NHK-BS2「全駅停車!『銀河鉄道999』ぜんぶみせます!」鑑賞
現在、NHK-BS2にて、「全駅停車!『銀河鉄道999』ぜんぶみせます!」が放送中です。 松本零士氏の代表作「銀河鉄道999」のテレビアニメ全113話を紹介する特集放送が2010年8月9日~13日の5夜にわたって放送されました。司会は高市佳明アナウンサーと杏さん。
テレビアニメ全113話のうち、松本氏や、一般視聴者らによるインターネット人気投票の結果、選ばれたエピソード30話をフルバージョンで放送し、残りの83話は1話1分のダイジェスト(予告編)で紹介されました。第五夜には、劇場版「銀河鉄道999」も放送され、厳選されたアニメ本編の合間の特集は、なかなか貴重な情報もあり、連日、楽しみました。第一夜、第二夜はこちら。
第三夜では、「銀河鉄道(株)徹底分析」として、鉄道ファンの目線で作品を分析。鉄道ファンから999ファンになった人や、999好きから、鉄道職員になった人やさまざまな境遇の人々が999について大いに語り合いました。ブロックで銀河鉄道の車両を作ったのには驚きましたが、世の中には凄い人がいるモノだと感心しました。
第四夜では、「松本零士 超!ロングインタビュー」。半生を振り返りながら、「銀河鉄道999」創作の秘話を話してくれました。メーテルのモデルになった人物についても語られました。作品の世界観は興味深い話しが聞けましたが、もっと深い部分が聞けるのかと思いましたが、少々残念でした。
また、「鉄郎・メーテル・車掌 同窓会トーク」では、それぞれの声優3名による座談会。メーテル役の池田昌子さんだけは声だけの出演でした。放送当時の裏話がたくさん聞けて、良かったです。最終回の収録では、メーテルが鉄郎に別れを告げるシーンで感極まって、何回か録り直しを行ったんだとか。この座談会を聞いてから、最終回を見ると感動がさらに増しました。
第五夜では、「特別編 銀河鉄道999 ~虹の道標~」が放送。北九州博覧祭2001で上映された貴重な映像でした。「わたしのメーテル論」では、著名人がメーテルとは?を語ってくれました。結局、メーテルとはいったい何だったのか?分からずじまいでしたが、上川隆也氏の「メーテルは何者でも良いんです」という発言で、まとめて良いような気になりました。“青春の幻影”なのですから、正体は分からなくて当たり前。
今回、あらためて「銀河鉄道999」のTVシリーズ、劇場版第1作をまとめて見る機会になりました。こどもの時に読んだり、見たりしていた時は、ただ面白くワクワクしただけでしたが、大人になって読み返した時は、「永遠の生命」とはいったい何なのだろう、「限りある生命」の尊さを感じていた作品でした。
アニメシリーズでは、原作コミックとは違いあまり深さを感じてはいませんでしたが、今回、あらためて見ることによって、原作同様の深さを感じました。それは、アニメ作品は原作者・松本零士氏の手をいったんは離れてはいますが、それを作るスタッフたちの気持ちや熱意が込められているからなのかもしれないと思いました。
今回の番組は第5夜で終わってしまいましたが、999の、鉄郎の、メーテルの旅はまだまだ続きます。終わりのない旅こそが、青春の幻影であり、果てしのない夢のつづきなのかもしれません。原作コミックでは、「アンドロメダ編」に続く「エターナル編」は未完の状態が長く続いていますが、ぜひとも完結させて欲しいモノです。
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