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2010/12/11

「七瀬ふたたび」鑑賞

先日、「七瀬ふたたび」を観てきました。小中和哉監督作品。原作:筒井康隆。出演:芦名星(「シルク」)、佐藤江梨子、田中圭、前田愛、ダンテ・カーヴァー、今井悠貴、河原雅彦、池田成志、 大杉漣、平泉成、吉田栄作他。

人の心を読むことができるテレパスの七瀬(芦名星)は、同じ能力を持つ少年ノリオ(今井悠貴)、念動力を持つ黒人青年ヘンリー(ダンテ・カーヴァー)の3人で、北海道で暮らしていた。ある日、外国から東京に戻った七瀬は、謎の組織に命を狙われる。追っ手から逃れた七瀬の元に、かつて列車で出会った予知能力を持つ了(田中圭)から、危険が迫っていることが伝えられるが、七瀬の友人・瑠璃(前田愛)が身代わりとなって殺されてしまう。七瀬も組織の特殊部隊に追い詰められ、タイムトラベラーの藤子(佐藤江梨子)に助けを求めるが・・・。

筒井康隆原作の「七瀬シリーズ三部作」の二作目「七瀬ふたたび」の初映画化作品。冒頭に「七瀬ふたたび プロローグ」と言う短編があり、少女時代の七瀬が自らの生い立ちを語ります。母親役に1979年のNHK少年ドラマシリーズ「七瀬ふたたび」で七瀬役を演じた多岐川裕美が登場するのは、大サービス。

命を狙われ続ける七瀬たちが、それぞれの能力者たちと出会い、寄り添いながら共同生活をしていく過程を、回想シーンというカタチで挿入しつつ物語は展開します。サスペンス色がかなり強くなっています。

テレパス能力の表現が面白く、思考を読む際、映像や文字、手書きアニメ等が画面に浮かび上がります。人間というのは、さまざまな表面には出さない思考があり、それを覗かれると言うことは、恥ずかしくもあり、危機感を覚えるのでしょう。自分とは違う者を、嫌悪するのは正常な反応なのか?それを受け入れるためにはどうすればいいのか?そんな想いが駆け巡ります。

七瀬や能力者たちは迫害され、命を狙われ、「なぜ自分たちは能力を持って生まれてきたのか?」悩み苦しみます。攻撃的な力を持つのが念動力を持つヘンリーだけですから、人に危害を加えるというよりは、自己防衛が本来の目的。それなのに、なぜ、命を狙われなければならないのか?何をしたというのか?葛藤は続きます。

終盤からはオリジナルな展開を見せます。謎の組織に捕まったノリオを助けに向かう七瀬たち。しかし、執拗に迫る追っ手の包囲網は狭められ、一人また一人と命を落としていきます。七瀬の運命はいかに?

ラストは原作とは異なり、希望の持てる内容に変更されていて、本来2作目という意味の「ふたたび」を違う意味に受け取れるようになっています。未来を作るため、新しい世界を作るために立ち上がる七瀬たち。しかし、タイムパラドックスを感じてしまうので、違和感はあるにはあるのですが。

美しく妖艶なイメージの芦名星が演じる七瀬。設定も現代風アレンジされていて、これはこれでありだなと思える作品でした。

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