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2009年10月

2009/10/31

2009.10映画鑑賞総括

10月の劇場での映画鑑賞は13本。今年の累計87本。今月は多めの本数で推移しました。

1001   アドレナリン:ハイ・ボルテ―ジ
1003   サガン-悲しみよ、こんにちは-
1005   アンティーク~西洋骨董洋菓子店~
1007   男と女の不都合な真実
1009   30デイズ・ナイト
1013   ATOM
1015   さまよう刃
1020   あなたは私の婿になる
1022   路上のソリスト
1023   エスター
1026   幸せはシャンソニア劇場から
1028   サンシャイン・クリーニング
1030   きみがぼくを見つけた日

今月は、アクション、サスペンス、ホラー、ドラマとバラエティに富んだ作品がありました。中でも、遅れて新潟市内で公開のミニシアター系作品が多かったです。それも良作に恵まれました。

特に良かったのは、「幸せはシャンソニア劇場から」。予告編も見たことがありませんでしたし、期待も全くしていませんでしたから、その分もあり、良かったです。最初はどうなることかと思ってみていましたが、中盤から終盤にかけての展開は、ぐいぐいと引き込まれる感じで、実に感動的で良くできていました。

音楽を題材にした作品は、「路上のソリスト」もありましたが、やはりこちらも良い作品でした。それも実際の出来事を題材に作られていると言うところも凄いです。このようなドラマティックな物語が、現実にあるのですから、本当に素晴らしい。音楽は人を優しくし、そして幸せを呼ぶ力があるのかもしれません。

サスペンス・ホラーもなかなか面白い作品がありました。「30デイズナイト」「エスター」です。「30デイズナイト」はオーソドックスな内容ではありますが、カメラアングルが変わっていて、面白く、それが怖さを醸し出してくれます。「エスター」は、新感覚のホラーでしょうか。オカルトなのかと思ってみていると実は切実なドラマだったという作品で、オカルトでなく現実に近い方が怖いと言うことを思い知らされました。

来月11月は、今月始まってまだ観ていない作品を観た後は、「イングロリアス・バスターズ」「2012」「ニュームーン/トワイライト・サーガ」と期待作が目白押しです。今年もあと2ヶ月。劇場での年間100本鑑賞としては、ようやく先が見えてきた感じですが、年末までは公開される本数があまり多くないので、どうなりますか。

2009/10/30

今日は納税

当社は8月決算。なので、9月から11月までは、経理担当の私の大仕事の季節です。

9月末の税理士先生の確認日を迎えるのが一つめの山場。二つめは監査役による会計監査。三つ目は決算取締役会(10月下旬)、四つ目は株主総会(11月中旬)。と、9月以降、なんだかんだとスケジュールが詰まっていました。

おまけに、今年は期中での社長交代や、遊休資産である土地の売却という、例年にはない仕事も多々あり、さらにスケジュールが詰まっていました。ふと気がつくと、なんだか疲れが貯まっている感じがして、休日はのんびりとぐうたらすることが多くなっていました。かといって、体が疲れているわけではない。休養しているはずなのに、精神的になんだかスッキリとしない感じが続いていました。

いつもの年より、さらに忙しかったんだと気づいたのがつい最近ですから、鈍感にもほどがあります。(^-^;それなのに、劇場での映画鑑賞はペースが落ちるわけでもなく、遊びに行こうとする気力はなきにしもあらずなのですから。

そんなこんなのここ数ヶ月でした。会社の業績と言えば、今年は、不景気のご時世ですが、なんとか利益Gが出て、昨年に比べれば減収減益ですが、黒字で終わることが出来ました。昨年、税務上の累積赤字がようやく解消されたので、今年は納税額が多めです。配当はしないということで、決算取締役会で決議はされましたが、財政状況が厳しく、資金繰りにはいつも苦労しています当社ですから、納税は悩みの種。

株主のことを考えれば、利益を出すのは最重要課題でしょうが、現状での資金繰りから見れば、全くもって厳しいことこの上ありません。こうなるのは目に見えていたのですから、社内で有効に使うことを検討すれば良かったのに、と思わずにいられません。決算賞与を出しては?と提案したんですが、見事に却下されました。

と言うことで、今日は納税に行ってきます。法人税に、法人事業税、県民税に市民税、減収なので少ないですが消費税もあります。あーもったいない。納税は国民の義務ですから、喜んで!行ってきますが。

残るは、11月中旬に行われる四つ目の山場、株主総会で、B/S、P/L、利益処分が承認されれば、今年の決算業務も終了です。

決算は一年の総決算。今年は、まずまずの業績でしたので、今年は良い気分で終われそうです。社長が交代し、新体制となって、今後もやるべきことが山積していますから、今後もスケジュールが立て込む日々が続きそうです。とりあえず、一連の決算業務が無事終われそうなので一安心です。

2009/10/29

「サンシャイン・クリーニング」鑑賞

先日、「サンシャイン・クリーニング」を観てきました。クリスティン・ジェフズ監督作品。出演:エイミー・アダムス(「ナイトミュージアム2」「魔法にかけられて」「ダウト」)、エミリー・ブラント、アラン・アーキン、ジェイソン・スペヴァック、スティーヴ・ザーン、メアリー・リン・ライスカブ、クリフトン・コリンズJ.R.他。

ローズ(エイミー・アダムス)は30代半ばのシングルマザー。ハウスクリーニングの仕事をしながら8歳の息子オスカーを育てている。妹ノラ(エミリー・ブラント)にオスカーを預けて不動産業の資格取得講座に出かけると言っては、不倫相手の刑事マック(スティーヴ・ザーン)と会いに行っていた。マックから事件現場を清掃する仕事で大金が稼げると聞かされたローズは、嫌がるノラを無理矢理連れだし、犯罪現場の清掃業を見様見まねで始めるのだが・・・。

高校時代はアイドル的存在のチアリーダーだったローズ。しかし、今では、一人で息子を育て、生活に追われ、恋愛にも行き詰まり、久しぶりに会った同級生には「高校時代はスターでも今はカスよ」とまで言われることもありました。夢や希望はある。不動産業の資格も取りたい。不倫相手とはいつか結婚出来るのでは?と儚い希望もあった。しかし、現実は思うようにいかず、いつも「私は強い」と鏡に向かって自分を励まし、歯を食いしばって生きていました。

そんな彼女が事件現場の清掃をすることになります。肉片やら血しぶきやら惨劇の痕跡を初めて見た時の表情はとてもユーモラス。そして、現場に漂うニオイまでもが画面から伝わってくるようにも感じられます。

現場には死者の生きていた時の痕跡がありありと残っていました。その一つ一つにリアクションをとっていては仕事にならないのでしょうが、姉妹には悲しい過去があったのです。その過去をフラッシュバックさせていく二人。それでも、痕跡を洗い流していかなければならないのです。

最初は手探りでしたから、違法行為もありましたが、協力者も現れ、仕事は順調に進んでいくかのように思えました。が、ある事件が発生してしまいます。そして、愛人ともうまくいかなくなり、なにもかもいやになってしまいますが、その時、優しく手をさしのべてくれたのは・・・。

姉妹、親子、幼い頃に亡くした母親。様々な家族の有り様を、主人公同様、自分に重ね合わせて観ることが出来ます。自分も母親になった。そんな時思い起こすのは母親のこと。なにを思っていたのか。どんな風に子どもを見ていたのか。ただ、伏線らしいモノは、投げっぱなしなのは、惜しくもありますが、それが作品全体に漂う不思議な感覚になっているのかもしれません。

事件現場をクリーンアップするビジネスで人生の一発逆転を狙う物語は、ユーモアたっぷりに、そして、切実な人生の悲喜交々を感じられる作品になっています。「リトル・ミス・サンシャイン」の製作チームが贈る心温まる人間ドラマ。

2009/10/28

プリウスくんが行く!Vol.84

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日に日に秋らしくなっていく今日この頃。朝晩の冷え込みも一段と厳しくなり、自宅では、暖房器具に頼らざるを得なくなってきました。とはいえ、プリウスくんでは、エアコンは未だ使っていません。日中、プリウスくんで走っていると、ほどよく暖かく、窓を開けると気持ちの良い風が入ってきます。

そんな中、先日、めでたく総走行距離100,000kmを達成しました。2004年5月に購入したプリウスくん。5年5ヶ月で10万kmとなりました。おめでとう!ありがとうございます。1年に平均20,000km弱の走行となります。

マイツールで計算しました100,000kmの平均燃費は23.8km/L。給油の度に記録していますが、最低値は18.3km/L、最高値は28.7km/L。10km/Lの差があります。冬と夏の差でしょう。カタログ値は35.5km/Lでしたが、そこまで出るはずもありませんが、前の車と比べれば雲泥の差。10km/Lほど燃費が良いです。

2009年5月に2回目の車検を終え、これまで無事故でしたし、大きな問題もなく走ってくれました。これから、冬のシーズンを迎えます。夏タイヤは一度買い換えましたが、冬タイヤは換えていません。そろそろタイヤの目も無くなってきましたので、買い換えようかと思っています。あと2年は乗ろうと思っていますから、安全第一で、備えあれば憂いなし、転ばぬ先の杖で、あと2シーズンは乗り切ろうと思っています。

トヨタでは2009年10月、新しいハイブリッド車「SAI」が発表されました(2009年12月7日発売開始)。カタログを見ましたが、なかなかにスタイリッシュで格好良い車です。Newプリウスの先進機能をにさらに贅沢にしたというイメージの4ドアセダンです。排気量は2400cc。燃費のカタログ値は23.0km/L。価格もさらに豪華で、本体価格税込み338万円~426万円とプリウスの上を行きます。

新型のハイブリッド専用車を見ると思いますが、ココまで贅沢にしなくても良いのにと思います。コンパクトカーでハイブリッド車を発売する方が良いのではないか?と。もろもろ込み200万円でハイブリッドカーが買えたら、さらに普及するように思うのですが。車体重量を軽くすれば、さらに燃費も良くなるのではないでしょうか?

