« 「グリーン・ゾーン」私的映画考Vol.219 | トップページ | PSP「SDガンダム GGENERATION PORTABLE」 »

2010/05/26

最近のブルーレイディスク

最近、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)の販売形態が、変わってきています。

2010年4月に発売になった「アバター(FOX)」のブルーレイディスク。これが、拍車をかけたように思います。このブルーレイディスクのパッケージには、ブルーレイディスクと同じ内容のDVDが付いてきていたのです。

今までにも、本編はブルーレイディスク、特典映像はDVDという2枚組はありましたし、もちろん特典映像もブルーレイディスクと言う作品もありました。が、今回は全く同じ内容のDVDのディスクが添付されているのです。

「アバター」には、DVDのみのパッケージもありましたが、その価格差は1500円。新作でブルーレイとDVDが同時に発売されても、まだまだ、ブルーレイディスクの方が高価であるのは間違いありません。それでも、その価格差は縮まってきたように思います。

ブルーレイディスクレコーダーやプレーヤーを持っていない人でも、価格差が小さくなれば、将来的にはハードを購入する予定はあるのだから、新作ソフトをブルーレイディスクで購入しようと言う人もいるにはいるのでしょう。また、リビングではブルーレイ、寝室のテレビやパソコンではDVD、外出先のポータブルDVDプレーヤーではDVDなんて場合にも、ブルーレイ+DVDのパッケージであればいつでも楽しめるということも考えられます。

が、弊害もあります。ブルーレイユーザにしてみれば、同じ内容のDVDが付いていても無駄なだけ、どうせ見ないなら処分してしまおうという考えの方もいるのです。「アバター」発売時にネットオークションを確認したところ、パッケージのケースなし、DVDディスクのみで出品していた人が数多くいました。

メーカーは、ブルーレイディスクユーザーの拡大を主目的にしていても、こうなることは考えていなかったのでしょうか?私は発売情報告知時に、すぐ、こうなるだろうと思っていました。ブルーレイが定価4990円、DVDが定価3490円。1500円以上で売れば、DVDと同価格でブルーレイが手に入るということになるのです。

落札する方も、2000円程度(落札金額の相場)でDVDが購入できれば、定価より安く買えるのですから、パッケージにこだわりがなければそれで良いわけです。出品者、落札者双方にとっても良いことになってしまいます。メーカーとしては、DVDの売り上げ枚数にカウントされない、枚数が増えるだけと言うことになります。

さらに、ワーナーから発売(予定)されている「インビクタス」「かいじゅうたちのいるところ」「シャーロック・ホームズ」等は、DVD、ブルーレイ単品での発売がありません。同内容のブルーレイとDVDのパッケージのみの販売形態になっています。今後もこのカタチで展開されていくのでしょう。そうなると、おそらく「アバター」と同じようなことがネットオークションで行われることでしょう。

低価格化も進んでいます。ワーナー、ソニーピクチャーズ、FOXでは、一部新作を含む作品を期間限定で2500円で発売。ちょっと待てば、新作でも、安価になったブルーレイが購入できるのであれば待ちますと言う方も、多いでしょうから、こちらもブルーレイ普及には繋がるでしょう。

他には、ブルーレイと DVDのパッケージに、特典映像で差をつけるという形態もあります。「ラブリーボーン(角川映画)」では、DVDには特典はなしの本編のみ、ブルーレイには180分もの特典映像が収録されています。価格差は2000円程度。ちょっと差がありすぎるようには思いますが、購入者の棲み分けとでも言えるでしょう。メーカーの販売意図が違う点でしょう。

確かに、ブルーレイが普及すれば、徐々にソフトの価格は下がっていくでしょう。それは良いことです。メーカーそれぞれに思うところがあり、販売形態が多様化していっているのでしょうが、同じ内容のディスクを2種類というのはどうなのでしょう?無駄に思えて仕方がありません。同じ内容のディスクにするのであれば、ブルーレイとDVDの価格を同じにする方が良いように思います。

将来的にもすべてのソフトがブルーレイに切り替わると言うことはないのでしょう。そこが問題なのかもしれません。映像も音声もブルーレイの方が圧倒的に綺麗ですし、臨場感もさらにあります。しかし、それをすべての人が望んでいるかというとそうでもないのです。確かにテレビはハイビジョン・デジタルに切り替わってきています。それはテレビ放送の話。映像ソフトも美しいに越したことはありません。でも、それがイコールではない。そこが、映像ソフト業界のジレンマかもしれません。今後も、様々なアイディアで普及を図っていくのでしょうが、過渡期というのは本当に難しいモノです。

« 「グリーン・ゾーン」私的映画考Vol.219 | トップページ | PSP「SDガンダム GGENERATION PORTABLE」 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/102027/48460978

この記事へのトラックバック一覧です: 最近のブルーレイディスク:

« 「グリーン・ゾーン」私的映画考Vol.219 | トップページ | PSP「SDガンダム GGENERATION PORTABLE」 »

2015年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