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2010年3月

2010/03/31

2010.03映画鑑賞総括

3月の劇場での映画鑑賞は11本。今年の累計24本。今月はまずまずの本数で推移しました。

0301   ソフィーの復讐
0303   キャピタリズム~マネーは踊る~
0305   リミッツ・オブ・コントロール
0312   しあわせの隠れ場所
0315   シャーロックホームズ
0316   NINE(試写会)
0319   ジュリー&ジュリア
0323   噂のモーガン夫妻
0326   TEKKEN鉄拳
0329   抱擁のかけら
0330   台北に舞う雪

今月は、アクション、サスペンス、ラブストーリー、ドラマ、ミュージカル、ドキュメンタリーとバラエティに富んだ作品がありました。

今月、良かったのは「しあわせの隠れ場所」。本作で、サンドラ・ブロックがアカデミー賞主演女優賞を受賞した作品。あいかわらず、どんな話しなのかわからないまま観に行きますが、これが良かった。実話であることも知りませんでしたから。

親切心というのはどこまでやって良いのか?加減が難しいところでしょう。お節介と紙一重になりますから。確かに富裕層と言える家族が主人公で、裕福であるからこそ、できたことでもあるのでしょうが、私がたとえあの立場であっても、きっとできないだろうなあと思ってしまいます。

劇中、使われていた「はなのすきなうし」と言う絵本を、鑑賞後に読みましたが、これも良かった。人と違っていても良いし、人と違うことは素敵なことと言う本編と共通のテーマが心にしみました。人生の転機というのはいつどこで訪れるのかわかりません。志さえ失わなければ、きっといつか夢は叶うのでしょう。

「シャーロック・ホームズ」もおもしろかったです。サスペンス色が濃く、さらにアクション度が高い、エンターテインメント作品にしあがっていて、良かったです。ダークな雰囲気のロンドンの町並みも見事でした。伏線もちりばめられていて、続編に期待がかかりますが、どうなりますか。久しぶりに原作小説を読みたくなりました。今度読んでみようと思います。今読んだら、さらにおもしろくなりそうです。

来月4月は、今月始まってまだ観ていない作品を観て、その後は、「シャッターアイランド」「第9地区」「アリス・イン・ワンダーランド」と大作の公開が控えています。アカデミー賞関連の作品も続々と公開が予定されていますから、楽しみが続きます。

2010/03/30

「抱擁のかけら」私的映画考Vol.214

先日、「抱擁のかけら」を観てきました。ペドロ・アルモドバル監督作品(「ボルベール<帰郷>」)。出演:ペネロペ・クルス(「NINE」「エレジー」「それでも恋するバルセロナ」)、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ、ホセ・ルイス・ゴメス、ルーベン・オカンディアノ他。

盲目の脚本家のハリー・ケイン(ルイス・オマール)は新聞記事で実業家のエルネスト(ホセ・ルイス・ゴメス)が亡くなった事を知る。数日後、エルネストの息子・ライ・Xがハリーを訪ね、自分の監督作の脚本をハリーに依頼する。そのことをきっかけに、ハリーは封印していた過去に向き合い始める。14年前、映画監督マテオとして活躍していた。ある日、マテオはオーディションにやってきた美しい女性レナ(ペネロペ・クルス)に心奪われる。しかしレナは、実業家エルネストの愛人だった。

2008年と1994年と2つの時間軸を交互に展開し物語は進行します。ハリーはなぜ過去の名前を捨てたのか?エルネストの息子の目的はいったい何なのか?複雑に絡み合った過去のしがらみが、謎となって現れ、一つ一つほぐれて解けていきます。

序盤は、このシーンいるの?と思うようなシーンが多々あり、ペースが遅いように感じましたが、それが、実は主人公ハリーの閉塞感を表しているように感じました。行き詰まった人生、何かが欠けているようなもどかしさ。そして、徐々に見えてくる、過去の人間模様。悲しい恋。愛と嫉妬、裏切り、復讐・・・。

劇中で撮影される映画、レナを追うエルネストJr.のビデオ撮影、過去の物語の進行と、それぞれの映像が相まって、虚構の世界が積み上がっていきます。それは、断片ともいえ、すべてが未完成だったのでしょう。映画は手探りでも完成させてこそ作品となりうる。

そして、人生もきっとそうにちがいない。愛のかけら、最後のキス、抱擁のぬくもり。何を持って人生は完成するのかはわかりませんが、思い出は人生にとって、大切なピースになっていくのは、間違いないのでしょう。それを探すことが、生きる糧にもなっていくのかもしれません。

ペドロ・アルモドバルとペネロペ・クルスの組み合わせによる、あまりにも濃厚な愛のキセキ。ミステリー仕立てのラブストーリーになっていて、途中からは一気に引き込まれてい苦作品になっています。

2010/03/29

リーガエスパニョーラ09-10シーズン第28節

2009年8月29日(日本時間30日)から、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ09-10シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch、BS5ch)で放送中。

昨シーズンは圧倒的な強さのバルセロナが3年ぶりの優勝を果たして幕を閉じました。今年はC・ロナウド、カカーと大型補強をしたレアル・マドリードとのデッドヒートが見物になるでしょう。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョールの試合を中心に毎節4試合を放送。生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第28節は以下の2試合を鑑賞しました。

バルセロナ - オサスナ
ヘタフェ - R・マドリード

バルセロナは、ホームでオサスナ戦。どうにもぴりっとしないバルセロナ。決定的なチャンスはあるモノの、得点に結びつきません。珍しい平日開催もあり、連戦の疲れがたまってきているのか、どうにもしまりがありません。後半に入り、アンリに代えてペドロを投入。雰囲気が変わります。72分、左サイドからのクロスにイブラヒモヴィッチが合わせて先制ゴール!不調とはいえ、良いところで決めてくれます。88分、途中出場のボージャンがゴールを決め、バルセロナが2‐0で勝利しました。

レアル・マドリードは、アウェーでヘタフェ戦。レアルは、序盤から相手を圧倒し、ゲームを試合します。13分、フリーキックをクリスティアーノ・ロナウドがゴール右隅に直接入れ、先制ゴール。あそこに決められたらキーパーはとれません。20分、スペースに走り込んだイグアインがゴールをあっさりと決め2-0。その後も、イグアイン、C・ロナウドが決め、4-0となり、試合を決定づけます。

ホームのヘタフェも黙っていません。パレホ、ペドロ・レオンが得点をあげ4-2となります。レアルのGK・カシージャスに接触したシーンはかなり危険なプレイでしたが、ファールにもならず、ゴールが認められました。スローモーションで見ると、確かにボールに行っているし、ゴールエリア外なので、キーパーチャージもないのでしょう。カシージャスが、かなり憤慨していたのが、印象的。ホームのヘタフェが勢いづきます。が、時すでにおそし、タイムアップ。4-2でレアルの勝利となりました。

好調なC・ロナウドとイグアイン。ゴールを重ねます。後半戦に入って、より組織的に仕上がってきているようです。その上、個人技での突破や、フリーキックの精度の良さがありますから、止められない状態です。さらに、控え選手とはいえ、ラウールや、ファン・デル・ファールト等々の豪華メンバーがいますから、適度に休みを入れながらも、連戦をこなすことができます。これで、カカーが戻ってきたら、さらに強力になっていくことでしょう。

今季、2回目のクラシコが目前(第31節)に迫ってきました。好調な首位レアル・マドリードに対して、終始安定しているとは言えないバルセロナ。どんな、試合を見せてくれるのか、楽しみです。第29節は、2010年3月27,28日(現地時間)。

2010/03/27

「TEKKEN-鉄拳-」鑑賞

先日、「TEKKEN-鉄拳-」を観てきました。ドワイト・H・リトル監督作品。出演:ジョン・フー、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、ケリー・オーバートン、イアン・アンソニー・デイル、ダリン・デヴィット・ヘンソン、ルーク・ゴス他。

近未来。世界の国家は崩壊し、8つの巨大企業が支配していた。その中でも最大の権力を誇るテッケン財閥が支配するテッケンシティ。そのCEO三島平八(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)は絶大な権力を有していた。テッケン財閥の手先に母親を殺され、復讐を誓った青年・風間仁(ジョン・フー)は、その足掛かりとして史上最大の武術トーナメント大会に挑むのだが・・・。

根強い人気を誇る対戦格闘ゲーム「鉄拳」を実写映画化した作品。ゲームは名前くらいしか知りませんが、キャラクターをちらりと見たことがあるような感じがするくらい。その似たような登場人物が次々に現れます。宿命に苦しむ若き格闘家・風間仁、暗黒世界のトップに君臨する三島平八。平八と対立する息子の一八をはじめ、クリスティ、レイヴン、ウィリアムズ姉妹等々。

こういう作品につきものの、日本語が頻繁に出てきますが、よーく聞かないと何を言っているかわかりません。できれば、日本語字幕を出してほしいところです。

アクションシーンはスピード感があり、ダイナミック。見せ所は、スローモーションで見せてくれるのですが、あまりに早すぎるシーンもあり、ちょっとわかりづらいような気もしました。あとは、少々残酷なまでに生々しい演出もあり、鑑賞には注意が必要です。