今のところ、私のプリウスくんは何の問題もなく快適に走行できていますが、10万kmを越えると、あちこちガタガ来るかもしれません。次に購入する車は、今のところNewプリウスのつもりですが、この先2年間で、また新しい車が発売されるかもしれませんから、ハイブリッド車の動向に注目していきたいと思います。

2009/10/27

「幸せはシャンソニア劇場から」私的映画考Vol.203

先日、「幸せはシャンソニア劇場から」を観てきました。クリストフ・バラティエ監督作品(「コーラス」)。出演:ジェラール・ジュニョ、カド・メラッド、クロヴィス・コルニアック、ノラ・アルネゼデール、ピエール・リシャール、ベルナール=ピエール・ドナデュー他。

1936年、パリ。ミュージックホールのシャンソニア劇場は、経営不振のため閉鎖となってしまう。30年以上この劇場で幕引きを務めたピゴワル(ジェラール・ジュニョ)は無職の上、妻にも逃げられ、息子のジョジョも妻の元へ。失意の日々を送るピゴワル。芸人仲間のジャッキー(カド・メラッド)とミルー(クロヴィス・コルニアック)と一緒に、再度営業を始めようと劇場を占拠する。そこに、歌手志望の美しい娘・ドゥースがやって来る。ドゥース(ノラ・アルネゼデール)はアナウンス嬢として採用されるのだが、彼女の歌声は観客を魅了し始め、劇場は連日、満員になるのだが・・・。

主人公であるピゴワルが警察に自主する場面から始まります。「人を殺した」と。ことの成り行きを回想するカタチで物語は展開します。町並みは、その当時の風景を描き出します。第1次大戦と、第2次大戦の間。重苦しい時代だったのでしょうが、人々は娯楽を求めていました。贅沢とまではいかないけれども、何か楽しみが欲しかった。決して裕福ではないけれど、心は豊かだった。そんな時代。

その娯楽を求める人たちの声に応えるのが、シャンソニア劇場の人々。給料は安かったり、もらえなかったり。それでも、観客に喜んでもらえる芸を見せる芸人たち。それを支える裏方たち。貧しくっても辛くても、楽しかった。それなのに、劇場は閉鎖。皆は路頭に迷うことに。

ピゴワルは妻に逃げられ、息子のジョジョとふたり暮らし。ジョジョは父親に隠れて、近所に住む”ラジオ男(ピエール・リシャール)”と呼ばれる引きこもり老人宅へ行き、アコーディオンを習います。そして、町に出て流しのアコーディオン弾きをして、稼いでいました。

ところが、母親が再婚し、町に戻ってきたと言います。無職のピゴワルにジョジョを扶養できるはずがありません。そして、ジョジョは妻の元へ。定職に就かなければ、唯一の心のよりどころであった、ジョジョとの生活もままなりません。

そして、一念発起。人手に渡っていたシャンソニア劇場を占拠し、再び灯をともそうと立ち上がります。バラバラになっていた仲間たちを集め、オーナーを説得し、なんとか再建に成功。が、今までの芸人だけでは物足りない。オーディションを開きます。

オーディションに集まる芸人たち。まあ、ユーモラスです。こんな芸でもその当時の人々には娯楽となっていたのか?疑問は残りますが、それぞれに楽しい芸で笑わせてくれます。そして、最後に現れたのはドゥースと名乗る若い女性。なにやらシャンソニア劇場との因縁があるようです。

初日の興行でドゥースはアナウンス嬢として、登場しますが、ひょんなことから歌うことになります。そして、大成功。その歌声に観客は魅了されていきます。最初はアカペラ。そして、ピアノが手探りで伴奏に入り、最後はオーケストラ。大喝采を受けます。

あっという間にスター歌手になってしまったドゥースは引き抜かれていってしまいます。そして、再びシャンソニア劇場は閉鎖されてしまうのでした。ピゴワルはジョジョに会うことが出来るのか?シャンソニア劇場の運命は・・・。

終盤、泣き所はやってきます。ジョジョとの再会のシーン。なにもなくなってしまったピゴワル。夜中だというのに、なにやら街角から歌声が聞こえてきます。仲間たちでした。そして、アコーディオンの音。ジョジョでした。狭い町中の明かりが付き、人々は何事かと顔を出します。怒鳴られても、罵声を浴びせられても、歌声は止むことはありませんでした。

様々な伏線を集約しながら、物語はクライマックスへ。シャンソニア劇場は再度復活しますが、悲劇はやってきてしまいます。

幸せはすぐ側にあるはず。でもそれに気づかない。手から零れてしまった幸せは、自らが努力して掴むモノ。海はどこにだってあるのだから。「ショーより楽しい商売はない」を地でいく中年芸人やスタッフたちの奮闘ぶりに笑い、重苦しい時代の中でも、音楽や芸に魅せられ、必死に生きようとする芸人たちの姿を描いた音楽劇。感動のエンターテインメント作品となっています。

2009/10/26

リーガエスパニョーラ09-10シーズン第7節

2009年8月29日(日本時間30日)から、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ09-10シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch、BS5ch)で放送中。

昨シーズンは圧倒的な強さのバルセロナが3年ぶりの優勝を果たして幕を閉じました。今年はC・ロナウド、カカーと大型補強をしたレアル・マドリードとのデッドヒートが見物になるでしょう。サッカー日本代表の中心選手である中村俊輔のエスパニョールも大注目です。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョールの試合を中心に毎節4試合を放送。生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第7節は以下の3試合を鑑賞しました。

R・マドリード ‐ バジャドリード
エスパニョール ‐ テネリフェ
バレンシア ‐ バルセロナ

レアル・マドリードは、ホームでバジャドリードと対戦。C・ロナウドを欠いたレアル。カカーもベンチスタート。主力を欠いて大丈夫か?と思っていたら、とんでもない。ラウールが右サイドのクロスから先制点を決めると、その後もラウールが得点し、バジャドリードを突き放します。その後、バジャドリードも反撃を見せ、終わってみれば4‐2でバジャドリードを下したR・マドリードが勝利。層の厚さを感じさせる試合でした。

エスパニョールはテネリフェと対戦。中村俊輔は代表戦の影響からか出場は見送られた。11分、エスパニョールが先制しますが、15分にアルファロにミドルシュートを決められ同点。後半、左サイドからのボールをイバン・アロンソが合わせて決勝点を奪い2‐1。なんとか一点を守りきってエスパニョールが今季三勝目を上げました。

バルセロナはアウェーでバレンシア戦。イブラヒモヴィッチは欠場、さらにメッシは代表戦の疲れからか精彩を欠き、試合展開もパッとしません。ドリブルも切れがないし、何でもないところでボールを失うし、パスもイマイチ。バレンシアもビジャを負傷で欠き、こちらも精彩を欠いています。両チーム良いところが無く、結果、スコアレスドローに終わり、0-0。開幕から続いた連勝は6でストップ。バルセロナは勝ち点1を得て、首位。

とうとうバルセロナの連勝がストップしてしまいました。このまま、負けなしでいくのではないか?と言う勢いのバルセロナでしたが、連戦の疲れからか、勢いがゆるんできたようです。休養も大切な要素ですから、試合相手、内容によっては、主力を休ませることも重要なのでしょう。クラシコが近づいてきましたから、バルセロナ、レアル・マドリード両チームともベストの状態での対戦に期待します。第8節は、2009年10月24,25日(現地時間)。

2009/10/24

「エスター」私的映画考Vol.202

先日、「エスター」を観てきました。ジャウム・コレット=セラ監督作品。出演:ベラ・ファーミガ、ピーター・サースガード、イザベル・ファーマン他。

赤ん坊を死産して悲嘆に暮れるケイト(ベラ・ファーミガ)は悪夢にうなされていた。夫のジョン(ピーター・サースガード)と相談の上、養子を迎えることを決意する。そして訪れた児童養護施設で、他の子どもとはどこかかが違うエスター(イザベル・ファーマン)という名の少女に惹きつけられる。エスターを養子として迎え入れ、ふたりの子どもと5人での幸せな生活が始まると信じていたケイトとジョン。しかし、彼らの身の回りで謎めいた事件が起こり始める。そして、子どもたちの身にも刻々と危険が迫っていた・・・。

見た目は9歳の普通の子どもであるエスター。でも、どこかが違う。笑顔は愛らしい。しかし、時折見せる恐ろしいまでの目つきは尋常ではありません。なにが彼女をそこまでさせるのか?次第に、エスターは養父のジョンの前では猫をかぶり、養母の前ではまるで違う人格を出すようになっていきます。

同級生を傷つけ、シスターを傷つけ、それを知る兄妹たちを脅す。愛しているふりをしながら、脅すのですから、まるで悪い大人のやり口。入浴や歯科検診と伏線を重ねながら、次第に犯罪はエスカレートしていきます。謎に迫るケイト。エスターの生い立ちには驚愕の事実が隠されていた。

三人目の子どもを死産した夫婦。表面だけでもなんとか普通の生活に戻ろうと必死です。ケイトには自分の不注意で長男のダニエルの身を危険にさらしそうになった過去がありました。そして死産。精神的に問題があるケイト。そこを追い詰めていくエスター。

とにかく怖いです。カメラアングルや音楽にだまされるシーンがいくつもあり、怖さが増していきます。その扉を閉めると誰かいるって、と思うようなアングルを見せ、怖そうな音楽が盛り上がる、閉めると、誰もいない。しかし次の同様シーンでは、現れたり。他にも、子どもが画面を横切るだけなのに、ドキッとしたり。何気ないシーンが妙に怖いです。

エスカレートしていくエスターの仕業に、さらに身の毛がよだちます。そこまでするか?と思ってしまいます。エスターの真の目的とはいったい?

