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2009/12/25

「アバター」私的映画考Vol.206

先日、「アバター」を観てきました。ジェームズ・キャメロン監督作品(「タイタニック」「ターミネーター」「ダークエンジェル」)。出演:サム・ワーシントン(「ターミネーター4」)、ゾーイ・サルダナ(「スター・トレック」)、シガニー・ウィーバー(「エイリアン」「ウォーリー」)、ミシェル・ロドリゲス(「ワイルドスピード」「LOST」)、ジョヴァンニ・リビシ、スティーヴン・ラング他。

22世紀。元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は、遥か彼方の星・パンドラで実行される“アバター・プログラム”へと参加することとなる。“アバター”とはパンドラの住人ナヴィと人間の遺伝子から造られた肉体であり、その体に意識を送り込むことにより、遠隔操作することができるのである。ナヴィの身体を使い、下半身不随の身体から解き放たれたジェイク。目の前には、息をのむほど美しい星パンドラの自然が広がっていた。そして、ナヴィの族長の娘・ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)に助けられたジェイクは、ナヴィの生活や文明に触れていくうちに恋に落ちていくが・・・。

アバタープロジェクトの裏には、パンドラでしか得られない貴重な鉱石を採掘する計画が進行していました。傭兵を雇い、先住民たちと戦争も視野に入れ、計画は進められていきます。ジェイクは、アバターとしてナヴィに近づき、村を立ち退くように説得する使命を帯びていましたが、信頼を得ることから始めなければなりません。

見るモノ聞くモノ、すべてが新鮮。なによりも車椅子の生活を送っていたジェイクには、自由に歩けること、走ること、跳ぶこと、それが嬉しかったのです。そして、22世紀の地球にはもはや存在していない自然。パンドラには手つかずの自然がどこまでも広がっているのでした。

CGで描かれるパンドラの自然。奇妙な植物は生い茂り、6本足の獣は襲い来る。生きるすべを持たないモノは、一日たりともそのジャングルの中では生きてはいけません。ナヴィとの生活を始めるジェイク。アバターの生活での就寝後、本当の身体で目覚めるジェイク。奇妙な二重生活が始まります。

パフォーマンスキャプチャーという技術を使って描かれるナヴィ。青い身体、信じられないような身体能力。クリーチャーたちもCGで描かれていますが、そこにあるかのように美しく精細に描かれています。このあたりの世界観の確立は、キャメロン監督お得意のところで、さすがです。美しく輝く夜の森は絶品です。

そして、始まる人類とナヴィとの戦争。火器を持たないナヴィに対して、人類は徹底した武力行使。司令官が戦場でコーヒーを飲みながら、指示を出しているのが印象的。人類はいつも、必要なモノを、強引に力ずくで、奪い取る。そして、争い続けている。このまま、では、ナヴィが絶滅してしまう。ジェイクはナヴィとして人類と戦うことを誓いますが・・・。ナヴィの運命は・・・。ジェイクとネイティリの恋の行方は・・・。その愚行は、今もなお自然を破壊し続ける人類への警鐘なのか?

構想14年、製作4年。キャメロン監督のイマジネーションに、ようやく映像テクノロジーが追いついた結果、ついに製作が始まった本作。そのきっかけになったのは「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムだったんだとか。良く練られた脚本は、複線も見事に、大団円へとひた走ります。本編のみで162分という長尺ではありますが、長さを感じさせません。見たことのない新たな世界で繰り広げられるSF・アクション・アドベンチャー。本作の迫力は、ぜひとも、大画面、大音響の劇場でご覧ください。

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