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2009/10/29

「サンシャイン・クリーニング」鑑賞

先日、「サンシャイン・クリーニング」を観てきました。クリスティン・ジェフズ監督作品。出演:エイミー・アダムス(「ナイトミュージアム2」「魔法にかけられて」「ダウト」)、エミリー・ブラント、アラン・アーキン、ジェイソン・スペヴァック、スティーヴ・ザーン、メアリー・リン・ライスカブ、クリフトン・コリンズJ.R.他。

ローズ(エイミー・アダムス)は30代半ばのシングルマザー。ハウスクリーニングの仕事をしながら8歳の息子オスカーを育てている。妹ノラ(エミリー・ブラント)にオスカーを預けて不動産業の資格取得講座に出かけると言っては、不倫相手の刑事マック(スティーヴ・ザーン)と会いに行っていた。マックから事件現場を清掃する仕事で大金が稼げると聞かされたローズは、嫌がるノラを無理矢理連れだし、犯罪現場の清掃業を見様見まねで始めるのだが・・・。

高校時代はアイドル的存在のチアリーダーだったローズ。しかし、今では、一人で息子を育て、生活に追われ、恋愛にも行き詰まり、久しぶりに会った同級生には「高校時代はスターでも今はカスよ」とまで言われることもありました。夢や希望はある。不動産業の資格も取りたい。不倫相手とはいつか結婚出来るのでは?と儚い希望もあった。しかし、現実は思うようにいかず、いつも「私は強い」と鏡に向かって自分を励まし、歯を食いしばって生きていました。

そんな彼女が事件現場の清掃をすることになります。肉片やら血しぶきやら惨劇の痕跡を初めて見た時の表情はとてもユーモラス。そして、現場に漂うニオイまでもが画面から伝わってくるようにも感じられます。

現場には死者の生きていた時の痕跡がありありと残っていました。その一つ一つにリアクションをとっていては仕事にならないのでしょうが、姉妹には悲しい過去があったのです。その過去をフラッシュバックさせていく二人。それでも、痕跡を洗い流していかなければならないのです。

最初は手探りでしたから、違法行為もありましたが、協力者も現れ、仕事は順調に進んでいくかのように思えました。が、ある事件が発生してしまいます。そして、愛人ともうまくいかなくなり、なにもかもいやになってしまいますが、その時、優しく手をさしのべてくれたのは・・・。

姉妹、親子、幼い頃に亡くした母親。様々な家族の有り様を、主人公同様、自分に重ね合わせて観ることが出来ます。自分も母親になった。そんな時思い起こすのは母親のこと。なにを思っていたのか。どんな風に子どもを見ていたのか。ただ、伏線らしいモノは、投げっぱなしなのは、惜しくもありますが、それが作品全体に漂う不思議な感覚になっているのかもしれません。

事件現場をクリーンアップするビジネスで人生の一発逆転を狙う物語は、ユーモアたっぷりに、そして、切実な人生の悲喜交々を感じられる作品になっています。「リトル・ミス・サンシャイン」の製作チームが贈る心温まる人間ドラマ。

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