厳しく母に鍛錬を受けていた仁。苦しいとき、負けそうなとき、仁の脳裏をよぎるのは、母の教えの声でした。大きな大きな母の存在。そこには、悲しい過去も隠されていたのでした。

史上最大のトーナメントの裏側には、恐るべき陰謀が隠されており、そして仁の出生の秘密とは・・・。仁は世界最強の格闘家たちを破り、復讐を果たすことはできるのか?アクション・エンターテインメント作品。

2010/03/26

「ザ・クリーナー 消された殺人」鑑賞

先日、「ザ・クリーナー 消された殺人 」を観ました。レニー・ハーリン監督作品(「ダイ・ハード2」「クリフハンガー」)。出演:サミュエル・L・ジャクソン(「スター・ウォーズ」「ザ・スピリット」)、エド・ハリス(「敬愛なるベートーヴェン」)、エヴァ・メンデス(「ゴーストライダー」)、ルイス・ガスマン、キキ・パーマー、マギー・ローソン、ホセ・パブロ・カンティージョ、ロバート・フォスター他。

元刑事のトム・カトラー(サミュエル・L・ジャクソン)は、今は犯罪や事故の現場を清掃する会社を営んでいた。警察からの依頼で、ある邸宅で起きた殺人事件の現場を清掃したトムだったが、家の鍵を返すのを忘れ、翌日、再び邸宅へ赴く。すると、そこに住む女性アン(エヴァ・メンデス)は意外にも事件のことも清掃のことも知らなかった。やがてアンの夫・ジョンが行方不明になったと報道される。証拠隠滅の片棒を担がされたと知ったトムは、元同僚である刑事エディ(エド・ハリス)に相談するが・・・。

犯罪現場の血痕などを取り除く特殊な清掃を請け負う会社を営む、元刑事のトム。経営者でありながら、現場へも赴きます。しかし、仕事が仕事だけにスタッフは安定しません。口うるさい、事務兼秘書のような女性にあれやこれや言われながらも、現場へ向かいます。

そんなある日、担当した現場で、罠に落ちてしまいます。元刑事の血が騒ぎ、なんとしても真相を突き止めなければと、独自の捜査を開始します。警察をも取り巻く、大きな陰謀の存在に気づきます。頼りにするのは、元相棒の現職刑事・エディ。トムの亡くなった妻、14歳の娘と共に家族ぐるみのつきあいをしてきた親友。そして、つかんだ陰謀の実態は、すぐ側まで迫っていたのでした。

「ダイ・ハード2」や「クリフハンガー」の監督レニー・ハーリンと言えば、これまでは大作が多く、ダイナミックでスケールの大きな演出が特徴的でありましたが、本作では、従来の作品とは違いスタイリッシュなサスペンス作品となっています。しかし、映像を積み重ねていきながら、緊張感を維持するという演出はさすがです。はらはらどきどきの展開から、どんでん返しへと続き、最後にはほろっと感動させてくれます。まさに、新境地。

現場に残された染みは故人の名残りであり、姿の記憶。その強烈な記憶は心に染みつきよみがえる。その記憶は消すことはできないが、新たに出直すことはできるはず。それが、残されたモノの使命。そして、残されたモノには、時間はあるのだから。

名優の共演も楽しめるサスペンス作品。

2010/03/25

リーガエスパニョーラ09-10シーズン第27節

2009年8月29日(日本時間30日)から、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ09-10シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch、BS5ch)で放送中。

昨シーズンは圧倒的な強さのバルセロナが3年ぶりの優勝を果たして幕を閉じました。今年はC・ロナウド、カカーと大型補強をしたレアル・マドリードとのデッドヒートが見物になるでしょう。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョールの試合を中心に毎節4試合を放送。生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第27節は以下の2試合を鑑賞しました。

R・マドリード - S・ヒホン
サラゴサ-バルセロナ

バルセロナはアウェーでサラゴサ戦。シャビとイニエスタを欠いたバルセロナ。中盤の要である、このふたりが欠けるとやはりピシッとしません。それでも、前節ハットトリックを達成したメッシが、今節もやってくれます。4分に左サイドからのクロスをメッシが頭で合わせて先制ゴール。イブラヒモヴィッチの存在も大きいですが、今ひとつ攻めあぐねているという感じ。

後半に入ってイニエスタを投入。これにより、雰囲気がガラッと変わります。65分、自らボールを奪取したメッシがドリブルで持ち込んでゴールを決めます。早いドリブルから、素早い切り返し。置いてきぼりにされたディフェンスを尻目に、あっさりと得点を決めます。78分、イニエスタのスルーパスから、メッシがエリアの外からミドルシュートを決めて3-0に。2試合連続のハットトリック達成です。

その後、サラゴサに85分、89分と立て続けにゴールを決められ、ちょっぴりヒヤヒヤしますが、終わってみれば4-2でバルセロナの勝利となりました。ディフェンスラインの裏に飛び出されたときの、対処方法に問題があるバルセロナ。問題です。

R・マドリードは、ホームでS・ヒホン戦。レアル・マドリードが試合を支配する展開が続くモノの得点を奪うことができません。0-0で前半を折り返します。試合が動いたのは53分、カウンター一発でS・ヒホンが先制ゴール。

しかし、好調のレアルはこれでは終わりません。54分、C・ロナウドが蹴ったフリーキックのこぼれ球をファン・デル・ファールトが押し込み同点とします。3分後にはコーナーキックからシャビ・アロンソが頭で決めあっさりと逆転。セットプレイから2点を上げます。流れで得点がほしいと思っていると、68分、イグアインがゴールを決め3-1。これで勝負あり。

レアル・マドリード、バルセロナともに勝利し、勝ち点3を上げ、68点に伸ばしています。

前節、バルセロナとレアルの2試合でハットトリックを観ることができましたが、今節ではメッシが前節に続いての2試合連続のハットトリック達成を観ることができました。欠場の多かったC・ロナウドに比べて、今季はほとんど欠場のないメッシ。安定感があります。得点ランキングでも堂々の1位。肉体的にも精神的にも成長し、ケガが減ったことにより、さらに良い結果に結びついていると言えるでしょう。第28節は、2010年3月23,24日(現地時間)。

2010/03/24

「噂のモーガン夫妻」鑑賞

先日、「噂のモーガン夫妻」を観てきました。マーク・ローレンス監督作品(「トゥー・ウィークス・ノーティス」「デンジャラス・ビューティー」)。出演:ヒュー・グラント(「ラブソングができるまで」)、サラ・ジェシカ・パーカー(「セックス・アンド・ザ・シティ」)、エリザベス・モス、サム・エリオット、メアリー・スティーンバージェン他。

ニューヨーク住むモーガン夫妻。夫は、人気弁護士のポール・モーガン(ヒュー・グラント)、妻はこれまた人気の不動産のトップ・セールス・ウーマンのメリル(サラ・ジェシカ・パーカー)。モーガンは、一度の浮気に怒ったメリルに家を追い出され、別居中。しかしある日、夫婦揃って歩いていた所、殺人事件を目撃してしまう。犯人の顔を見てしまった二人は命を狙われてしまう。ふたりは、FBIの証人保護プログラムにより、何もないワイオミング州・レイで一緒に暮らすことになるが・・・。

離婚寸前のモーガン夫妻。別居は3ヶ月にもなります。しかし、夫のポールは、浮気はしたモノの、妻のことは好き。そこで、電話はしつこいほどしますが、妻・メリルは電話にも出てくれず、勝手に送りつけてのプレゼント攻撃も効き目はなし。お互い仕事に忙しく、自立しているには違いありませんが、パートナーとしてのお互いは気にはなっているのでしょう。

そんなある日、ふたりは、間抜けな殺し屋を目撃してしまいます。証人保護プログラムにより、ワイオミング州・レイで一緒に暮らすことになります。用意された部屋も一つしかなく、一人はリビングのソファで寝ることに。

レイで暮らす家は保安官の自宅。保安官夫婦が良い味を出しています。リタイア直前の保安官・クレイ・ウィラー(サム・エリオット)、その妻・エマ(メアリー・スティーンバージェン)。大声で言い合いするばかりのモーガン夫妻をそっと見守ってくれます。自然に囲まれ、仕事を忘れ、互いの本音を吐き出すふたり。次第によりが戻っていきますが、殺し屋の陰はそこまで忍び寄ってきていました。

都会生活に浸りきっていた夫婦が、田舎での生活に戸惑う姿をユーモラスに描きつつ、夫婦漫才のような、二人のやり取りも楽しめます。そして、お互いに少しずつ問題を抱えながらも、歩み寄って行く夫婦の姿を真摯に描いています。やがて、愛とはお互いを信じることだと気づいていくふたり。はたして夫婦関係の修復はできるのか?離婚の危機に陥った夫婦をユーモラスに描く大人のラブ・コメディ作品。

2010/03/23

「アンダーワールド ビギンズ」鑑賞

先日、「アンダーワールド ビギンズ 」を観ました。パトリック・タトポロス監督作品。出演:マイケル・シーン(「ニュームーン」「フロスト×ニクソン」)、ビル・ナイ(「パイレーツ・ロック」「ワルキューレ」)、ローナ・ミトラ(「ナンバー23」)、スティーヴン・マッキントッシュ、ケヴィン・グレイヴォー、シェーン・ブローリー、ケイト・ベッキンセイル(「ホワイトアウト」)他。

はるか昔、同じ不老不死の祖からヴァンパイア族と狼人間族が生まれた。いつしか、ヴァンパイアは狼人間を奴隷として支配するようになった。そんな中、一度狼に変身すると元に戻れなかった狼人間から、自在に変身を繰り返せる新種《ライカン》のルシアン(マイケル・シーン)が誕生する。その力を恐れたヴァンパイアの長ビクター(ビル・ナイ)は、ルシアンら狼人間への冷遇を強めるが、やがてビクターの愛娘ソーニャ(ローナ・ミトラ)とルシアンは禁断の恋に落ちていくが・・・。人気ホラー・アクション・シリーズ第3弾。

何世紀にも渡って繰り広げられてきた吸血鬼と狼人間の戦い。本作では時代をさかのぼって両種族の誕生と争いの発端を描きます。前作までは現代が舞台で、激しい銃撃戦が多かったですが、今回はソードアクションが中心となります。なぜ、2つの種族は戦うこととなったのか?なぜ、これほどまでに憎み合っているのか?

