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2010/08/02

「借りぐらしのアリエッティ」鑑賞

先日、「借りぐらしのアリエッティ」を観てきました。米林宏昌監督作品。原作:メアリー・ノートン。企画・脚本:宮崎駿。声の出演:志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、三浦友和、樹木希林他。

アリエッティ(志田未来)はとある郊外の古い屋敷の床下に住んでる小人の女の子。小人の一族は、自分たちの暮らしに必要なモノを必要なだけ、人間の世界から借りて生活する、借りぐらしの種族だ。父(三浦友和)と共に、アリエッティが初めて借りに出たその夜、借りの最中に病気の静養でこの屋敷にやってきた少年・翔(神木隆之介)に姿を見られてしまう。人間に姿を見られたら、引っ越さないといけないという掟があったのだ。

臨場感溢れる描写で、床下のこびとたちの生活を細かく描いて見せてくれます。そのことによって、観る者を借りぐらしの生活へと誘ってくれます。どのような生活を送っているのか?“借り”とは何なのか?人間の世界で使われているモノを上手に生活に活かしでいきます。小道具の使い方が上手い。

初めて借りにでるアリエッティ。初めて観た人間の世界。果てしなく広い空間。そして、そこでの出会い。好奇心旺盛なアリエッティの取った行動により、家族は次第に追い詰められていきます。

物語の中心となっていくのがアリエッティと人間の少年・翔との心の交流。来週に控えた心臓の手術のため、郊外の古い屋敷に静養に来ていました。しかし、手術をしても駄目に違いないと弱気な翔。それに対し、滅びゆく種族の生き残りであるアリエッティ。対照的なふたりが、生き抜くことの辛さを、かみしめながらも、互いに強く生きる勇気を得ていきます。

効果音はアリエッティ基準なのか、大きめになっています。雨がぼたぼたと落ちる音、翔が歩くズシンズシンという音、翔の衣擦れの音等々。なのに、ふたりの会話での台詞は普通の音量で聞こえました。あんなに大きな音が聞こえるのなら、会話をする時にはおおきすぎたり、小さすぎたりという事態になってしまいかねません。音響のバランスの演出がリアリティを阻害していたように感じました。

音楽は弦楽器を中心にした心地よいメロディが良いです。そして透き通るような歌声も。穏やかな庭、空間、心優しい人々。そよぐ風のような音楽が物語に色を添えます。

スタジオジブリ2年ぶりの新作、メアリー・ノートンの児童文学「床下の小人たち」を原案に、宮崎駿が脚本を担当した心温まるファンタジー。

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