかできない男。笑わない男と笑えなくなった男の対決の時が迫る。
玉木宏演じる結城の悪役っぷりは、圧巻でした。ぞくっとするほど冷徹な視線。MWの影響によって、精神に異常を来している結城。友でさえもゲームのコマとか思っていません。感情を出すことも、揺らぐこともなく、冷酷に殺人を重ねていきます。復讐の矛先はいったい・・・。MWとはいったい何なのか・・・。
原作漫画から、倒錯の世界をばっさりと切り落とし、復讐劇として整理された物語は、スピーディーに展開し、クライマックスへと突っ走ります。結城は、現代社会の歪みから生まれたモンスターなのか。世界滅亡の日は近い。人間の原罪を問うピカレスク・ロマン。
| 固定リンク
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- 手塚治虫2009「わたしの手塚治虫」鑑賞(2009.11.05)
- 「週刊 手塚治虫 創刊第8号」鑑賞(2009.06.14)
- 「週刊 手塚治虫 創刊第18号」鑑賞(2009.10.20)
- 「ATOM」鑑賞(2009.10.14)
- 「週刊 手塚治虫 創刊第17号」鑑賞(2009.10.13)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「愛を読むひと」私的映画考Vol.192(2009.06.27)
- 「あの日、欲望の大地で」鑑賞(2009.11.14)
- エコポイントって その6(2009.11.11)
- 「SAWⅥ/ソウ6」鑑賞(2009.11.10)
- 「スペル」鑑賞(2009.11.07)










コメント