長老ビクターの娘・ソーニャは、前作までの主人公・ケイト・ベッキンセール演じるセリーンに生き写し。最初は同じ人?と思っていましたが、よく見ると違いました。スレンダーなボディに、長い髪、黒い衣装。アクションは少なめではありますが、ヴァンパイア戦士ぶりを発揮しています。

物語の中心となるとは、ソーニャと狼人間族のルシアンとの禁断の恋。ルシアンは奴隷とはいえ、ビクターの寵愛を受け、特別なポジションではありました。そんな彼でしたが、ソーニャと恋に落ちてしまい、秘密の逢瀬は続いていました。しかし、そのことが白日の下にさらされ、自体は急転。この長い争いの発端を作ってしまったのです。一瞬、ソーニャの子供がセリーンなのでは?と思いましたが、そんなことはなかったです。

監督は前2作とは違っていますので、アクションラインをカメラが越えることもなく、わかりやすく観られました。日の光に弱いヴァンパイアの物語ですから、ほとんどが夜のシーンとなりますが、そこがまた格好良さを出していますし、不気味さや、緊張感も醸し出しています。

ヴァンパイア=吸血鬼とライカン=狼人間という不死の種族の争いの根源に迫る本作。複雑な設定や伏線を持っていたシリーズだけに、本作を最初に見ると全体像がつかみやすくなるかもしれません。

2010/03/22

リーガエスパニョーラ09-10シーズン第26節

2009年8月29日(日本時間30日)から、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ09-10シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch、BS5ch)で放送中。

昨シーズンは圧倒的な強さのバルセロナが3年ぶりの優勝を果たして幕を閉じました。今年はC・ロナウド、カカーと大型補強をしたレアル・マドリードとのデッドヒートが見物になるでしょう。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョールの試合を中心に毎節4試合を放送。生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第26節は以下の2試合を鑑賞しました。

バルセロナ - バレンシア
バジャドリード - R・マドリード

バルセロナは、ホームでバレンシア戦。イブラヒモヴィッチは前節の退場により欠場。FWは、ボージャン、メッシ、ペドロの先発。前半は、どうもギクシャクするバルセロナの攻撃陣を尻目に、バレンシアが多くのチャンスを作り出します。チャンスを活かせないバレンシア。0-0で折り返します。

後半に入り、ボージャンに変わりアンリを投入するとバルセロナの雰囲気が変わります。56分、パスを受けたメッシがゴール前で、DFを次々とかわしシュート。バルセロナが先制します。アンリの活躍はこの後も続きます。81分にアンリのサイドチェンジからメッシが追加点をあげると、その1分後にも再びメッシがゴールを決め、ハットトリックを達成。バレンシアは決定的なチャンスをビクトル・バルデスに防がれたのが、痛かった。これを決めていれば、試合の流れがこれほどまでに一方的にはならなかったはず。結局、3-0でバルセロナの勝利となりました。

レアル・マドリードはアウェーでバジャドリード戦。先制したのはレアル。28分、ゴール正面で得たフリーキックをクリスティアーノ・ロナウドが直接決めます。あそこまできれいにフリーキックを決めたのずいぶん久しぶり。前半ロスタイムには、セットプレーからイグアインが右足でゴールを決め、2-0で折り返します。

52分に再びイグアインが決め、試合を決定づけます。オウンゴールで1点を失いますが、その後もイグアインが得点を決め、ハットトリック。危なげなくレアルが4-1で勝利しました。

2試合連続でハットトリックを観るなんて、なかなか無いことです。バルセロナは、FWの組み合わせがころころと変わりますが、それはそれでおもしろい。その組み合わせにより、多彩な攻撃が繰り出されるのがすごいです。

レアル・マドリードの好調ぶりは、安定感を見せ始めていて、かみ合いだした攻撃は破壊力が増してきています。個人技で突破もありますし、絶妙のスルーパスもありますし、セットプレイからの得点も多いです。勝ち点65で並ぶ、レアルとバルセロナ。得失点差でレアルの首位は続いていますが、こうなるとどちらも負けられません。直接対決のクラシコまで、あとわずか。楽しみが続きます。第27節は、2010年3月20,21日(現地時間)。

2010/03/20

「ジュリー&ジュリア」私的映画考Vol.213

先日、「ジュリー&ジュリア」を観てきました。ノーラ・エフロン監督作品(「奥様は魔女」「ユー・ガット・メール」)。出演:メリル・ストリープ(「マンマ・ミーア!」「恋するベーカリー」)、エイミー・アダムス(「サンシャイン・クリーニング」「魔法にかけられて」)、スタンリー・トゥッチ、クリス・メッシーナ、リンダ・エモンド他。第82回アカデミー賞主演女優賞ノミネート(メリル・ストリープ)

1949年、ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)は外交官の夫ポール(スタンリー・トゥッチ)の任地パリで、芸術的なフランス料理の洗礼を受ける。好奇心旺盛で食べることが大好きなジュリアは、大胆にも名門料理学校コルドン・ブルーのプロ養成クラスに飛び込むのだった。それから半世紀を経たニューヨークで、ジュリー・パウエル(エイミー・アダムス)は夫エリック(クリス・メッシーナ)に励まされながら、ジュリアの料理本の全レシピを1年365日で制覇し、ブログに掲載することを決意するのだが・・・。

長身と甲高い声を持ち、決まり文句は「ボナペティ!」。時折みせる愛らしい仕草も魅力的。それが、ジュリア・チャイルド。膨大な量のレシピを料理本に収録したことにより、パリ仕込みのフランス料理を、アメリカの食卓に持ち込んだジュリア。のちにテレビにも出演した実在の人気料理研究家。その彼女は、結婚当初はゆで卵しかできなかったと言いますが、とにかく食べることが大好きで、負けず嫌い、好奇心旺盛なことが幸いし、めきめきと腕前を上げていきます。そして、料理本を作ることに。

一方、何をやっても中途半端な自分に苛立っている主婦ジュリー・パウエル。こちらも、2002年に実際にあった出来事を追います。ジュリアの500以上のレシピを365日で再現し、それをブログに書くことで、何かを成し遂げようと志します。ジュリーもまた、食べることが好きで、負けず嫌い、そして、素晴らしい夫に恵まれていました。

ジュリアのレシピ本製作過程と、ジュリーのレシピ再現の過程を交互に描いていきます。いつしか、ジュリアの気持ちと自分の気持ちが、繋がっているような気持ちになっていくジュリー。そして、昔見た夢を思い出していきます。

泣き所は、挫折したジュリーが立ち直るシーン。どうして、このレシピ再現を始めたのか?自分のため?認められたかったから?そうではなかったはず。料理をすること、そして、それを愛する人々に食べてもらい、喜んでもらいたかったから。なにより、目的を達成することにより、何かが得られるかもしれないと思ったから。果たして、ジュリーはすべてのレシピを再現できるのか?

信念を持って、目的達成を目指せば、誰かが共感してくれて、手をさしのべてくれる。それは、きっと幸せなこと。そして、そのことに気づくことが、もっとも幸せなことかもしれない。二つの実際の出来事に基づいて綴られる感動作。

2010/03/19

安全地帯完全復活!

「蒼いバラ / ワインレッドの心(2010ヴァージョン)」【限定盤】CD+DVD:UICZ-9032 ¥1,500(税込)

この度、安全地帯が完全復活を果たしました!