典型的なホラー映画の作りではありますが、それを越えた複雑な心理ドラマが展開される本作。ただのホラー映画ではありません。怖いには怖いですが、それほど残酷なシーンはありませんから、ホラー作品が苦手な人でも、ご覧になれると思います。物理的な怖さより、精神的な怖さの方が、怖いと言うことですが。エスターは本当に悪だったのか、愛が欲しかったのではなかったのか、それとも・・・。

2009/10/23

「路上のソリスト」私的映画考Vol.201

先日、「路上のソリスト」を観てきました。ジョー・ライト監督作品(「つぐない」「プライドと偏見」)。原作:スティーヴ・ロペス。出演:ジェイミー・フォックス(「Ray レイ」「ドリームガールズ」)、ロバート・ダウニーJr.(「アイアンマン」「トロピックサンダー」)、キャサリン・キーナー、トム・ホランダー、リサ・ゲイ・ハミルトン他。

LA。コラムニストのロペス(ロバート・ダウニーJr.)はある日、べートーヴェンの銅像のある公園で2本しか弦のないヴァイオリンを弾くホームレス、ナサニエル・エアーズ(ジェイミー・フォックス)に出会う。彼の演奏する音楽の美しい響きにひかれコラムのネタに取材をはじめる。後日、ナサニエルが将来を嘱望されたチェロ奏者だったことを知ったロペスは、なぜ路上生活者になったのか?そして、家も家族もない彼が、なぜ音楽だけは捨てずに生きてきたのか?疑問に抱きつつ、交流を深めていきますが・・・。

コラムニストのロペスは、ヴァイオリンを弾くナサニエルに出会います。そのことをコラムにすると、心ある読者から、弾かなくなったチェロを贈られます。喜々としてチェロを弾くナサニエル。その表情。優しい音色に引き込まれていくロペスは、素人ながらこんなに才能に恵まれているのであれば、なんとかしてやろうと思い始めます。

調べていくうちに、ナサニエルはジュリアード音楽院に籍を置いていたことを知ります。そんな彼がなぜ、路上生活者となってしまったのか?

支援センターを世話したり、音楽家を紹介したり、と交流を深めていくふたり。圧巻だったのは、ナサニエルとロペスがLAフィルのリハーサルに行ったシーン。大好きなベートーヴェンの曲。ゆっくりと目を閉じるナサニエル。音楽を光で表現するとああなるんだろうなあという映像が続きます。真っ暗な画面に様々な色が明るく輝く。線、円、幾何学模様。そして、それが、ハジケテ混ざり合う。

ナサニエルがジュリアードを去り、路上生活者になったのには理由がありました。統合失調症。そう思われる言動。幼い時から親しんだ音楽を諦めざるを得なかったナサニエル。それは、どんなにか辛いことだったのでしょう。でも、いつの日かヴァイオリンをどこかで手にしたのでしょう。音楽が彼を離さなかったのかもしれません。

そして、出会ったふたり。お互いに、少しでも生きる喜びが生まれたに違いありません。友達となったふたり。諦めずに真実続けること。そして、その崇高さ。人は一つのモノを愛し続けることが出来れば、人生をこんなにも豊かにしてくれるのです。

実話に基づく物語は、力強さをもっています。アカデミー俳優のジェイミー・フォックスとロバート・ダウニーJr.競演と言うことで、演技バトルも見応えがある感動作となっています。

2009/10/22

「レオン 完全版」私的映画考Vol.200

今日、ご紹介するのは200本目の区切りの作品、「レオン(1994)」です。リュック・ベッソン監督作品。出演:ジャン・レノ(「ダ・ヴィンチ・コード」「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ」)、ナタリー・ポートマン(「ブーリン家の姉妹」「V・フォー・ヴェンデッタ」)、ゲイリー・オールドマン(「ダーク・ナイト」「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」)、ダニー・アイエロ他。

ニューヨーク。レオン(ジャン・レノ)は完璧に仕事を遂行する一流の殺し屋。彼の隣の部屋に住む12歳のマチルダ(ナタリー・ポートマン)もまた、家族から疎ましがられる孤独な少女だった。ある日、不気味な男スタンフィールド(ゲイリー・オールドマン)と部下たちは、マシンガンを手にアパートを急襲し、たった4歳の弟も含めてマチルダの家族を虐殺した。難を逃れたマチルダは、レオンに匿ってもらう。レオンが殺し屋だと知ったマチルダは、弟を殺した相手に復讐するために、自分も殺し屋になりたいと懇願する。始めは断ったレオンだったが、自分の正体を知った少女を殺すことも追い出すこともできず、彼女との奇妙な共同生活を始めることになるが・・・。

レオンは孤独に生きてきました。一日2パックの牛乳と肉体のトレーニングを欠かさないレオンの唯一の楽しみは、鉢植えの観葉植物に水を与えることと名作映画を観ることでした。殺し屋の彼を育て、仕事の仲介をするのはトニー(ダニー・アイエロ)。同郷と言うこともあり、何かと良くしてくれていました。

マチルダも孤独に生きていました。意地悪な姉、継母に虐げられ、父親には暴力をふるわれる日々。救いは最愛の弟。自分を誰よりも慕ってくれる弟でした。

いつもと変わらない日常は、ずっと続くと思えましたが、二人が出会ってから、ドラマは動き始めます。最愛の弟も含めて家族全員を殺されたマチルダ。レオンの部屋に逃げ込み、最悪の事態は避けられましたが、行くところがありません。泣きじゃくるマチルダをレオンは優しく慰めます。きっと、子どもと接したこともなかったであろうレオン。でも、孤独な気持ちは理解できたのでしょう。

レオンはマチルダを長く置いておくつもりは無かったのですが、正体を知られたこともあり、二人の奇妙な共同生活が始まります。アパートから、安ホテルを転々とする生活。元々荷物は少ないのでしょうが、大きなバックと仕事道具、しっかりと抱えて歩くのは観葉植物の鉢植え。大股ですたすたと歩くレオン。遅れまいと、ちょこちょこと早足で歩くマチルダ。その姿はほほえましくもあります。

次第に互いに心の扉を開き始めるふたり。復讐を望むマチルダに、レオンは殺しのテクニックとセオリーを教え、マチルダはレオンに読み書きを教えます。そして、ふたりの間には父娘とも恋人同士ともつかない新しい感情が芽生えていきます。

そんなある日、マチルダは偶然、スタンフィールドの正体がDEA(麻薬取締局)の捜査官であることを知り、単独、復讐を果たすためにレオンの留守の間にスタンフィールドを付け狙いますが、逆に取り押さえられてしまいます。レオンが駆けつけ、なんとか助け出すことが出来ますが、不吉な陰は次第に二人に忍び寄っていました。

ベッドで眠ることのないレオン。そんなレオンでしたが、マチルダの願いを叶えるためにベッドで二人で眠ります。その瞬間が、二人にとって最も幸せなひとときだったのかもしれません。そして、緊張感高まるクライマックス。スタンフィールドはトニーを通じてレオンの居場所を突き止め、何百という警官隊を率いてホテルを完全包囲します。二人の運命は・・・

根無し草だったレオン。初めて誰かのために何かをしたくなったと言うレオン。そんなレオンは、生きる希望をマチルダにもらったのです。大地に根をしっかりと張って暮らしたいと。それは確実に愛だったのでしょう。

ラストシーン。レオンの形見となる観葉植物を、大地に埋め、根付かせてあげます。でもあの植物は寒い土地では育たないんだとか。やっと安息の日々を送れると思っていたのに、願いは叶いませんでした。さらに悲しみがこみ上げてゆきます。

序盤のマチルダの台詞「大人になっても人生は辛いの?」。レオンは優しく答えます、「そうだ」と。人生は辛いモノ。だからこそ、懸命に生きるのだと。そして、死は前触れもなく、突然訪れ、死の恐怖に直面した時に初めて命の尊さが分かるのです。

純愛という言葉を良く聞くようになった昨今。今回見直して、あらためてふたりの関係は愛だったし、見返りを求めない純粋な愛だったのだと思えました。魂をふれあわせたふたり。そこには純愛さえも越えた、崇高な何かがあったのかもしれません。

良い作品は、何度見返しても良いモノ。久しぶりに見返しても感動するし、同じシーンで涙し、そして、また新たな気づきがあります。今回は「生きる」と言うことをさらに強く感じられたように思いました。

2009/10/21

「あなたは私の婿になる」鑑賞

先日、「あなたは私の婿になる」を観てきました。アン・フレッチャー監督作品(「ステップ・アップ」「幸せになるための27のドレス」)。出演:サンドラ・ブロック(「シャッフル」「イルマーレ」)、ライアン・レイノルズ(「ウルヴァリン X-MEN ZERO」)、ベティ・ホワイト、メアリー・スティーンバージェン、クレイグ・T・ネルソン、オスカー・ヌニェス、マリン・アッカーマン他。

ニューヨークの出版社で編集長として辣腕をふるうマーガレット(サンドラ・ブロック)。その暴君ぶりから社内では密かに魔女と呼ばれていた。ある日、カナダ人ある彼女はビザの申請を怠っていたため、国外退去を告げられてしまう。このままでは編集長の座を追われ、せっかく築いたキャリアを失ってしまう。そんな時、ひらめいたのが絶対服従のアシスタントのアンドリューと結婚することだったが・・・。

冒頭のマーガレット出社シーンはユーモアたっぷり。パリッとしたスーツ、タイトスカート、ハイヒールで颯爽と出社するマーガレット。入り口近くの社員から全員にメールが飛びます。「魔女が来た!」と。マーガレットが近くをとおると、その周辺の社員は豹変していく様が笑えます。

それと対照的に慌てふためいて出社するマーガレットのアシスタントであるアンドリュー。一所懸命仕事をしている割には、上手くいかないことも多い様子です。それに、マーガレットには絶対服従。白いモノでも黒と言わされそうな勢いです。

そんな二人が、キャリアのために偽装結婚をすることになりました。週明けには移民局の面談を受けなければいけない二人。この週末を利用して、お互いのことを知り尽くしていなければいけません。奇しくも、この週末はアンドリューの祖母の誕生日会。これは良い機会と、二人でアンドリューの故郷であるアラスカへと飛びます。

そこで、巻き起こる大騒動。アンドリューの母、祖母に温かく迎えられ、戸惑うマーガレット。16歳の時に両親を亡くし、以来、一人で懸命に生きてきたマーガレット。家族の暖かさをあらためて思い返します。仕事、仕事で脇目も振らず突っ走ってきた人生。結婚なんて仕事には邪魔なだけ。そう思ってきた人生。様々な思いが駆け巡ります。アラスカ滞在中に挙式をあげることになってしまった二人。このまま偽装結婚は成立してしまうのか・・・。

