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2010/07/27

「インセプション」私的映画考Vol.224

先日、「インセプション」を観てきました。クリストファー・ノーラン監督作品(「ダークナイト」「プレステージ」)。出演:レオナルド・ディカプリオ(「シャッター・アイランド」「レボリューショナリー・ロード」)、渡辺謙(「硫黄島からの手紙」「ラストサムライ」)、エレン・ペイジ(「NINE」「エディット・ピアフ」)、マリアン・コティアール(「ジュノ/JUNO」)、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット(「(500)日のサマー」)、トム・ハーディ他。

コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、人の夢に入り込み潜在意識を探り、他人のアイデアを盗み出す技術を持つスペシャリストだった。だがその才能ゆえ、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。そんな彼が最後の仕事として取り組むのが、他人の潜在意識に入り込み、ある考えを“植えつける”「インセプション」と呼ばれるものだった。メンバーを集め、細心の注意を払って準備を行ったが、予測していなかった罠が待ち受けていた・・・。

実業家のサイトー(渡辺謙)からの依頼は、極めて困難かつ危険な内容に対し、一度は断ったコブでしたが、妻殺害の容疑をかけられ子供に会えずにいるコブは、犯罪歴の抹消を条件に仕事を引き受けます。そして、メンバーを集めていきます。相棒であるアーサー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)に加え、夢の世界を構築する「設計士」のアリアドネ(エレン・ペイジ)、他人になりすましターゲットの思考を誘導する「偽装師」のイームス(トム・ハーディ)、夢の世界を安定させる鎮静剤を作る「調合師」のユスフをメンバーに加えた6人で作戦を立案し、決行します。

潜在意識の奥深くに入り込むためには夢の階層に入っていかなければなりません。夢の中の夢、そのまた夢。1層目、2層目、3層目と下っていく内に時間の流れはどんどんゆっくりとなっていきます。夢の中で夢を見る、その夢を複数人で共有しながら。ここら辺りが少々難解です。うーん。通常、夢の中で死んでしまうと、夢から覚めます。ここがミソ。

夢の中では、夢を設計することが出来ます。アリアドネは全くの素人でしたが、コブが夢の設計について教え込んでいく過程で、観ている側も理解していきます。夢を創造する。まさに天地創造。思い描いた世界を作り上げていく。ワクワクしてきます。

CGもたくさんありますが、ノーラン監督はCGがあまり好きではないので、なるべく実写にこだわっているんだとか。夢の中は、奇想天外なの映像の連続で、この発想はどこから生まれてくるモノなのか?感心しきりです。街全体が折れ曲がっていき、そこを歩いたり、大きな鏡が現れたり、突然道路を巨大なラッセル車が駆け抜けたり。無重力状態になったり、スローモーションを多用した映像は大迫力ですし、どうやって撮影したのかメイキングが見たくなります。

ハンス・ジマーの音楽もハラハラドキドキの展開をさらに盛り上げてくれます。クライマックス。怒濤の展開。美しくも、切迫感のある音楽が、たたみかけるように押し寄せてきます。

奇想天外な夢の世界の映像は、秀逸ですが、物語としても良くできています。複雑に絡み合う物語。コブの悲しい過去がフラッシュバックしながら描かれます。過去に縛られているコブ。亡き妻の面影を、愛する子どもたちの笑顔を追いかけ続けます。自分自身の思いに惜別できるのか。夢に埋没してしまった過去。夢の世界では何もかもが自由で、永遠。だからといって、それは人生ではないはず。どこからが現実で、どこからが夢なのか。大切なのは、何を信じて、どう感じるのかなのかもしれません。そして、自分を信じて飛べばいい。

夢と現実の狭間、迫り来るタイムリミット、果たしてインセプションは成功するのか。クリストファー・ノーラン監督自身がオリジナル脚本を執筆し、心理構造にまつわる現代的な要素を盛り込んだ次世代アクション・エンターテインメント超大作。その新感覚の映像体験は、まさにアトラクション。大迫力の映像は、ぜひ大画面、大音量の劇場でご覧ください。

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