2004年以降活動休止に入っていた安全地帯でしたが、ついに再復活。これまでも、たびたび活動休止をしてきただけに、今回は「完全復活」といううたい文句で再始動となりました。

活動も精力的に行うようで、2010年3月3日に発売されたシングル「蒼いバラ/ワインレッド心(2010ヴァージョン)」に始まり、5月には第2弾シングル「オレンジ/恋の予感(2010ヴァージョン) 」と11枚目のオリジナルアルバムとなる『安全地帯XI ☆STARTS☆ 「またね…。」 』を発売予定。また、2010年7月からは『安全地帯“完全復活”コンサートツアー 2010〜 Starts & Hits 〜 「またね…。」』も始まります。

今回の安全地帯の楽曲は作詞作曲・玉置浩二となるようで、今までとはまたひと味違った感じになっています。従来の安全地帯では、作詞・松井五郎、作曲・玉置浩二でした。玉置浩二のソロ活動時は作詞作曲をすることが多かったです。安全地帯と言えば松井五郎の歌詞というのは定番のように思っていましたが、完全復活の安全地帯はここが変わってきました。

ソロ活動時は人生讃歌のような歌詞が多かったですが、安全地帯と言えばやはりラブソング。その方向性は変えないようで、新曲の「蒼いバラ」も震えるような熱烈な愛を歌い上げるラブソングになっています。ミディアムバラードで奏でるメロディラインの美しさも健在で、全盛期の安全地帯を彷彿とさせる、情熱的で、甘く、官能的な香りのする作品になっています。

6年ぶりの活動再開、完全復活宣言。安全地帯、玉置浩二ファンの私にとっては喜ばしい限りですが、いつまで続くのやら。玉置浩二の個人的事情で活動休止してきただけに、ちょっぴり不安ではありますが、今回は本気のようですから、期待しましょう。

2010/03/18

「FRINGE/フリンジ」を観た!

先日、海外ドラマ「FRINGE/フリンジ 」を観ました。製作は、「LOST」「M:i-3」「スタートレック」のJ・J・エイブラムスとアレックス・カーツマン。現在、DVD、ブルーレイ、発売&レンタル中です。

国土安全保障省の監督の下、マサチューセッツ州ボストンを拠点に、FBIのFringeチームの活躍を描くSFサスペンスドラマ。世界中で発生する現代科学では説明不能な一連の事件「パターン」の捜査の為、チームは「fringe science」を利用し暴いていく。

「フリンジ・サイエンス」とは、「非主流科学、境界科学、えせ科学」のこと。現時点では科学として、認められていないモノ。たとえば、サイコキネシス、テレポーテーション、マインド・コントロール、幽体離脱、予知、透明人間、死者の蘇生等々。

その、「フリンジ・サイエンス」を扱うのが、ウォルター・ビショップ博士(ジョン・ノーブル)。かつては「非主流科学」分野の政府研究者であり、アインシュタインの後継者とさえ言われた天才科学者。かつて、実験中の人体実験が死亡事故となり、精神病棟に17年間入院させられていた。

そのウォルターのサポートをするのは息子のピーター・ビショップ(ジョシュア・ジャクソン)。父の世話係も兼ねて嫌々チームを手伝う事になったIQ190の天才。

そして、ちょっと変わったふたりをまとめていくのが、本作の主人公・オリビア・ダナム(アナ・トーヴ)。FBI捜査官ながら、国土安全保障省監督下のフリンジチームを牽引していきます。

この主要メンバー3人加え、直属の上司であるフィリップ・ブロイルズ(ランス・レディック)や、博士のアシスタント的な存在のFBI捜査官・アストリッド・ファーンズワース(ジャシカ・ニコル)、オリビアの同僚・チャーリー・フランシス(カーク・アセヴェド)が物語の中心となります。

そして、「パターン」事件に大きく関わっているのが、大企業・マッシブ・ダイナミック社。その重役・ニーナ・シャープ(ブレア・ブラウン)。 最先端技術を有する謎多き会社の科学技術部門を率いていますが、ブロイルズと繋がっていたりと、怪しさ200%の人物です。

「パターン」には、現代科学では、説明のつかない事件がつきもの。溶けていく身体、80歳の赤ん坊、放射能を発する人、臓器につく巨大な寄生虫、死者との会話、記憶の共有等々。それこそ、「X-ファイル」的な事件の連続です。それを、「フリンジ科学」を使って、解明していく一話完結型のドラマです。

が、そこはJ・J・エイブラムスですから、ただでは終わりません。あちこちにちりばめられた伏線。大きな謎、小さな謎。謎が謎を呼ぶ展開は中毒度をアップします。

その最たるモノが、本編中に登場するシンボル。オープニングから始まって、劇中でもサブリミナル的に数回にわたって登場します。青を基調としたカエル、葉っぱ、蝶、タツノオトシゴ等々。そのシンボルの中には、何かしらの文字や画像が隠されていますし、その周りにある黄色い点。番組の核心に触れる、何かの暗号らしいのですが、今のところ、全くわかりません。

本作は「X-ファイル」のような不可思議な現象をおいながらも、「エイリアス」のような連続モノの謎解きの要素も含まれていますから、これは、ハマります。謎の展開も興味深いのですが、登場人物たちの人間模様も実におもしろい。各人それぞれに「パターン」との関係を持っているようですし、裏切りに裏切りを重ねていく感じも「エイリアス」に似た雰囲気があります。

今回観たのは、シーズン1の第1話「フライト627」~第11話「裏切り」までですが、今後の展開が非常に気になります。毎回、ラスト数分のところで、大きな伏線が現れ、すぐに続きが観たくなります。

第1話の製作費は10億円と言われています。これだけの規模でテレビドラマ(それも、パイロット版)が作られていると言うのもすごいですが、それだけ期待が大きいということの現れでもあるのでしょう。ヒットメーカー・J・J・エイブラムスが放つ海外ドラマ最新作。期待を裏切らない作品です。

2010/03/17

「NINE」試写会へ

先日、「NINE」の試写会へ行ってきました。ロブ・マーシャル監督作品(「シカゴ」「SAYURI」)。脚本:アンソニー・ミンゲラ。出演:ダニエル・デイ=ルイス(「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」)、マリオン・コティヤール(「エディット・ピアフ」)、ペネロペ・クルス(「エレジー」)、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン(「オーストラリア」)他。第82回アカデミー賞、助演女優賞(ペネロペ・クルス)、オリジナル歌曲賞、美術賞、衣装デザイン賞ノミネート。

1964年、イタリア。映画監督グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)は、新作の撮影を控えていたが、クランクインを目前にしながらも脚本は白紙。プロデューサーや出資者からは、プレッシャーかけられていくばかり。そして、彼の周囲には常に女性が取り巻き、妻・ルイザ(マリオン・コティヤール)からは愛想を尽かされてしまう。追い詰められたグイドは、いつしか妄想の世界へと溺れていくが・・・。

ブロードウェイ・ミュージカルでトニー賞を受賞した「NINE」を、ロブ・マーシャル監督が豪華キャストで映画化した作品。アカデミー賞受賞者たちの夢の饗宴、そして、歌って踊る様は見応えがあります。普段の演技では見られない熱唱もあり、こんなに歌えるのかと驚くことしきり。

期待される新作。キャストも決まり、タイトルも決まった。しかし、内容が決まらない。気持ちばかりが焦る。逃げ出したはずだったが、プロデューサーは追いかけてくる。愛人も。そんなとき、思い起こすのは少年時代の思い出。母の面影。セットにたたずみ、思い出に浸る。

また、彼の周囲には愛人を始め、様々な女性が取り巻く。そして、妄想。激しいビートに合わせてセクシーに歌い、踊る。時折、幻想的に映し出されるモノクロ映像。これもまた美しい。

新作はクランクインできるのか?曲がり角を一度間違えると、あとは、間違いの繰り返し。映画作りは人生にも似ているのだから、プレッシャーに押しつぶされそうになっているだけでは、良いモノは作れない。楽しまなきゃもったいない。そして、その呪縛から解放されたとき、はればれとした笑顔が待っている。素晴らしきかな映画人生。

豪華絢爛なセット、衣装、豪華なキャスト、弾むビート。見ているだけでわくわくし、知らず知らずに、身体がリズムに乗って動き出してしまいます。ミュージカル作品ではありますが、ドラマの中の妄想として描かれているシーンが多いので、ミュージカルが苦手な人でも楽しめる作品になっています。

「世界は男と女と愛でできている」。2010年3月19日公開。

2010/03/16

「シャーロック・ホームズ」鑑賞

先日、「シャーロック・ホームズ」を観てきました。ガイ・リッチー監督作品。出演:ロバート・ダウニー・Jr(「アイアンマン」)、ジュード・ロウ(「スルース」)、レイチェル・マクアダムス(「きみに読む物語」)、マーク・ストロング、ケリー・ライリー他。第67回ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞 (ミュージカル・コメディ部門)ロバート・ダウニー・Jr 。第82回アカデミー賞、作曲賞、美術賞ノミネート。

1891年、ロンドン。名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)と相棒のワトソン博士(ジュード・ロウ)は、怪しい黒魔術の儀式を行い、若い女性を次々と殺害するブラックウッド卿(マーク・ストロング)を逮捕する。だが、処刑されたはずのブラックウッドが蘇り、再び連続殺人事件が発生する。そして、大英帝国の崩壊をもくろむ巨大な陰謀が忍び寄っていた。

ご存じ元祖名探偵のシャーロック・ホームズ。原作を忠実に再現し、新たな解釈を取り入れたアクション巨編。なんと言っても、武闘派のホームズが格好良いです。少年時代に原作小説を読んだ時には、そんなイメージは全くありませんでしたが、実際にはボクシングや武術の達人だったんだとか。その部分は、ワトソンの手記には書かれていないと言う解釈の元、アクション満載のエンターテインメント作品になっています。