サンドラ・ブロック主演で、相変わらずのラブコメディで笑わせて、最後にはほろっとさせてくれます。家族の大切さをあらためて考えさせてくれる作品。

2009/10/20

「週刊 手塚治虫 創刊第18号」鑑賞

先日、NHKで放送された手塚治虫2009 ~いのち・科学・未来へGO!「週刊 手塚治虫 創刊18号」を観ました。2009年10月16日(金)、午後10:00~午後11:00  BS2。司会・石澤典夫アナウンサー、杏。

今年2009年は、手塚治虫の生誕80年、没後20年にあたります。おまけに、衛星放送も20周年。と言うことで、「2009年BSは手塚治虫」と題して、様々な特集、番組が用意されています。

今年2月から続々と放送された手塚治虫関連番組(「手塚治虫のすべて」「手塚治虫・現代への問いかけ」)に続いてスタートした「週刊・手塚治虫」。レギュラー放送は、月間3本の準ウィークリー番組として、4月から10月まで放送されます。月ごとにテーマを設け、作品を掘り下げていきます。10月のテーマは「生と死 そして永遠」。

創刊第18号のスタジオゲストは精神科医の香山リカさん。「火の鳥 異形編」を中心に語ってくれました。

アニメは「火の鳥 第7話 異形編」で、モーション漫画はなし。

手塚治虫がライフワークとして描き続けた「火の鳥」。過去、未来の時代を行き来しながら永遠の命を持つという火の鳥を巡る人間模様。その中の一作「異形編」。

「異形編」は、戦国の世。女として生まれたモノの、男として育てられた左近介。残虐非情の父を恨み、その復讐のため尼を殺してしまう。不思議な力によって、その空間に閉じこめられてしまった左近介。寺ですごすうち、霊界での戦いで傷ついた妖怪、ものの怪がつぎつぎに寺を訪れ、慈悲の手当を求めてやってくるようになる。訪れるモノたちを火の鳥の羽で癒し続ける。気がつくと、いつのまにか自分が殺したはずの八百比丘尼となっていることに愕然とする。そして、やがて恐ろしい因果応報が巡ってくる・・・。全国に分布している八百比丘尼伝説を下敷きにしている作品。

香山さんが「人間」に興味を持ち、精神科医を志すきっかけとなったのは、子供の時出会った数々の手塚作品だったとか。以来、手塚作品から受ける深いテーマに影響を受け続けているとも。

「異形編」からも多くの影響・メッセージを受け取っていると言います。女性としての自分を封印した主人公・左近介。それは、現代社会にも通じるテーマの一つ。女性への要求、期待・助言・指示の声に答えながら生きねばならないのが現代女性。働くことも含め、女性が男性化していかなければ生きていけない社会になりつつあると言います。そして、引き裂かれる心。

エディプスコンプレックス。エレクトラコンプレックスをあげる香山さん。精神科医らしい内容です。父を憎みながらも認められたいという気持ちもある左近介。八方ふさがりの自分。自分で自分を追い込んでいくことに。

左近介が抱き続けた、永遠に続く業。その空間からは逃れることもできず、生き方を変えることもできない。閉塞感。息が出来ない。時間と空間の輪廻。永遠に抜け出せない苦悩。一人で生きることの孤独。魂が救われることはあるのか。救いは、自分の徳を積むことなのかもしれません。そうすれば、悩みから解放されるかもしれないのです。

「火の鳥」全体を通して、生命の尊さ、罪と罰、善と悪、様々なテーマが込められていて、そして、それらすべてを内包しているテーマはガラスの地球を救うことなのかもしれません。それが手塚治虫からの大きなメッセージ。「火の鳥」で語られる「宇宙生命(コスモゾーン)」の存在が、宇宙も星も人間も生物も森羅万象すべてのモノを構成している。だからこそ、強く生きるのだと。すべての生命に意味があるのだから。

「週刊 手塚治虫」も最終回を迎えてしまいました。長かったようであっという間の7ヶ月間でした。有名な作品から、あまり有名でない作品まで、多くの作品を取り上げてくれました。NHKだからこそ出来る番組とも言えるでしょう。

「手塚治虫2009」はまだ続きます。「特集 わたしの手塚治虫~こころに残る名セリフ・名シーン~」を3時間にわたって放送予定。2009年11月3日(火)、午後8:00~午後11:00  BS2。私も投票しました「あなたの一番好きな手塚作品は?」のアンケート結果も発表されるとか。今、一番愛されている手塚作品はいったい何なのか?楽しみに待ちましょう。

2009/10/19

PSP「ギレンの野望 ジオンの系譜」その104

PSP 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威

「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威」を始めて、早一年半。全13勢力すべてのシナリオで勝利し、一回りしましたが、メカニック図鑑のコンプリートを目指して、引き続きプレイ中です。

とうとう念願のコンプリート達成です!前回のゲーム、地球連邦軍編は無事、勝利することができ、メカニック図鑑のコンプリートも達成できました。最後の機体となった「ガンダムマークⅡ試作0号機、型式:RX-178-X0」。今までの反省を活かしに活かし、我慢に我慢を重ね、とうとう開発提案され、開発に成功!

「ガンダムマークⅡ試作0号機、型式:RX-178-X0」の開発提案される条件は、コンプリートガイドによりますと、クリア回数が2回以上で、ティターンズが存在していて、第2部開始後100ターン以上が経過していると、「ゼロ・ムラサメの決意」のイベントが発生します。「決意」1ターン後、アライメントが1000になっていると、「ガンダムマークⅡ試作0号機」の提案が発生するものです。

順調に第1部を完全勝利し、第2部も、デラーズ・フリート、アクシズと壊滅させました。ティターンズを早々に追い詰め、第2部開始後100ターンを待ちます。その際、今回は、ガンダム試作2号機サイサリスでの核攻撃を一発も砲撃しませんでした。アライメントは常に1000を維持して待ちます。「ゼロ・ムラサメの決意」のイベントが発生しました。キタキタ。イベントが終わると、「ガンダムマークⅡ試作0号機、型式:RX-178-X0」が提案されました。

今回は、兵器の開発も順調に進み、兵力も潤沢にあり、第3部ネオ・ジオン軍もあっさりと壊滅させることが出来ました。

と言うことで、何度目かのプレイか分かりませんが、苦節1年8ヶ月、「ギレンの野望ジオンの系譜」から数えれば4年2ヶ月、念願のメカニック図鑑のコンプリートを達成しました。おめでとうございます。ありがとうございます。

いやー本当に長かった。最初から目的にしてやってきたわけではありませんでしたし、途中からの新たな目標としてやってきました。多種多様のモビルスーツ、モビルアーマー、戦艦等々。そのバリエーションも含めるとその数は膨大。「ジオンの系譜」から「アクシズの脅威」となって、その数はさらに増え、システムも変わっていきました。「ジオンの系譜」でも終盤では挑戦しましたが、途中で断念し、「アクシズの脅威」をプレイし始めました。

残りはそれほどの数ではありませんでしたが、一つの兵器を開発するには、最後までプレイする必要があり、それなりの時間を必要としました。まあ、それが楽しいのですから、特に苦ではありませんでしたが。愛着のある機体、そうでもない機体等々。様々ありましたが、なんとかコンプリートすることが出来ました。お疲れ様でした。m(_ _)m

そこで、次の目標ですが、キャラクター図鑑のコンプリートを目指しています。あまり興味が無かったので、キャラクター図鑑はあまり見たことがありませんでしたが、先日、ちらりと見てみたら、残り数人でした。と言うことで、新たな目標に向かって再スタートです。シャア・ネオ・ジオン編をプレイした後、現在はジオン軍編をプレイ中です。もう少しプレイは続きます。その後は、新たな目標を達成した時に考えましょう。

PSP 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V

2009/10/17

「M:I - 2」私的映画考Vol.199

今日ご紹介するのは、「ミッション:インポッシブル-2 M:I - 2」です。ジョン・ウー監督作品。出演:トム・クルーズ(「ワルキューレ」「宇宙戦争」)、サンディ・ニュートン(「シャンドライの恋」「幸せのちから」)、ダグレイ・スコット、ヴィング・レイムス、リチャード・ロクスバーグ、ジョン・ポルソン、ブレンダン・グリーソン、レイド・セルベッジア、ウィリアム・R・メイポーサー、ドミニク・パーセル、アンソニー・ホプキンス(「アトランティスのこころ」)他。

休暇中のIMFのエキスパート、イーサン・ハント(トム・クルーズ)の元に、司令官スワンベック(アンソニー・ホプキンス)から新たな指令が入る。今回の使命はテロリスト、ショーン・アンブローズ(ダグレイ・スコット)が奪った驚異の殺人ウィルス“キメラ"と解毒剤“ベレロフォン"を奪還すること。アンブローズの元恋人である女泥棒ナイア(サンディ・ニュートン)をメンバーに引き入れ、奪還を試みるが、ナイアが殺人ウィルスに感染してしまう。タイムリミットは30時間。解毒剤を手に入れることは出来るか?!

