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2010/05/01

「ウルフマン」鑑賞

先日、「ウルフマン」を観てきました。ジョー・ジョンストン監督作品。出演:ベニチオ・デル・トロ(「チェ 28歳の革命」)、アンソニー・ホプキンス(「世界最速のインディアン」)、エミリー・ブラント(「ヴィクトリア女王 世紀の愛」)、ヒューゴ・ウィーヴィング(「Vフォー・ヴェンデッタ」)他。

19世紀、イギリス・ブラックムーア。ローレンス(ベニチオ・デル・トロ)は兄ベンが行方不明になったと知り、実家の城に帰ってきた。到着した時にはすでに遅く、無残に引き裂かれたベンの死体が発見されていた。自ら犯人捜査に乗り出すローレンスだが、謎の狼男に襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。そして、満月の夜。ウルフマンに変身してしまったローレンスは、次々と村人を襲いはじめる。ローレンスの父ジョン(アンソニー・ホプキンス)はあえて彼を凶行に走らせる不可解な行動をとるのだが・・・。

傷ついたローレンスを看病する兄ベンの恋人だったグエン(エミリー・ブラント)。幼い頃に亡くなった母の面影に似た女性でした。その存在が、ローレンスにとって心の支えになっていきますが、それがまたトラウマを増幅することにもなっていきます。

一連の事件を追うアバライン警部(ヒューゴ・ウィーヴィング)は、執拗にローレンスを追求します。ふたりが対峙する場面は、静かに囁くような台詞のアバライン警部に対して、何事もなかったように振る舞うローレンスの対比が印象的で、演技バトルとも言えるようなシーンになっています。そこに、アンソニー・ホプキンス演じる父ジョンが絡んできますから、さらに見応えがあります。

ホプキンスは全体に抑えめの演技ですが、そこがまた怪しさ満点で、謎の存在として、存在感を示しています。ローレンスは幼い頃の出来事がトラウマとなっており、それが、物語全体の暗さをよりいっそう深めています。

序盤にウルフマンが登場するシーンは、ほとんど姿が映りません。画面をスッとよぎったり、人を襲うにも、暗がりの中だけ。手や顔が一瞬だけ、素早いスピードで映りますが、ほとんど実態は見えません。これが、怖さを煽っていて、より神秘的な存在に映ります。

実態が映るのはローレンスが初めて変身するシーンですが、そのシーンでは、徐々に変身していく様子がCGで描かれていきます。その変身の様は、手塚治虫原作、実写版「バンパイア」に似たシーンとなっています。手や足が変わっていき、顔が身体が徐々に変わっていきます。そして、遠吠え。ロンドンの町並みで吠えるシーンは美しくもありました。

人間を殺すのは罪で、獣を殺すのは罪ではないのか。彷徨ってしまった精神と肉体は、分離が可能なのか?1941年製作の古典をリメイクした本作は、満月の夜、人間が狂暴な獣人に変身し凶行に走ってしまう男の苦悩と、ウルフマンにまつわる秘密を描くホラーサスペンス作品。

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