あらゆる事象から推理する名探偵ぶりや、研究好き等々、変人ぶりは見事に再現。トレードマークであるパイプは手放しません。ヴァイオリンの演奏は見られませんでしたが、思考中につま弾く姿は見られます。

冒頭の緊迫した突入シーンに始まり、造船所での大男との対決や、工場での大爆発、クライマックスのタワーブリッジ建設現場での対決とアクションてんこ盛り。ホームズを惑わす女盗賊アドラーも加えて、黒魔術を操るブラックウッド卿の陰謀を暴くため、ロンドンを駆け巡ります。19世紀当時のロンドンを再現したセットも見事です。

そして、真の黒幕・モリアーティ教授が暗躍し、続編への大きな伏線となっていきます。ぜひとも、続編が見たい作品。

名探偵シャーロック・ホームズと相棒のワトソン博士。世界で最も愛される名コンビが繰り広げる、アクション・エンターテイメント作品。原作を知っている人はより楽しめるでしょうし、知らない人でも十分に楽しめる作品になっています。

2010/03/15

ルームリンクで家中ホームシアター Vol.9

iconicon SONY BDZ-RX100

我が家では、リビングがホームシアターの中心であることは、間違いないのですが、時にはリビングで観たい番組を観られないときがあります。そんなとき、どうするかと言えば、「後で観る」「別の部屋で別の番組を観る」「メディアにダビングして別の部屋で観る」となってしまいます。

そこで、登場するのが「ソニールームリンク」です。ソニールームリンクは、DLNAなどのホームネットワークを介して、様々な機器をつなぎ、動画、写真、音楽を共有し、楽しみ方を広げるソニー商品の機能です。

2009年12月に、9台目のHDDレコーダー、ソニー デジタルハイビジョンチューナー内蔵HDD搭載ブルーレイディスクレコーダーBDZ-RX100 を購入しまして、ルームリンクの第2ステージの始まりです。

「BDZ-RX100」の設定を変更し、寝室のテレビKDL-22J5 でルームリンクを介して、接続、鑑賞しましたが、映像や音声が、途切れ途切れになってしまいました。調査を開始したところ、無線子機に問題がありそうでした。

無線親機は、無線LANルーターバッファローWZR-HP-G300NH。寝室のテレビKDL-22J5とは有線で接続しています。リビングにあるサーバー機器、BDZ-RX100は無線子機WLI-TX4-G で接続していましたので、この子機をハイパワーモデルにします。

検討した結果、同じくバッファローのAirStation NFINITI WLI-TX4-AG300Nに決定。これであれば、親機のG300NHと同様にハイパワーモデルですから安心です。最大300Mbpsで接続可能ですから、使用環境にもよりますが、安定的に数値が出せるはずです。

早速、購入して、設置を開始。これまで使っていた無線子機WLI-TX4-Gを取り外し、そっくりWLI-TX4-AG300Nに交換します。本体はやや大きめのお弁当箱サイズ。4回線接続可能です。親機への接続、認証はカンタン。双方の「AOSSスイッチ」を押して待つだけ。セキュリティもばっちりです。

設定が終了したら、ルームリンクを試してみます。サーバー機器にあらかじめ録画されているDRモードで録画したタイトルを、クライアントである、寝室のテレビKDL-22J5で確認します。KDL-22J5で、[ホーム]-[ビデオ]-[BDZ-RX100]と実行します。再生可能なタイトルが表示されます。

再生可能なタイトルから、選択して実行。いざ、再生です。

やりました。映像や音声が切れる事なく、安定的に再生されています。それもかなりの高画質で。これなら鑑賞に耐えられます。さすが、ハイパワーモデル。DRモードのタイトルを転送するのですから、親機子機ともに、それなりのパワーがあれば、大丈夫ですし、せっかくのハイビジョン録画タイトルですから、高画質で楽しみたいですからね。

これで、リビングのHDDレコーダーで録画したタイトルを、寝室からでも、鑑賞することができます。もちろんパソコンでも鑑賞できます。その他、写真やビデオカメラで撮影した映像も共有できます。現在は音楽を共有することを検討中。これができれば、音楽データを共有し、いつでもどこでも聞くことができます。

ネットワークで様々なデータをカンタンに共有できるって、素晴らしいです。どんどん拡張していくホームネットワーク。パソコン&デジタル家電はつなぐのが当たり前の時代になりつつあることを再認識しました。

WZR-HP-G300NH

WLI-TX4-AG300N

2010/03/13

「しあわせの隠れ場所」私的映画考Vol.212

先日、「しあわせの隠れ場所」を観てきました。ジョン・リー・ハンコック監督作品。出演:サンドラ・ブロック(「あなたは私の婿になる」「シャッフル」「イルマーレ」)、ティム・マッグロウ、クイントン・アーロン、キャシー・ベイツ、リリー・コリンズ、ジェイ・ヘッド、レイ・マッキノン他。第82回アカデミー賞主演女優賞受賞、作品賞ノミネート。

夫と子供たちと裕福に暮らすリー・アン・テューイ(サンドラ・ブロック)は、ある日、雨に濡れながら、Tシャツ一枚で街を歩くホームレスの黒人少年、マイケル(クイントン・アーロン)と出会う。最初は一晩だけと思っていたが、アンは身寄りのないマイケルを家族として迎える。やがて、マイケルはアメリカン・フットボールの選手として頭角を表すようになっていくが・・・。

アンは、飲食チェーン店を経営する夫・ショーン(ティム・マッグロウ)と娘・コリンズ(リリー・コリンズ)、息子・S・J(ジェイ・ヘッド)と、裕福な生活を送っていました。ある雨の冬の夜、Tシャツ一枚で歩く少年“ビッグ・マイク”マイケルに出会います。マイケルに同情したアンは、マイケルを寝泊まりさせることになります。幼い頃からホームレスとして暮らしてきたマイケル。それ以外にも悲しい過去があるよう。初めてベッドルームを与えられたシーンで、「初めて自分のベッドを与えられた」ことに喜ぶマイケルが印象的。

最初は戸惑う家族たちでしたが、次第に打ち解け合い、マイケルも家族同然になっていきます。そして、身体能力に優れていたマイケルは、高校のアメリカン・フットボール部に入ります。一家はそろってアメフト好き。ルールもわからないマイケルに、熱烈指導するのは、弟、S・J。兄と慕うS・Jですが、アメフトに関しては、妥協はしません。猛特訓が始まります。ちっちゃなS.Jと大きなマイケル。このシーンがとにかくおもしろいです。

みるみるうちに才能を開花させていくマイケルですが、思うように力が発揮できないこともありました。保護能力に優れたマイケルに対して、リー・アンは、「家族を守るようにプレイしなさい」と指示します。このシーンは感動的でもありました。そこから、マイケルの大活躍が始まりました。

その活躍により、たくさんの大学からスカウトが訪れるようになります。その交渉に当たるのは、これまたS・J。自分にもメリットがあるように交渉していきます。このやりとりもユーモラスに描かれています。しかし、進路を決めたとき、母親同然に慕ってきたアンに、疑いの感情を持つようになってしまうマイケル。家族はどうなってしまうのか・・・。

「自分は良いことをしたのか?」自問自答するアン。見知らぬホームレスの少年に手をさしのべ無償の愛を捧げたことは間違いありません。が、自分たちに都合の良い進路に進ませてしまったのは、良かったのか悪かったのか?愛あればこその行動だったには違いありませんが、そのことにより衝突してしまったマイケルとアン。悲しい別れが来てしまうのか・・・。マイケルに幸せを与えていたつもりが、自らが幸せを感じていたことに気づいていたアン。本当の幸せとはいったい・・・。

2009年にボルチモア・イレブンスに入団したマイケル・オアー選手の実話に基づいたノンフィクション小説を映画化した本作。家族とは何か、愛とは何か、誇りと勇気をもって生きることの素晴らしさ、幸せとは何かを考えさせられる、感動の物語。

2010/03/12

リーガエスパニョーラ09-10シーズン第25節

2009年8月29日(日本時間30日)から、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ09-10シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch、BS5ch)で放送中。

昨シーズンは圧倒的な強さのバルセロナが3年ぶりの優勝を果たして幕を閉じました。今年はC・ロナウド、カカーと大型補強をしたレアル・マドリードとのデッドヒートが見物になるでしょう。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョールの試合を中心に毎節4試合を放送。生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第25節は以下の2試合を鑑賞しました。

アルメリア - バルセロナ
R・マドリード - セビリア

バルセロナはアウェーでアルメリア戦。いつもの華麗なパス回しで攻撃を仕掛けるバルセロナ。アルメリアは、前線から激しいプレスを仕掛け、バルセロナのパス回しを寸断します。これが功を奏したのか、最初のチャンスを作ったのはアルメリアでした。12分、左サイドからのコーナーキックをドミンゴ・シスマが合わせてゴール!アルメリアが先制します。その後、メッシの直接フリーキックで同点に追いつきますが、ここから波乱が始まります。