不可能な任務に挑むスペシャリストの活躍を描くスパイ・アクション「ミッションインポッシブル」シリーズ第2作。現在まで、シリーズは3作まで作られています。1作目は硬派なイーサン・ハント(監督:ブライアン・デ・パルマ)、2作目は軟派なイメージ(監督:ジョン・ウー)、3作目(監督:J.J.エイブラムス)は激しやすく熱い中にも頭脳明晰なイメージ。三者三様のイーサン・ホークが楽しめる人気シリーズになっています。

「エイリアン」シリーズもそうでしたが、監督によって雰囲気ががらっと変わり、それでいて、ぞれぞれの作品の違いを楽しめるようにもなっています。作品の出来映えとしても三者三様。サスペンスあり、派手なガンアクションあり、ロマンスありと多様なので、好みは分かれるところでしょう。

本作「M:i-2」の監督には「フェイス/オフ」のジョン・ウーが起用され、とにかく格好良いアクションを展開すると共に、全体を通してのロマンスが外連味たっぷりに描かれています。

ナイアを仲間に引き入れるため、ハントはスペインへ飛び、ナイアと接触しますが、美しき彼女といつしか恋におちてしまいます。この出会いのシーンが秀逸です。音楽、カメラワーク、表情。どれをとっても美しい。そして、ハントとナイアのカーチェイスは楽しさもあり、美しさもあり、ユーモラスでもあります。クルクル踊るように車が廻るシーンは幻想的でもあります。

アンブローズの元恋人である女泥棒ナイア。ただ利用するだけの存在のはずだったのに、愛し合うようになってしまった二人。アンブローズに接近し、彼の計画を調べ出すという作戦を聞いた時のハントの衝撃は凄まじかったでしょう。そして、それをナイアに伝えなければならない。胸を引き裂かれる思いです。作戦遂行中も、接触する二人。しばし見つめ合う。想いが伝わってきます。

キメラを破壊すべく製薬会社に潜入するハント。正体のばれたナイアを人質にし、アンブローズはハントを待ち受けます。ここでの銃撃戦は果てしなく美しいです。「フェイス/オフ」のアジトでの銃撃戦にも匹敵する美しさ。スローモーションを多用し、見せるべきところはしっかりと見せ、舞うように身を翻します。

ナイアはハントを救うためとっさに自分自身にキメラを注射。ハントは脱出に成功したもののナイアの命はあと30時間。アンブローズの手から解毒剤を手に入れ、ナイアを救わなければ、世界中に殺人ウィルスが蔓延することになってしまいます。アンブローズのアジトに潜入する最後のミッションが始まる。

2丁拳銃を手に舞うハントを演じるトム・クルーズは銃撃戦、初体験だとか。クライマックスの銃撃戦は、ハントの怒り、憎しみが最高潮に達した状態で挑みます。その中に平和の象徴・白い鳩が舞う。バイクによるカーチェイスも大迫力。CGはありませんから、その爆発は本物。テンション上がります。大爆発あり、バイクアクションあり、銃撃戦ありとジョン・ウー監督らしい、アクションが展開します。

愛をとるのか任務をとるのか悩むハント。葛藤。そして、愛のために戦うハント。果てしのない死闘の末、ハントは安らぎを得たのかもしれません。今回、久しぶりに見直しましたが、格好良いモノは理屈抜きで格好良い。そして、そこにあふれるロマン。愛のために戦う男・ハント。しびれます。ぜひとも、シリーズの次回作が観たい作品です。

2009/10/16

「さまよう刃」鑑賞

先日、「さまよう刃」を観てきました。益子昌一監督作品。原作・東野圭吾(「容疑者Xの献身」「手紙」)。出演:寺尾聰、竹野内豊、伊藤四朗、長谷川初範、木下ほうか、池内万作、岡田亮輔、佐藤貴広、黒田耕平、酒井美紀、山谷初男他。

最愛の娘が、少年達によって、凌辱され殺された父親・長峰重樹(寺尾聰)は失意のどん底に落ちていた。ある日、謎の密告電話により、犯人の名前と居場所を知ることになる。長峰は自ら犯人を追い、一人目を殺害。なおも、二人目を追う。そして、長峰を追う2人の刑事、織部孝史(竹野内豊)と真野信一(伊藤四朗)。不条理さを感じる織部は、苦悩を抱えながら、事件を追いかけるが・・・。

残虐な犯罪を続ける少年犯を裁くには、少年法で保護されている未成年者には極刑は望めない。娘以外にも多くの被害者がいる。殺人犯を殺すことは罪なのか?それとも正義なのか?復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、犯人を追う主人公・長峰。

正義とはいったい何なのか?警察のすることは正義をつらぬことではなく、法を守ることなのか?法律の矛盾とでも言うような疑問を投げかけてきます。

序盤は緊張感たっぷりで、事件発生、犯人の特定、第一の殺人とテンポ良く進みます。長峰の台詞はほとんど無く、BGMも少なめ。得も言われぬ緊迫感を醸し出しドキドキ感が消えません。後半は、主人公は誰?と言うくらいに、刑事・織部、真野を中心に展開します。

直木賞作家・東野圭吾のベストセラー小説「さまよう刃(角川文庫)」を大胆に、アレンジしたところは、賛否両論分かれるところでしょうが、別の作品として鑑賞することをオススメします。小説と映画で、テーマが少しずれているような気がするのは私だけでしょうか?

2009/10/15

リーガエスパニョーラ09-10シーズン第6節

2009年8月29日(日本時間30日)から、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ09-10シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch、BS5ch)で放送中。

昨シーズンは圧倒的な強さのバルセロナが3年ぶりの優勝を果たして幕を閉じました。今年はC・ロナウド、カカーと大型補強をしたレアル・マドリードとのデッドヒートが見物になるでしょう。サッカー日本代表の中心選手である中村俊輔のエスパニョールも大注目です。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョールの試合を中心に毎節4試合を放送。生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第6節は以下の3試合を鑑賞しました。

ビジャレアル ‐ エスパニョール
バルセロナ ‐ アルメリア
セビリア ‐ R・マドリード

第6節。エスパニョールは、アウェーでビジャレアルと対戦。中村俊輔は、先発出場でしたが、前半14分にDFフォルリンが一発退場。ディフェンスの穴を埋めるためDFが投入され、早々に交代となってしまいました。試合早々に10人となり得数的不利となったエスパニョール。守護神GKカメニを中心に守り抜きました。決定機もあったのですが、活かせず0-0。なんとか逃げ切ったエスパニョール。貴重な勝ち点1を勝ち取りました。

ホームでアルメリアと対戦のバルセロナ。試合開始からメッシが躍動。立て続けにチャンスを作り、31分、ペドロが、ゴールを決めて先制。その後もバルセロナの怒濤の攻撃は続きますが、追加点は奪えず、試合終了。バルセロナは開幕6連勝。アンリはケガで途中退場。ひどくないと良いのですが。

クリスティアーノ・ロナウド、ラサナ・ディアラらを負傷で欠くレアル・マドリード。アウェーで3位のセビリアと対戦。先制したのはホームで大声援を受け、気迫のこもったプレイを見せるセビリア。1-0セビリアリードで折り返します。後半開始早々、グティのFKからペペが同点ゴールをマークしレアルが追いつきます。レアルが勢いに乗ったか?と思っていると66分レナトが頭で決め、セビリアが2‐1で勝ち越します。必死に食い下がるレアルでしたが、得点はならず、試合終了。R・マドリードの連勝は5でストップ。

とうとうレアル・マドリードに土が付きました。好調のバルセロナは第6節を終わって、唯一全勝で首位となりました。レアルが2位、セビリアは3位。セビリアの気合いは凄まじかった。組織や個人技も大切ですが、最終的には勝ちたいという意識が物を言うという試合でした。負傷者も多くなり、チームの底力が問われる状況も出てきます。いよいよ厳しいリーグ戦は少しずつ動き始めてきました。第7節は、2009年10月17,18日(現地時間)。

2009/10/14

「ATOM」鑑賞

先日、「ATOM<日本語吹替版>」を観てきました。デビッド・バワーズ監督作品。声の出演:上戸彩、役所広司、林原めぐみ、西村朋紘、土師孝也、山寺宏一、内海賢二、阿部敦、かないみか、宮原永海、富田耕生他。

ロボットが人間と共存する夢の空中都市メトロシティ。そこで、何不自由なく幸せに暮らしていた少年トビー(上戸彩)は、不慮の事故で命を落としてしまう。最愛の息子を亡くしたテンマ博士(役所広司)は、自らの手で息子をトビーの記憶をもったロボットとして甦らせる。しかし、生身の人間とは違っていたロボットのトビーは、博士に疎まれ捨てられてしまう。生まれて初めて地上へとやってきたトビーは、スラムと化した地上世界で、温かい気持ちを持った旧型ロボットや、そこに住むたくましい人間たちとふれあい、人間として生活を始めるが・・・。

手塚治虫の「鉄腕アトム」をベースに新たな物語として再構築されたフルCGアニメ作品。設定は、原作とは違う部分が多々ありますが、別の物語としてとらえれば、それなりに見られる作品になっています。

一番の違いは、アトムの存在。7つの能力はある超高性能ロボットではありますが、人間トビーの記憶を有しています。髪の毛一本から取り出した遺伝子情報から記憶が取り出せるのか?と言う疑問は残りますが、まあ置いておきましょう。それと、原作では原子力を動力としていましたが、本作では「ブルーコア」というエネルギーで動きます。ここら辺は、時代を反映しています。

ヒゲおやじや、ひょうたんつぎ、手塚治虫似のキャラなど、手塚漫画ではおなじみのキャラクターもさりげなく登場し、画面を賑わせてくれています。

作品のテーマとしては、ロボット差別や人間とロボットの共存、発達しすぎた科学への警鐘と原作と重なる部分が多くあります。そこに加えて、友情、親子の愛なども加えられていて、ハリウッド作品らしくもありました。

オリジナル版の声優陣は、アトムをフレディ・ハイモア、テンマ博士をニコラス・ケイジ、お茶の水博士をビル・ナイなど、豪華キャストが演じていますが、新潟市内では公開がありませんでしたので観ることが出来ませんでした。

名作「鉄腕アトム」を大胆にアレンジした本作。“アトム”として生まれ変わったロボット・トビーは、人間とロボットとの架け橋となり、新たな道を歩み始めていきます。エンドロールでは、あの懐かしのテーマ曲も聴けます。

2009/10/13

「週刊 手塚治虫 創刊第17号」鑑賞

先日、NHKで放送された手塚治虫2009 ~いのち・科学・未来へGO!「週刊 手塚治虫 創刊17号」を観ました。2009年10月9日(金)、午後10:00~午後11:00  BS2。司会・石澤典夫アナウンサー、杏。

今年2009年は、手塚治虫の生誕80年、没後20年にあたります。おまけに、衛星放送も20周年。と言うことで、「2009年BSは手塚治虫」と題して、様々な特集、番組が用意されています。

今年2月から続々と放送された手塚治虫関連番組(「手塚治虫のすべて」「手塚治虫・現代への問いかけ」)に続いてスタートした「週刊・手塚治虫」。レギュラー放送は、月間3本の準ウィークリー番組として、4月から10月まで放送されます。月ごとにテーマを設け、作品を掘り下げていきます。10月のテーマは「生と死 そして永遠」。

