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2010/10/29

「国家代表!?」私的映画考Vol.229

先日、「国家代表!?」を観てきました。キム・ヨンファ監督作品(「カンナさん大成功です!」)。出演:ハ・ジョンウ(「絶対の愛」「チェイサー」)、ソン・ドンイル、キム・ドンウク、キム・ジソク、チェ・ジェファン、イ・ジェウン他。

1990年代韓国。冬季オリンピック誘致のためスキージャンプ競技の代表チームが急遽結成される事になった。そして、地方都市ムジュで国家代表チームが結成される。コーチに任命されたスキー教室の講師パン(ソン・ドンイル)は早速選手集めを開始する。まず白羽の矢を立てたのは、幼いころ養子としてアメリカに渡り、実母を捜しに来たボブ(ハ・ジョンウ)。次に薬物使用でメダルを剥奪された元スキー選手フンチョル( キム・ドンウク)をスカウトする。そして、最低限であるメンバーである4人が集まった。しかし、次々と問題が発生するが・・・。

長野オリンピックが近づく頃。韓国ではジャンプ競技が盛んではなく、良い選手がいるはずはありませんでした。そこで、パンコーチが白羽の矢を立てたのは、子どもの頃にアメリカに渡り養父母に育てられたボブでした。韓国名をチャ・ホンテ。アメリカ国籍を持つモノの、ジュニア時代にジャンプの経験があると言うことで、リーダーに据えます。

他には、高校時代に薬物使用でメダルを剥奪された元スキー選手フンチョルや、父親に頭が上がらないジェボク(チェ・ジェファン)や、耳の遠い祖母と暮らすチルグ(キム・ジソク)とボング(イ・ジェウン)の兄弟。初心者ばかりの個性的なメンバーが、それぞれの境遇・想いを抱きながらスキージャンプの国会代表選手として集まります。

仲違いや、コーチの娘・スヨン(イ・ウンソン)をめぐってのトラブルが次々に発生します。金もない、設備もないジャンプチームですが、奇想天外な方法で練習を続けます。ここら辺りをユーモアたっぷりに描いていきます。そして、長野オリンピックを出場を掛けてのドイツワールドカップが幕を上げますが・・・。

ジャンプのシーンは大迫力。実際に飛んでいるのかどうかは分かりませんが、カメラワークに効果音、音楽が最大限に活用され、臨場感たっぷりの映像ができあがっています。

そして、本作の中心となっていく、チャ・ホンテ=ボブの母との再会の物語が実に感動的でした。自分は母に、そして祖国である韓国に捨てられたと思っているホンテ。アメリカ人なのか韓国人なのか、どう生きるべきなのか?大いに心を揺らします。母親と再会したいがためにやってきた祖国。祖国のために国家代表となり目指した頂。しかし、栄光を掴むことは出来なかった。養子に出した時の母親の気持ち。今ならば分かる。ただ会いたいと・・・。クライマックス以降は感動的なシーンのラッシュです。

キャストたちは、本物の代表選手たちと3カ月にわたりトレーニングしたといいます。その迫力満点の映像を堪能しつつ、実話を基に作り上げたという感動のドラマをぜひ、ご覧下さい。

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