57分、プジョルが痛恨のオウンゴールを献上、2-1となります。その後、ゴール前のもみ合いで、イブラヒモヴィッチが一発レッドカードで、退場。数的に不利となったバルセロナですが、そんな感じはあまりなく、通常通りにビルドアップをしながら、攻撃を重ねます。 66分、メッシが相手のクリアボールを押し込んで同点としますが、そこまででした。2‐2でドローとなりました。

レアル・マドリードは、ホームでセビリア戦。好調なはずのレアルでしたが、前半9分、オウンゴールでセビリアに先制点を献上してしまいます。攻めても攻めても、堅い守りに阻まれ得点できないレアル。前半を1‐0で折り返します。後半に入っても、圧倒的に攻めているのはレアルでしたが、52分、フリーキックから直接ゴールを決められ2-0となってしまいます。

しかし、好調なレアルはここからが違います。59分、マルセロが出したパスにC・ロナウドが押し込みゴール!続く62分にはセットプレーからセルヒオ・ラモスが同点となるゴールを決め、追いつきます。圧巻だったのは後半ロスタイム。このままドローかと思っていましたが、イグアインのヘディングシュートのこぼれ球を途中出場のファン・デル・ファールトが押し込んでゴール!終わってみれば、3-2でレアル・マドリードの勝利となりました。

前節まで勝ち点差2で追随していた、レアル・マドリードが勝ち、バルセロナが引き分けましたので、勝ち点62で並んだモノの、得失点差でレアルが首位となりました。ついに、バルセロナが首位陥落です。おまけに、イブラヒモヴィッチが退場処分で、次節、出場ができません。次節は3位のバレンシアとの対戦となりますから、どうなりますか。いよいよ首位争いも本格化してきた感があり、おもしろくなってきました。第26節は、2010年3月13,14日(現地時間)。

2010/03/11

日本テレビ、アナログ放送のレターボックス化を先行実施

先日、日本テレビから、2010年4月5日より、アナログ放送のレターボックス化を先行実施するという発表がありました。

アナログ放送のレターボックス化は、2011年の地上デジタル完全移行に向けた在京民放キー局の取り組みの一つで、7月には全番組のレターボックス化を実施することになっています。今回、日テレでは4月5日より、報道や情報の生放送番組を除く全番組(スポーツ中継含む)のアナログ放送を、レターボックス化を行なうようです。CMは対象外。

アナログ放送を通常の「4:3」サイズで放送する場合、HD映像の両サイドをカットする「サイドカット」という手法で放送するため、デジタル放送では両サイドを余白扱いとして映像制作し、本来の「16:9」のフルサイズを活かしきれていません。

確かに、現在の番組をデジタル放送で見る場合、左右に微妙な空間があります。事項表示や字幕表示は、左右の空間を避けるようにして表示されていますから、違和感のある画面になっています。これは、アナログ放送に配慮しての経過措置ではありますが、その経過措置のやり方が変わると言うことになります。

レターボックス化されると、アナログ放送でも「16:9」のデジタル放送と同じ映像が、届けられると言うことになります。ただし、今度は上下に黒い帯が表示されることになります。となると、画面が小さくなるように感じられることでしょう。

我が家ではテレビはすべて、地上デジタル放送対応の液晶テレビに切り替えましたが、アナログビデオデッキが、2台稼働中です。わずかながら、まだ録画をしている番組もありますが、今後、少しずつ減らしていかないといけません。地上デジタル放送へ完全移行までおよそ1年と4ヶ月。期日が近づくにつれ、番組制作の現場も少しずつ変わって行くのでしょう。

2010/03/10

プリウスくんが行く!Vol.89

先日行われた、ジュネーブモーターショー2010に、「トヨタオーリスHSD」が登場しました。

現行の「トヨタ オーリス」のハイブリッド仕様車「オーリスHSD」のスペックを公表しました。ハイブリッドシステムは「プリウス」と共通のモノを搭載しています。“HSD”は、「ハイブリッド・シナジー・ドライブ」の略。トヨタのハイヴリッド車にはおしりにマークがあります。

現在、ネッツ系で販売しているオーリスですが、そもそも、オーリスはヨーロッパ仕様の車です。3ナンバーの2ボックス車、5ドアハッチバック。2009年10月にはマイナーチェンジが行われ、1.5リットルに加えて、1.8リットル車もラインナップされています。価格は162万円~233万円ほど。

そのオーリスのハイブリッド仕様が、「オーリスHSD」。エンジンやモーター、バッテリーなど、ハイブリッドシステムは「プリウス」と共通。1.8リットル直列4気筒VVT-iガソリンエンジン、最大出力97ps/5200rpm、最大トルク14.5kgm/4000rpm。モーターは82ps、21.1kgm、トータル出力134ps。トランスミッションはE‐CVT。2次電池はニッケル水素バッテリー。

欧州複合モード燃費は26.3km/リットル、CO2排出量は89g/kmと、クラストップレベルにある。「欧州複合モード燃費」が日本の燃費基準とどう違うのかは、よくわかりませんが、かなり良い数字ではあろうとは思います。

オーリスHSDは2010年7月から、欧州各国へ投入される予定になっています。日本国内での販売は未定ですが、昨秋のマイナーチェンジで1.8リットル車が発売になったのは、HSD国内販売の布石だったりして。

現行のオーリスの車両総重量は、3代目プリウスと比べて100kgほど軽くなっています。ハイブリッドシステムとバッテリを搭載すると、その差がどれくらい埋まってしまうモノなのかわかりませんが、総重量が軽くなるのであれば、燃費向上にも繋がることでしょう。

2ボックスや、コンパクトカーのハイブリッド車発表を切望する私としては、「オーリスHSD」の国内販売を願ってやみません。ただ、昨今の「トヨタ車リコール問題」があるので、発売は難しいかもしれませんが。

今、乗っている私のプリウスくんは、購入してから、まもなく丸6年になりますが、問題なく走っています。総走行距離は10万kmを超え、買い換えの時期は、来ているとは思いますが、新しいハイブリッドカーが、発売される可能性も含めて、もう少し待つのも良いかもしれません。

2010/03/09

リーガエスパニョーラ09-10シーズン第24節

2009年8月29日(日本時間30日)から、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ09-10シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch、BS5ch)で放送中。

昨シーズンは圧倒的な強さのバルセロナが3年ぶりの優勝を果たして幕を閉じました。今年はC・ロナウド、カカーと大型補強をしたレアル・マドリードとのデッドヒートが見物になるでしょう。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョールの試合を中心に毎節4試合を放送。生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第24節は以下の2試合を鑑賞しました。

バルセロナ - マラガ
テネリフェ - R・マドリード

バルセロナは、ホームでマラガ戦。いつもの調子で華麗なパス回しで、ゲームも支配します。前半も攻めますが、決めきれず、0-0のまま折り返します。得点をにおわせるのは、圧倒的にバルセロナでした。後半に入った68分、ペナルティーエリアの外からペドロが強烈なミドルシュート!これが見事に決まって、バルセロナが先制します。マラガに、高めに設定したディフェンスラインの裏を狙われ同点に追い付かれてしまいます。ここらがバルセロナの弱点と呼べるところでしょう。83分、センタリングに合わせたメッシが得点を決め、2-1とします。そのままで、試合は終了。

レアル・マドリードは、アウェイでテネリフェ戦。好調のレアル・マドリード。さらに好調のイグアインが、29分、ペナルティーエリア内でボールを受け、左足を振りぬきゴール!先制します。その後も追加点の決め、2-0で折り返します。後半開始直後、テネリフェが1点を返し、おもしろくなってきたと思っていましたが、その後はR・マドリードのゴールラッシュ。48分にカカー、79分C・ロナウド、ロスタイムにはラウールが、それぞれ得点を決め、5-1で試合終了。レアルの快勝でした。

レアル・マドリードは攻撃陣がかみ合ってきたのか、勢いが出てきました。バルセロナも危なげなく勝利し、勝ち点をのばしていますが、やはりディフェンスに弱さを感じます。サイドバックが攻撃参加したときは、さらに危険度が増しますが、この辺りをどうケアしていくか?長いリーグ戦も後半戦に入っています。天王山となる2回目のクラシコ(第31節)まで、あと1ヶ月ほどとなりました。このままわずかな勝ち点差をキープしたまま進むのか?それとも、逆転はあるのか?楽しみです。第25節は、2010年3月6,7日(現地時間)。

2010/03/08

第82回アカデミー賞決定!