創刊第17号のスタジオゲストは漫画家の萩尾望都さん。「火の鳥 未来編」を中心に語ってくれました。

手塚治虫がライフワークとして描き続けた「火の鳥」。過去、未来の時代を行き来しながら永遠の命を持つという火の鳥を巡る人間模様。その中の一作「未来編」。

「未来編」は、西暦3404年。地球は滅亡の淵にあり、地上には人間はおろか生物は殆ど住めなくなっていた。人類は世界の5箇所に作った地下都市“永遠の都”ことメガロポリスでコンピュータに自らの支配を委ねていた。メガロポリス「ヤマト」と「レングード」の対立に端を発した戦争勃発で、地球上のあらゆる生物が死に絶えてしまう。独り生き残った山之辺マサトは火の鳥に地球復活の命を受けるのだが、それには永遠とも思えるほどの長い時を待たねばならなかった。

マサトは永い孤独と試行錯誤の中で、結局、生命の進化を見守るほかないことを悟る。肉体が滅び意識体となったマサトは、原始生命から、再び人類が文明を生み出すまで、生命の悠久の歴史を見守り続ける。結末が黎明編へ繋がるような展開となっており、「火の鳥」全編の構成を示唆している。

コンピュータに管理された社会は、どこか冷徹で計算上で導き出された答えは人間の心では割り切れないように思えます。体外受精が実際に成功するのが1978年。その10年前に本作は書かれていたのも、驚異的。手塚治虫の先見性を感じると共に、今の時代を反映しているかのようでもあります。

「未来編」の名の通り、超未来の人類・地球の姿が描かれてはいますが、そこには夢も希望もなく、滅びゆく世界がありました。そして、人類絶滅後の未来も描かれています。一人生き残ったマサト。火の鳥の力により死ぬことのないマサト。不死の苦悩。孤独。永遠の命とは、いったい何なのか?それが人類が追い続けてやまない不老不死なのか。人間の業の先には、なにが待つというのか?

終わりがあるから懸命に生きるのだし、それを理解することが大切。いつか終わりが来るから、今を見つめ直すことが出来るのでしょう。

「黎明編」で始まって、2作目である「未来編」が一番遠い未来のようですが、未来編は実は一番最初のようにも思えてきます。それは輪廻なのかもしれません。人類はいつも間違っていて、何度も滅び、何度も再生し、生まれ変わっていく。生命が輪廻するように、人類もまた輪廻していくようにも受け取れます。

今を生きる我々はいったい何回目の人類なのか?どうすれば、人類は正しい道を進むことが出来るのか?そのためにはなにをすればいいのか?そんな手塚治虫のメッセージが込められれているのかもしれません。

萩尾さんは、「未来編」は、SFマンガとしてテクニック的にも見るべきものが多いと言います。SF設定に裏付けされた高度な未来描写。そして、「火の鳥」と言う作品の中でも「未来編」の存在が、他のエピソードにより意味を持たせているとも。

人類が滅んだ後に、ナメクジが文明を持つくだりがありますが、そのナメクジ文明も発達しすぎた科学を有効に活かすことが出来ず、愚かな戦争からとうとう滅亡してしまいます。その様子を火の鳥と共にマサトは見つめ続けます。人類の歴史は戦争の歴史なのかもしれませんが、争いを止めない限り、良き人類は誕生しないのかもしれません。

アニメはなしで、モーション漫画は「安達が原」。

次回、創刊第18号のスタジオゲストは精神科医 香山リカさん。2009年10月16日(金)、午後10:00~午後11:00  BS2。「火の鳥 異形編」を中心に語ってくれます。「週刊 手塚治虫」もいよいよ最終回です。

2009/10/12

「クレイマー、クレイマー」私的映画考Vol.198

今日ご紹介するのは、言わずとしれた名作「クレイマー、クレイマー(1979)」です。ロバート・ベントン監督作品。出演:ダスティン・ホフマン(「ネバーランド」「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」)、メリル・ストリープ(「いつか眠りにつく前に」「マンマ・ミーア!」)、ジャスティン・ヘンリー、ジョージ・コー、ジェーン・アレクサンダー、ハワード・ダフ、ジョベス・ウィリアムズ他。

ジョアンナ・クレイマー(メリル・ストリープ)とテッド(ダスティン・ホフマン)は結婚して8年。7歳になる息子のビリーと三人の生活だったが、テッドは仕事第一主義で帰宅はいつも午前様。家庭にも関心がない。ジョアンナはビリーが気にはなるが、自分を取り戻すために家を出る決心をした。そして、残された夫は幼い息子の面倒を見るのだが・・・。

テッドの生活はその日から一変します。これまで全くと言って良いほどやったことの無かった家事をやらなくてはいけないのですから。最初の朝、朝食のフレンチ・トーストをビリーと作りますが、上手くいくはずもなく、もうメチャクチャです。掃除、洗濯、学校への送り迎え・・・。やることなすこと上手くいきません。その上、仕事では、大きな機会を迎えていました。

父子2人の生活はうまくかみ合わず、行き違いやけんかも絶えませんでしたが、少しずつ互いになくてはならない存在になっていきました。

最初は子どもとの関係や世話が上手くいかず、戸惑うテッドでしたが、次第に上手くいくようになっていきます。そんな時、時折頭をよぎるのは、いかに、今まで妻に頼りきりだったか、何もかも任せっきりだったかという想いでした。

そんなある日、1年以上も音沙汰がなかったジョアンナが突如現われて、ビリーを取り戻したいと言ってきます。本作の原題は「Kramer vs. Kramer」。クレイマー対クレイマー。離婚や親権の裁判になると名字が掲示されるためにこのようなタイトルになっています。終盤は不毛にも思える裁判の様子が描かれていきます。そのやりとりさえは、とても悲しくなってきます。

夫婦の関係においては、お互いに向き合うことが大切だったのだろうし、おもいやる気持ちも必要だったに違いありません。しかし、それはもう手遅れ。後悔しても元には戻らないのです。良い親の条件とは何なのか?自問自答するテッド。子どもの話しを忍耐強くこと?愛していればいい?毎日の繰り返しの中で、お互いに愛し、生活を築いていく。その中で、良い関係、親子になっていけばよい。

ズバリ泣き所は最後の朝。ジョアンナに引き取られることとなったビリー。二人で過ごす最後の朝食。かつては失敗したフレンチトーストを父子で作ります。それはもう手慣れた雰囲気で。いつもの朝食の風景。最後なのだからと、笑顔で送り出そうとするテッド。必死に涙をこらえようとするビリー。涙があふれる。止められない。感動的なシーンです。

今回、あらためて鑑賞しましたが、ラストを全く違うモノとして思い込んでいました。途中途中のエピソードは印象的に残っているモノもあるのですが、ラストシーンはどんなカットだったか覚えていませんでした。

余韻のある良いラストシーンだとは思いましたが、そこには想像する余地があるために、この先、いったいどうなっていくのか?と想像させてくれます。どんなカタチにせよ、三人はそれぞれに、幸せになったに違いないと思わせてくれます。しかし、そこには、観る者の個人の経験に依存する部分が多いのも間違いないところなのですが。

夫婦、親子、家族の関係というのは、バランスが大切なのでしょう。個人があって、家族があるのでしょうが、そこには誰かの「妻」であったり、「母」であったり、「娘」だったりと言う立場が絡んできます。仕事も趣味も大切。でも一番大切なのは家族。そのバランスを上手にとりながら個人の存在を忘れないこと。それは非常に難しいのかもしれませんが、出来ないことではないはず。

1979年公開と言うことで、今から30年も前の作品ではありますが、そこに描かれる人物は生き生きとし、個性的で、今でも全く色あせていません。時代は変わっても家族の孕んでいる問題というのはそう変わりがないのかもしれません。

離婚と養育権という、現代社会で避けては通れない社会問題を通して父子関係をハートウォームに描く人情劇。

2009/10/10

「30デイズ・ナイト」鑑賞

先日、「30デイズ・ナイト」を観てきました。デヴィッド・スレイド監督作品。製作:サム・ライミ、ロブ・タパート他。出演:ジョシュ・ハートネット(「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」)、メリッサ・ジョージ、ダニー・ヒューストン(「ウルヴァリン」)、ベン・フォスター他。

アメリカ最北の町・バロウ。そこは、冬には30日間太陽が昇らない極夜がやってくる町。その極夜の闇に乗じて、ヴァンパイアたちが町に現れる。住民たちを次々と惨殺していくヴァンパイア。保安官のエバン(ジョシュ・ハートネット)は、残された住民や家族たちを守るため、ヴァンパイアとの絶望的な闘いに身を投じていくが・・・。

真冬になると太陽がまったく昇らない極夜が30日間も続く北極圏の町。氷と闇に閉ざされた町。隣の町までは100数十キロ先。停電。突然始まる、連続猟奇殺人事件。あいかわらず、詳しい内容を知らずに見ているので、登場人物と同じように、いったい何が起こっているのか分からずどきどきします。蠢く陰。突然起こる悲鳴。獣のような咆哮。

ほぼ全編が夜のシーンなので、映像が暗いのは当然ですが、画面をよぎる陰や、ピントの合わない位置、暗闇の中から突然現れるヴァンパイアの描写が恐ろしいです。大量虐殺のシーンを俯瞰のカメラが町並みを移動しながら写す映像は興味深いです。モブシーンとも言える映像ですが、町のあちこちで起こることがつぶさに分かります。そして、それは神の目線でもあったのかもしれません。30日間悪夢のような日々が続く町。そこには神も仏もあったモノではないのでしょう。

町に残った人々は、数が少なくなっていき、安全な場所を探し、食料を探し、生き延びる方策をとっていきます。狭い町ですから、以前からのしがらみもあり、人間関係においては、好き嫌いもあるでしょう。しかし、生き残りたいと言う気持ちは一緒。困っているモノを見れば助け合うもの。

