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2010/05/21

「霜花店(サンファジョム)-運命、その愛」鑑賞

先日、「霜花店(サンファジョム)-運命、その愛」を観てきました。ユ・ハ監督作品。出演:チョ・インソン、チュ・ジンモ、ソン・ジヒョ、イム・ジュファン他。

高麗末期。高麗は大きく揺れていた。王(チュ・ジンモ)は正体不明の刺客に命を狙われ、強大な権力を持つ国家・元からは政治的な圧力をかけられ続けていた。その圧力は後継者問題を巡り、次第にエスカレートしていく。そして、王は重大な決断を下す。幼い頃から寵愛する護衛隊乾竜衛の隊長であるホンリム(チョ・インソン)に、王妃(ソン・ジヒョ)との間に子供を宿すことを命じたのだった。

女性を愛することができない王。子供の頃から、王に仕える近衛隊隊長のホンリム。そして、元の国から嫁いで来た王妃。ホンリムは王を慕い、夜な夜な寝所を共にします。王妃は王を愛そうとしますが、王は女性を愛することができない。しかし、元からは世継ぎ問題で、政治的に圧力がかかり、謀反の気配も感じられる昨今。苦渋の決断を下した王は、最も信頼のおけるホンリムに王妃と交われと命じるのでした。そして、ホンリムと王妃は次第に惹かれあっていくのでした。

奇妙な三角関係が、より複雑さを増していきます。ちょっとしたホンリムの言動から、ふたりの関係を疑い始める王。男の嫉妬心の恐ろしいこと。さらに王には、権力がありますから、その命令には絶対服従。いわゆる時代物、宮廷内で繰り広げられる愛憎劇には、ゾッとするほどの恐怖がつきまといます。いつの時代でも男女の関係は変わらないとも言えます。

元の属国として甘んじている高麗の内政は乱れに乱れ、宮廷では陰謀が渦巻き、元から嫁いできた王妃の立場も危うい。そんな立場を省みず、恋い焦がれていく王妃とホンリム。そして、悲劇の歯車は次第に加速度を増し、心の痛みは限界を超えていく。

絢爛豪華な宮廷や衣装も見事ですが、弦楽器の響きも美しい音楽に包まれながら、激動の時代を走り去った3人の愛に心が震えます。クライマックス、王とホンリムとの会話が、すべてを物語っています。そこには確かに愛があったと。危険な愛に身を焦がす3人の男女の関係をドラマチックに描く歴史ロマン。

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