第82回アカデミー賞の授賞式が本日(現地時間3月7日)、開催され、各賞が決定されました。主要部門は以下の通り。

●監督賞 キャスリン・ビグロー「ハート・ロッカー
●作品賞 「ハート・ロッカー」
●主演男優賞 ジェフ・ブリッジス「クレイジー・ハート」
●主演女優賞 サンドラ・ブロック「しあわせの隠れ場所
●助演男優賞 クリストフ・ヴァルツ「イングロリアス・バスターズ
●助演女優賞 モニーク「プレシャス」

前評判では「アバター」が有力視されていましたが、主要部門を見れば、監督賞、作品賞を受賞した「ハート・ロッカー」の勝利となりました。主要部門では、「アバター」の陰はなく、ゴールデングローブ賞とは違う結果となりました。その他部門でも、「ハート・ロッカー」6部門、「アバター」3部門で、「ハート・ロッカー」の圧勝となりました。

授賞式前にいろいろとお騒がせのあった「ハート・ロッカー」周辺ですが、それも宣伝かと思えば、そうだったのかもしれませんし、作品を見ていないので何とも言えませんが、アカデミー会員に受けが良かった作品だったのかもしれません。

主演女優賞のサンドラ・ブロックは、前日に行われたラジー賞で最低主演女優賞を受賞していましたが、これで、2冠を達成?したこととなります。ノミネート作品が違うとはいえ、最低と最高の両方を受賞というのはおもしろいモノです。「しあわせの隠れ場所」はそろそろ見に行こうと思っていましたが、楽しみが増えました。

毎年思いますが、アカデミー賞授賞式時点では、ほとんどの作品を見ていない状況です。まだ観ていない作品については何とも言えませんが、随時、公開されていくでしょうから、その時までの楽しみに取っておくことにしましょう。

2010/03/06

「リミッツ・オブ・コントロール」鑑賞

先日、「リミッツ・オブ・コントロール」を観てきました。ジム・ジャームッシュ監督作品(「ブロークン・フラワーズ」)。出演:イザック・ド・バンコレ、アレックス・デスカス、ジャン=フランソワ・ステヴナン、ルイス・トサル、パス・デ・ラ・ウエルタ、工藤夕貴、ビル・マーレイ他。

一人の男(イザック・ド・バンコレ)は、 「自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ」という不可解な任務を与えられ、スペインにやって来た。“孤独な男”というコードネームを持つ彼は、任務遂行を目指してスペイン中を巡っていく。そんな男の前に、彼同様にコードネームを持つ名もなき仲間たちが現れ始めるが・・・。

いったい何が起こっているのか?あまりにも説明がないため、何が何だかわからない。そこが本作の魅力なのでしょう。おそらくは殺し屋であろう男。「自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ」と言う目的に向かって。指示を受け、行った先で、別の人物と出会い、また指示を受ける。

それは、あたかも現代のインターネットの世界のよう。クリックすれば、次の画面へと転換していく。そして、目的に達する。ネットサーフィンをしていくうちに、現実かどうかわからなくなっていきます。最後は想像力。

待つこともまた指令のうち。男が、カフェで注文するのは、2杯のカプチーノ。それが彼の嗜好でもあり、スタイルであるのでしょう。そして、目印でもある。暗殺請負人であるかのようで、おもしろい。美しいスペインの町並み。喧噪と静寂。それは幻想的でもあります。出会う人々も、映画の中から飛び出したような、どこか不思議なイメージがします。

ありのままの現実と、夢の中をさまようかのように非現実的な光景が交錯する男の旅。そこには限界もなく、コントロールすることもできない。それは、現代社会にも通じることなのでしょう。果てしのない世界を掌握し管理することは不可能。そして、誰も信じることのできない世界に、なってしまったのかもしれません。

2010/03/05

決定!2009年私的映画大賞

悩みに悩んだ末、2009年私的映画大賞は以下の4作品に決定しました。

ヤング@ハート
私の中のあなた
コラムニスト:サラの選択
その日の前に

「ヤング@ハート」は、平均年齢80歳のおじいちゃんとおばあちゃんたちで構成されたコーラス隊「ヤング@ハート」に密着したドキュメンタリー作品。2000年から私的映画大賞を決めて来ていますが、ドキュメンタリー作品は初の受賞です。

ドキュメンタリー作品ではありますが、内容は実にドラマティック。元気なおじいちゃんおばあちゃんが、歌い踊ります。歌うのはクラシックやスタンダードではなく、ロックやR&Bの曲ばかり。これがすごい。聞いたことの無いような歌でも練習すれば歌えるようになります。しかし、悲しい別れはやってきます。平均年齢80歳ですから、突然、練習に出られないこともありますし、永遠の別れもありました。

それにしても歌の力、音楽の力というのはすごいんだなあと思える作品でした。歌うことによって、気持ちは若く、元気でいられるのでしょう。歌以外でも、何か熱中できることを持つというのは大切なことなんですね。

「私の中のあなた」は、11歳のアナは、白血病の姉・ケイトを救うために、臓器を提供するドナーとして“創られて”この世に生まれてきた。そんなアナが両親を訴えると言う物語。しかし、その裏には、愛する家族のためという熱い想いがありました。

確かに難しい問題には違いありません。臓器提供をするのであれば、身内の方が確率は高い。しかし、そのために家族が犠牲になっても良いのか?優先順位を付けることはできるのか?家族の大切さや命の尊厳を問いかける感動作でした。

「コラムニスト:サラの選択」は、新聞コラムニストのサラが、姉の葬儀に赴き、姉の5人の子供たちを引き取ることになりますが、アーミッシュの子供たちとの都会での生活は、大騒動でした。そのことを、コラムに書きつづけるサラでしたが、いつか別れの日がやって来ますが・・・、と言う物語。

相変わらず、どんな物語なのかわからずに観る私は、初めて見聞きすることが多くて、驚きもありましたが、その物語の力強さに感嘆しました。

信仰心という、日本人には希薄な問題がテーマとなっていますが、それとともに、家族の大切さ、何よりも大事なモノ、それを選択することの意義、そこには愛のカタチ、幸せのカタチが見えてきました。

本作をWOWOWで放送されたモノを鑑賞しましたが、DVDは未発売。何とももったいない話しです。

「その日のまえに」は、重松清のベストセラー小説を、大林宣彦監督が大胆にアレンジしながらも、原作のテーマ、存在感を損なわずに見事に再構築された作品でした。2008年の私的映画大賞作品「転校生 さよならあなた」に続き、大林作品が、2年連続の受賞となりました。

売れっ子イラストレーターの主人公と、その妻・とし子。とし子は余命宣告を受けていたが、二人は相談し、来るべき“その日”を迎える準備を始めていき、その日は次第に近づいていきます。主人公とその家族を中心に物語は進みますが、原作で描かれているいくつかの物語が、少しずつ絡み合いながら、様々な生と死が交錯していきます。

原作にちらっと登場する宮沢賢治の詩「永訣の朝」が物語をつないでいきます。そのために、主人公の妻・とし子の名前を原作とは違う名前に変えたんだとか。どこか不可思議なイメージを受ける詩に、メロディが付けられ歌われ、全編を彩ります。

死を意識したが故に、残された時間を懸命にくっきりと生きてみせようと覚悟をした人と、それを見守る家族の物語。そこには、明るく楽しく生きていた、十分に生きた証をもって、誇らしく、生きる姿があるのです。送る者の使命は、生を褒め称えることで、見送ってあげること。笑って見送ること。それが自分自身できるのだろうか。命の尊さ、家族の大切さを再認識させられて作品でした。

結果から見ると今回は、家族をテーマにした作品、命をテーマにした作品が、多くなりました。40歳を過ぎた頃から、余計に生命の尊厳を感じるようになったのかもしれません。人は何のために生まれ、何のために死んでいくのか?大命題でしょう。そんな想いを込めながら、今回の選考結果となりました。

順番は付けていませんので、すべてが大賞と言うことになります。あくまで私的な感想、私的な選考、私的な決定です。映画は人それぞれの見方があって良いと思います。当然、その人の今までの経験や人生、趣味嗜好が、映画鑑賞に対して色濃く反映されるモノであると思っています。

なので、こういう映画が好き、こういう作品に感動した等々、様々な意見があって良い訳ですし、感情移入しやすい作品、しにくい作品もあります(もちろん、映画としての最低レベルの技術的な問題もありますが)。

何はともあれ、映画は良いモノです。自分では考えつかないこと、経験できないようなことを、劇場にいながら、家にいながらにして、疑似体験できる。そして感動できる。今年もたくさんの映画を観て、何度も観たくなるような素敵な作品に出会える事を期待しています。

2010/03/04

「キャピタリズム~マネーは踊る~」私的映画考Vol.211

先日、「キャピタリズム~マネーは踊る~」を観てきました。監督・脚本・出演:マイケル・ムーア(「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」「シッコ」)。

アメリカでは住宅ローン延滞のため、自宅を差し押さえられる人が増えていた。「1%の富裕層が底辺の99%より多い富を独占」しているというアメリカ。政治家やメガバンクの陰謀により、国民の税金が金持ちを救うために投入され、ますます、貧富の差は広がっていく。そして、2008年9月、リーマン・ブラザースは破綻し、大不況が始まる。民衆による革命の時はきた!