保安官のエバンは妻のステラ(メリッサ・ジョージ)と離婚寸前。事件の始まる前は、かなり険悪でしたが、事件発生後は助け合うようになります。そして、最後の決断の時、ステラを助けるためにエバンのとった行動とは・・・。家族のあり方を再確認できます。

「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督プロデュースで映画化したことが話題になった作品で、陸の孤島と化した北極圏の町を舞台に、超人的な能力を持つヴァンパイアを迎え撃つ人間たちの、壮絶な死闘を描くサバイバル・ホラー。残酷な殺戮シーンが続きますので、鑑賞には注意が必要です。

2009/10/09

リーガエスパニョーラ09-10シーズン第5節

2009年8月29日(日本時間30日)から、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ09-10シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch、BS5ch)で放送中。

昨シーズンは圧倒的な強さのバルセロナが3年ぶりの優勝を果たして幕を閉じました。今年はC・ロナウド、カカーと大型補強をしたレアル・マドリードとのデッドヒートが見物になるでしょう。サッカー日本代表の中心選手である中村俊輔のエスパニョールも大注目です。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョールの試合を中心に毎節4試合を放送。生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第5節は以下の3試合を鑑賞しました。

エスパニョール ‐ ヘレス
R・マドリード ‐ テネリフェ
マラガ ‐ バルセロナ

第5節。エスパニョールは、ヘレスをホームに迎えての一戦。負傷から復帰した中村は、久しぶりの先発出場。が、あまり良いところがありませんでした。チーム自体の連携がうまくいっていないのか。それとも、中村俊輔がチームカラーに合っていないのか。結局、お互い決定力に欠け、0-0で引き分けで終了。ようやく調子が出てきたエスパニョールの連勝が止まりました。

レアル・マドリードは、ホームでテネリフェと対戦。あいかわらず連携がうまくいっていないレアル。ようやくかみ合い始めた後半にはベンゼマがヘッドで決めて先制すると、その後は得点を重ね3-0で勝利となりました。爆発的な得点力が本領発揮する日はいつのことなのか。

さらに好調なバルセロナは、アウェイでマラガと対戦。レアルと違うのは序盤から攻撃陣がかみ合い、面白いようにボールを回し、得点を決めるところ。相手チームが、バルセロナの圧倒的な強さ、ボール支配率で、戦意喪失してしまいそうになるくらいです。FWイブラヒモヴィッチが決めるかと思えば、ゴール前での献身的なポストプレイも魅力的。それぞれの役割をゲーム内容に即して臨機応変に、アイディアあふれるプレイを展開してくれます。結果2-0でバルセロナが勝利し、5連勝。

個人技に優れたタレント揃いのレアル・マドリード。チームプレイのバルセロナ。個人技は大切なのはもちろんですが、さらに大切なのはチームプレイ。サッカーは一人では出来ないんですね。そのことを痛感させてくれる試合内容でした。第6節は、2009年10月3,4日(現地時間)。

2009/10/08

「男と女の不都合な真実」鑑賞

先日、「男と女の不都合な真実」を観ました。ロバート・ルケティック監督作品。出演:キャサリン・ハイグル(「幸せになるための27のドレス」)、ジェラルド・バトラー(「幸せの1ページ」「P.S.アイラヴユー」)、エリック・ウィンター、ジョン・マイケル・ヒギンズ、ニック・サーシー他。

アメリカの地方TV局の女性プロデューサーであるアビー(キャサリン・ハイグル)は、美人で頭が切れるのに、理想の男性を追い求め過ぎるためか、なかなか良い恋愛ができない。そんなある日、アビーの手がける番組に、恋愛カウンセラーのマイク(ジェラルド・バトラー)がやって来る。下品で、男性の本音をあけすけに語るマイクに嫌悪を示すアビーだったが、視聴率アップのためしぶしぶ彼を受け入れることに。さらに隣人の医師コリン(エリック・ウィンター)のハートを掴むため、マイクからの恋愛指南を受けることになるのだが・・・。

「理想の王子様」を追い求めるアビーは、なかなか良い相手に巡り会うことが出来ません。担当するワイドショーは視聴率低迷中。なんとか起死回生の手立てはないかと考えてはみるモノの良いアイディアが浮かびません。そこで、上司が相談なく抜擢したのが、深夜のケーブルテレビで恋愛カウンセリング番組「これが真実だ!」の司会をしていたマイク。その企画を朝のワイドショーに持ち込もうというのです。

マイクの言動は過激です。下品で、歯に衣を着せない物言いで、アビーには受け入れがたいモノでしたが、それとは逆に視聴率は上昇し、上司もホクホク顔。面白くないアビー。そんな時、理想にぴったりな隣人の医師コリンが引っ越してきます。猛烈にアタックをかけるアビーにマイクはアドバイスを始めます。本当の自分を偽り、男性から好かれるような女性を演じ続けるアビー。恋は上手くいき始めますが、そこには・・・。

女性と男性の理想のギャップが、食い違うのが恋愛の常なのでしょうが、それを見事にアドバイスしていくマイク。果たしてそれは良いことなのか?悪いことなのか?勝手な思い込みも困りますが、理想を演じられるというのも困りもの。真実や正論を言われると頭に来ることもあるのもまた事実。果たして恋の行方は・・・。

アビーとマイクの軽妙な会話を楽しみながら、男性も女性もそれぞれの立場で楽しめるラブ・コメディになっています。真実は醜い。それでも、目の前の愛実が真実だと思うのであれば、信じればよい。「不都合な真実」をどう受け止めるか?そこが問題なのかもしれません。

2009/10/07

「週刊 手塚治虫 創刊第16号」鑑賞

先日、NHKで放送された手塚治虫2009 ~いのち・科学・未来へGO!「週刊 手塚治虫 創刊16号」を観ました。2009年10月2日(金)、午後10:00~午後11:00  BS2。司会・石澤典夫アナウンサー、杏。

今年2009年は、手塚治虫の生誕80年、没後20年にあたります。おまけに、衛星放送も20周年。と言うことで、「2009年BSは手塚治虫」と題して、様々な特集、番組が用意されています。

今年2月から続々と放送された手塚治虫関連番組(「手塚治虫のすべて」「手塚治虫・現代への問いかけ」)に続いてスタートした「週刊・手塚治虫」。レギュラー放送は、月間3本の準ウィークリー番組として、4月から10月まで放送されます。月ごとにテーマを設け、作品を掘り下げていきます。10月のテーマは「生と死を越えて」。

創刊第16号のスタジオゲストは小説家の夢枕獏さん。「火の鳥 鳳凰編」を中心に語ってくれました。

手塚治虫がライフワークとして描き続けた「火の鳥」。過去、未来の時代を行き来しながら永遠の命を持つという火の鳥を巡る人間模様。その中の一作「鳳凰編」。

「火の鳥 鳳凰編(1969年8月~1970年9月)」その物語は、奈良時代、権力に翻弄される2人の仏師、茜丸と我王。我王は悪行三昧。何人もの命を殺めていた。様々な出会いと別れを経験しながら、仏師としての腕を上達させていく我王。一方、悪党だった頃の我王に傷つけられた過去を持つ茜丸だったが、その経験をバネにして仏師としての腕を磨いていく。そして、東大寺の大仏建立の鬼瓦を巡り宿命の戦いが始まる。

夢枕さんは、少年時代に出会った手塚作品に感動し10歳で小説家を志したと言います。以来、手塚作品を読みふけり、ストーリーテラーたる手塚治虫の作風に魅せられ続けたとか。そんな夢枕さんの一番のお気に入りは「火の鳥 鳳凰編」。夢枕さんの物語の構造。発想の原点は手塚作品にあると言います。

夢枕さんは中でも、火の鳥の彫像を作るため、火の鳥に逢いたいと願う茜丸が夢の中で唐へ渡るシーンに感銘を受けたと言います。輪廻転生とは、永遠の生命とは、いったい何なのか?時代設定もそうですが、仏教の思想に根ざしたテーマがイメージとして強く印象づけられるシーンです。このシーンに夢枕さんは無限のロマンを感じるとも。

そして、業を背負って生まれてきたような男・我王。二人の主人公が出会い、それぞれに葛藤を続けていきます。善(茜丸)と悪(我王)の対峙のように描かれていますが、それがいつしか逆転していきます。何が正しいのか、何が善なのか。権力へと取り憑かれていく茜丸。

名声を得ること?それとも自分の納得のいく仕事を成し遂げること?それが生きることの意味なのでしょうか?魂を浄化させることが、生きることの意味なのでは?と深いテーマが繰り広げられるていきます。

人はなぜ生きるのか、なぜ死ぬのか?死ぬために生きるのか?悟りを開いたかのような我王。人も変わっていく。人間とはなんとちっぽけで、なんと愚かな存在なのか。実に深いテーマが描かれている作品です。

私個人としても「火の鳥」の中では一番好きな作品ですし、手塚作品の中でも一二を争う作品になっています。少年時代に読んだ時は、ただ面白いだけでしたが、大人になって読み返して、そのテーマの深さを感じ、一番印象が変わった作品でしょう。

夢枕さんは、手塚治虫が亡くなったとき未完で終わった作品群があったことにショックを受け、自分自身が作るべき作品の詳細なタイムスケジュールを作ったと言います。「手塚治虫ライン」=60歳までに書く作品を年表のようなスケジュールに書き記したモノが紹介されていました。

「火の鳥」も未完の作品でした。構想だけの作品もいくつかあったようです。日中戦争が舞台となる大地編、アトムが主人公となる作品、完結編となる現代編。そこには、どんなメッセージが込められていたのか?今となっては知るよしもありません。

アニメは「火の鳥 黎明編 その4」、モーション漫画は「鳳凰編」の序盤部分。

次回、創刊第17号のスタジオゲスト漫画家の萩尾望都さん。2009年10月9日(金)、午後10:00~午後11:00  BS2。「火の鳥 未来編」を中心に語ってくれます。壮大なスケールで描かれる「未来編」。どんなお話が聞けるのか楽しみです。「週刊 手塚治虫」もいよいよ大詰め、残り2回です。

2009/10/06

「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」鑑賞

先日、「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」を観てきました。ミン・ギュドン監督作品。原作:よしながふみ。出演:チュ・ジフン、キム・ジェウク、ユ・アイン、チェ・ジホ、アンディー・ジレ他。