「ボウリング・フォー・コロンバイン」で銃社会を、「シッコ」では医療問題と、アメリカの抱える問題を取り上げてきたマイケル・ムーアが、今回取り上げたテーマは「資本主義(キャピタリズム)」。

社会主義は悪と信じ、「民主主義=資本主義」と思い込んできたアメリカ人。マイケル・ムーア監督もそう信じていた一人でした。資本主義とは、自由競争であり、良いものを作り売った店は、さらに儲かる仕組みなのでしょうが、富めるモノがさらに富む社会を作っている原因の一つなのでしょう。

しかし、現在の大不況を呼んだモノもこの「資本主義」だと言うのです。

本来、「民主主義」を前提とした「資本主義」だったのでしょうが、それが、逆転したのが今のアメリカなのかもしれません。経済だけでなく、政治の世界にまで、この「資本主義」がはびこり、少数の金持ちが政治を握り、自分達に優位な法案しか通さない。「資本主義」>「民主主義」になってしまっては、いけないのでしょう。

ウォール街の映像に、カジノの映像が重なります。確かに経済は一種のギャンブルのようなモノなのかもしれませんが、その確率をあげるために、政治まで動かしてしまうというのは、すでに、「民主主義」では無いようにも思います。

そして、貧しきモノたちの革命が始まりつつあります。まだ変革の途中ではありますが、少しずつでも変わろうとしています。変わることができるんだということを、意識したときから、変革は始まっているのでしょう。そして、いつの日かルーズベルト大統領が夢見た「第二の権利章典」が実現できることを願って・・・。

それにしても、マイケル・ムーア監督の暴走ぶりは相変わらずで、突撃取材は当たり前。最後には、メガバンクに投入された税金を返せと$マークのついた袋を持ち、装甲車で乗り付けウォール街へ突入。門前払いは、覚悟の上なのでしょうが、あまりの取材拒否に笑ってしまいます。そして、毎度、聞いているような台詞「こんな国には住みたくない」も飛び出します。

それでも、問題提起を掲げるマイケル・ムーア作品。ニュースだけでは知り得ない情報や、現実を垣間見させてくれます。あくまで、一側面として、ですが。

2010/03/03

リーガエスパニョーラ09-10シーズン第23節

2009年8月29日(日本時間30日)から、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ09-10シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch、BS5ch)で放送中。

昨シーズンは圧倒的な強さのバルセロナが3年ぶりの優勝を果たして幕を閉じました。今年はC・ロナウド、カカーと大型補強をしたレアル・マドリードとのデッドヒートが見物になるでしょう。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョールの試合を中心に毎節4試合を放送。生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第23節は以下の3試合を鑑賞しました。

バルセロナ - ラシン
R・マドリード - ビジャレアル
マラガ - エスパニョール

エスパニョールは、アウェイでマラガ戦。中村俊輔はベンチスタート。アウェイで勝てないエスパニョール。何とか勝ちたい試合です。が、試合はマラガペース。13分、セットプレーからマラガがゴールを決め先制。前半終了間際に、エスパニョールも右サイドからのフリーキックにビクトル・ルイスが合わせて同点。折り返します。後半は、何とか追いつこうと必死の反撃のエスパニョール。オスバルド、ベン・サハルを投入するも、75分、またしてもセットプレーから失点。1-2とします。86分には中村俊輔が5試合ぶりにピッチへ。中村らしさのプレイも見られましたが、結果は出せず、そのまま試合終了。

バルセロナは、ホームでラシン戦。前節の今季初の敗戦を喫したバルセロナ。7分、ロングボールをイニエスタがきれいに決め、先制。心配はなさそうです。28分、アンリがフリーキックを直接決め2-0とします。34分にも得点し、3-0で前半を折り返します。後半に入ってもバルセロナの華麗なパス回しからの攻撃は徹底され、だめ押しの4点目を決め、試合終了。4‐0でバルセロナが快勝しました。

レアル・マドリードは、ホームでビジャレアル戦。好調のクリスティアーノ・ロナウドがフリーキックを直接決め先制。2-0とした、30分、ジャレアルにフリーキックを直接決められ2-1となります。後半に入るとR・マドリードが猛攻を仕掛けます。54分、71分にイグアインが、79分にはカカーが得点し、ビジャレアルの勢いをそぎます。結局、6-2でレアル・マドリードの勝利となりました。

バルセロナ、レアル・マドリードは順調に勝ち点を伸ばしています。バルセロナ58点、レアル56点、バレンシア46点、セビリア42点(いずれも23節終了時)となり、優勝の行方は4チームに絞られたという感じでしょうか。2位レアルと、3位バレンシアでは10点差ですから、この差を埋めるのは、レアルが好調だけに難しいかもしれません。1位バルセロナと2位レアルの勝ち点差はわずか2点。いつひっくり返るかわからない状況ですから、4月開催の2回目のクラシコは重要な一戦になるでしょう。

エスパニョールの中村俊輔は5試合ぶりに途中出場。移籍問題で揺れる中での試合出場となりました。わずかな出場時間でしたが、らしさをだしましたが、有終の美を飾ることはできませんでした。その後、古巣・横浜マリノスへの復帰が決まり帰国となりました。まだまだ日本人プレーヤーでは、リーガエスパニョーラでは適応できないと言うことなのでしょうか?残念な結果となりました。とはいえ8年ぶりのJリーグ復帰となる中村俊輔の「新しい挑戦」に期待しましょう。第24節は、2010年2月27,28日(現地時間)。

2010/03/02

「ソフィーの復讐」鑑賞

先日、「ソフィーの復讐」を観てきました。エヴァ・ジン監督作品。出演:チャン・ツィイー、ソ・ジソブ、ファン・ビンビン、ピーター・ホー、ヤオ・チェン、ルビー・リン他。

人気女流マンガ家のソフィー(チャン・ツィイー)は、アメリカ帰りの外科医ジェフ(ソ・ジソブ)と婚約したが、結婚を前に、女優のジョアンナ(ファン・ビンビン)にジェフを奪われてしまう。ソフィーは、結婚式までの2ヶ月間にジェフとヨリを戻し、その上でジェフを振るという復讐を思いつく。その計画にジョアンナの“元カレ”と噂される写真家のゴードン(ピーター・ホー)を引き込む。ソフィーの復讐は果たして、成功するのか・・・。

ソフィーのリベンジは失敗ばかり。その様子をマンガチックに描いていきます。破談の事を母親に言い出せないソフィーは、親友たちと様々な作戦を実行していきます。そのうち、ジョアンナの“元カレ”のゴードンも仲間になり、協力していきます。元サヤに戻りたいふたりが互いに協力しあううちに、次第に惹かれていきますが・・・。

主人公・ソフィーを演じるチャン・ツィイーのコメディアンヌぶりを初めて見た気がします。ハリウッド作品でも、シリアスな役所が多く、アジアンビューティーぶりを発揮していましたが、本作では、かわいらしく、恋に前向きな女性を好演しています。漫画家だけに妄想は果てしないです。

恋愛は、その過程で何かを学んだのならそれで良い。後悔のないように愛することが大切。友人や母親に見守られ、励まされ、そして、恋にまっしぐらな、ソフィー。チャン・ツィイーのコケティッシュな魅力全開のラブコメディ作品。

2010/03/01

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」鑑賞

先日、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を観てきました。クリス・コロンバス監督作品(「ハリーポッター」シリーズ)。出演:ローガン・ラーマン、ユマ・サーマン、ピアース・ブロスナン、ショーン・ビーン他。

アメリカの寄宿学校に通う17歳の少年パーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)。ある日、謎の怪物に襲われる。訳もわからないまま何とか危機を回避したモノの、母親をさらわれてしまう。そんな中、自分がポセイドンの息子であると告げられる。そして、母親を救うため、仲間のアナベスとグローバーとともに、盗まれたゼウスの雷撃を探す旅に出ることになるが・・・。

人間界には、神と人間のハーフである“デミゴット”と呼ばれる人間が存在していると言います。特殊な能力を持つモノが多く、至る所にいるんだとか。パーシーもなぜか、水中が落ち着きますし、7分間も潜水できることを不思議に思っていました。デミゴットであることを知ったパーシーは、修行を経て、能力に目覚めていきます。その時々に、どこからとも無く聞こえてくるのは、父・ポセイドンの声でした。

ゼウスの雷撃を盗んだことにされてしまうパーシー。そんなはずはなく、疑いを晴らすべく、冥界へ行くために3つの真珠を探して、アメリカを横断する旅に出ます。彼の守護者たるグローバーと、ほのかな恋心も抱きつつ敵対心もあるアナベス。次第に、信頼も厚く友情も確実なモノへとなっていきます。母親を無事救い出すことはできるのか?まだ見ぬ父への想いは・・・。神々同士の戦争を防ぐことはできるのか?

若き主人公たちの活躍もさることながら、ピアース・ブロスナン、ユマ・サーマン、ショーン・ビーンなどのベテラン俳優勢のおいしい役所も注目です。特にユマ・サーマンのメデューサは良い感じのキレ具合がおもしろいです。

最後に大切なのは、自分の信念をつらぬき困難に立ち向かう心。どんなに厳しい状況でも、信念を貫き通すことが大切で、そうすれば、誰かがきっと手助けをしてくれるし、いつも誰かが側で見守ってくれているに違いありません。

メデューサ、ゼウスの手下との戦い、オリンポスの神々との出会いの中で、パーシーとその仲間たちは成長していきます。水を使いこなすパーシーの能力はCGで見事に再現されていますし、不気味なクリーチャーも次々に登場しますし、見応えのある映像になっています。オリンポスや冥界の風景は、細部まで描き込まれていて、静止画にしてみると、こだわりの映像が見えてくるのかもしれません。

ベストセラー小説を映像化したファンタジー巨編。

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