甘いものが苦手なジニョク(チュ・ジフン)は、「女性客が多い」という理由で骨董店を改装した洋菓子店「アンティーク」を開く。天才パティシエなのに、恋愛絡みのトラブルが多く、他の店を解雇され続けている“魔性のゲイ”ソヌ(キム・ジェウク)。元ボクサーのギボム(ユ・アイン)、ジニョクに忠実に仕える幼なじみスヨン(チェ・ジホ)も加わり、店は軌道に乗り始める。そんなある日、町では子供の連続誘拐事件が発生。そして、ジニョクの幼い頃の悲しい記憶が甦るが・・・。

日本でもTVドラマ化・アニメ化された人気コミックを、実写化した作品。フィルムの質感に合わせるような映像に、上質で美しい店内のインテリア、とにかく美味しそうなスイーツの数々。実写ならではの美しさを感じられます。

前半は、メンバーが増えていく様子をコミカルに描きつつ、漫画っぽいイメージ描写がユーモラスに表現されていきます。次第に、軌道に乗っていく洋菓子店。しかし、メンバーにはそれぞれの過去があり、苦悩の陰が見え隠れします。そして、後半は町で起こる子どもの連続誘拐事件を端に、ジニョクの悲しい過去が露呈していきます。そして・・・。

甘くてちょっぴりほろ苦い倒錯の世界を描きつつ、人生とはいったい何なのかと言う問いかけがされているように感じます。人生は消えない傷と忘れたい記憶ばかり。だからこそ、人は一番幸せな時にケーキを求めるのでしょう。過去は過去なのだから、それを乗り越えるために、自分は、今、何をするべきなのか。そこが重要なのかもしれません。

2009/10/05

「サガン-悲しみよ こんにちは-」鑑賞

先日、「サガン-悲しみよ こんにちは-」を観てきました。ディアーヌ・キュリス監督作品。出演:シルヴィー・テステュー(「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」)、ピエール・パルマード、ジャンヌ・バリバール他。

デビュー作「悲しみよ こんにちは」が世界的ベストセラーとなり、わずか18歳で有り余る富と名声を手に入れた作家フランソワーズ・サガン(シルヴィー・テステュー)。しかし、作品以上に注目されたのは、サガン本人だった。セレブとのパーティ三昧、桁外れの金額のギャンブル、生死の境をさまよったスポーツカーの事故、ドラッグでの有罪判決・・・。いったい、何が彼女をそうさせたのか・・・。

晩年のサガンが回想する形式で物語は展開します。周りには反対されたが、自ら原稿を持ち込み、作家デビュー。「悲しみよ こんにちは」は大ヒットし、一躍時の人となります。華やかだった時代。取り巻きに囲まれ、遊び歩く毎日。ギャンブルで大勝ちしては、大金を浪費し、スポーツカーを乗り回す。大事故を起こしたかと思えば、退院後には結婚。そして離婚。ドラッグに手を出して引き返せなくなっていきます。

それでも2度目の結婚では、子どもにも恵まれますが、生活が変わるわけではなく、子育てそっちのけ。成長した子どもを避けるようにもなり、疎遠になっていきます。取り巻きたちは一人また一人とサガンの元を去っていきます。その時、サガンの胸に去来したモノとは、いったい・・・。

サガンという人は名前程度しか知らず、「悲しみよ こんにちは」さえも読んだことがありませんでした、これほどまでにスキャンダラスなイメージの人物だったとは思いもよりませんでした。

恋多き女性でもありましたし、一人ではいられなかったのでしょうし、いつも取り巻きが側にいました。が、晩年になるにしたがい、孤独にさいなまれる日々が続いていました。人生はいつでもやりなおせるのに、そうしなかったサガン。回りにはいつしか誰もいなくなってしまっていたのです。きらびやかな人生とは裏腹に、その心の内は、悲しみに満ちた生涯だったのかもしれません。

世界を熱狂させたデビューから、この世を去るまでの人生とその光と陰、その素顔を描き出す作品となっています。

2009/10/03

リーガエスパニョーラ09-10シーズン第4節

2009年8月29日(日本時間30日)から、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ09-10シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch、BS5ch)で放送中。

昨シーズンは圧倒的な強さのバルセロナが3年ぶりの優勝を果たして幕を閉じました。今年はC・ロナウド、カカーと大型補強をしたレアル・マドリードとのデッドヒートが見物になるでしょう。サッカー日本代表の中心選手である中村俊輔のエスパニョールも大注目です。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョールの試合を中心に毎節4試合を放送。生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第4節は以下の3試合を鑑賞しました。

ラシン ‐ バルセロナ
ビジャレアル ‐ R・マドリード
エスパニョール ‐ マラガ

バルセロナはアウェイでラシンでと対戦。終始圧倒的な支配率で攻め続けたバルセロナでした。圧巻だったのは、ゴール前で5人ほどに囲まれたイブラヒモビッチ。が、ヒールパスを出しピケがゴールを決めました。メッシの得点もあり、楽しませてくれたゲームで、4-1と余裕の勝利でした。これで開幕4連勝。

レアル・マドリードはアウェイでビジャレアルと対戦。あいかわらず連携に問題がありそうで、ビルドアップがうまくいっていません。それでも、相手陣内から、ゴール前にボールを持ち込めれば、個人技で得点してしまうのですから、それはそれで大したモノです。無理のない連携が出来ているカカーは光っていました。2-0でR・マドリードが4連勝。ビジャレアルは2敗2分けと未だ勝ち星なし。

エスパニョールは、ホームでマラガと対戦。後半63分。負傷の癒えた中村俊輔が途中出場。調子も上場で得点に絡む活躍を見せました。2連敗後の2連勝で順位を9位まであげました。調子が上がってきましたし、攻撃的なサッカーも見られるようになってきましたから、今後に期待です。

とにかくバルセロナのサッカーは観ていて楽しいです。芸術的といっても過言ではないでしょう。今後も、ファンタスティックなビューティフルゴールに期待しましょう。第5節は、2009年9月26,27日(現地時間)。

2009/10/02

「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」鑑賞

先日、「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」を観てきました。マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー監督作品。 出演:ジェイソン・ステイサム(「トランスポーター」「デス・レース」)、エイミー・スマート(「ミラーズ」)、ドワイト・ヨーカム、エフレン・ラミレッツ、デヴィッド・キャラダイン他。

ヘリコプターから落下した殺し屋のシェブ・チェリオス(ジェイソン・ステイサム)。死んだはずの彼だったが、なぜか目を醒ますと、そこは手術台の上。彼の心臓は抜き取られ、代わりにバッテリー式の人工心臓が埋め込まれていた。人工心臓は定期的に充電しないと止まってしまう。チェリオスはバッテリーを抱えて、彼の心臓を持ち逃げしている中国系マフィアを追いかけるが・・・。

前作「アドレナリン」のラストシーンから始まります。毒を盛られて、アドレナリンの出し続けなければ死んでしまうチェリオス。ハチャメチャな騒動を巻き起こした彼でしたが、ヘリコプターから落下し、死んだはずでした。が、手術台で目を覚ましたチェリオスは、目の前で人工心臓の移植手術を目撃します。その目的とはいったい・・・。

逃げ出したチェリオスは、自分の心臓を探して暴走を開始。ハチャメチャな行動は前作以上。充電しなければ人工心臓は止まってしまいます。あの手この手で充電を続けます。車のバッテリー、スタンガン、変電所等々。そこまでするかという方法で充電します。

協力者の手を借りながら、心臓を追いかけますが、わずかなところで逃してしまいます。さらに、メキシカン・マフィアがチェリオスを追って動き出しますが・・・。

人工心臓を埋め込まれた殺し屋チェリオスが、自らの心臓を取り戻すべく奮闘するハイスピード・コミカル・アクション。過激でおバカな行動はさらにパワーアップ。その過激ぶりには、あきれかえってしまいます。残酷なシーンも多々ありますので、鑑賞には注意が必要です。

2009/10/01

「ワイルド・スピード MAX」試写会へ

先日、「ワイルド・スピード MAX」の試写会へ行ってきました。ジャスティン・リン監督作品。出演:ヴィン・ディーゼル(「バビロンA.D.」)、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス(「LOST」)、ジョーダナ・ブリュースター、ジョン・オルティス、ラズ・アロンソ、ガル・ガドット他。

ドミニク(ヴィン・ディーゼル)は恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)とともに輸送車からの強奪を繰り広げていたが、捜査の手が迫っていると知り、レティの前から姿を消す。南米に逃れたドミニクのもとにレティが死んだという知らせが届く。復讐を誓いL.A.に向かうドミニク。一方、FBI捜査官ブライアン(ポール・ウォーカー)は、麻薬組織のボス“ブラガ”を追い続けていた。そして、ふたりは8年ぶりに再会するが・・・。

世界中のカーマニアを夢中にさせた人気シリーズ「ワイルド・スピード」第4弾。第1作のオリジナルメンバーが勢揃いする完結編。

冒頭のタンクローリー強奪シーンに始まり、ふたりがデッドヒートを繰り広げる公道レースのシーンと続き、大迫力です。特に冒頭のシーンは奇想天外すぎて、ド肝を抜かれます。従来の公道レースは、封鎖してのレースでしたが、今回のレースは封鎖なし。一般道を行き交う車をぬいながらの、レースですから、さらにハチャメチャ。

物語は、愛する人を奪われたドミニクと、FBI捜査官となったブライアンが追う麻薬捜査を中心に、奇妙な友情で結ばれたふたりが、時にぶつかり合い、時に協力をし、復讐を遂げていきます。

クライマックスは、公道レースならぬ、坑道レース。車幅1台分しかない炭坑の坑道を突っ走ります。フルカスタムされたスカイラインGT-Rなど、カーマニア垂涎の名車の数々を惜しげもなくぶっ壊します。手に汗握るモンスターマシンのデッドヒートは、ぜひ、大画面、大音響の劇場でお楽しみください。

あくまでプロのスタントマンが、安全を確保して撮影していますので、マネをしないように。って出来ませんけどね。

2009年10月9日公開。

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