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2011/01/25

「完全なる報復」鑑賞

先日、「完全なる報復」を観てきました。F・ゲイリー・グレイ監督作品。出演:ジェイミー・フォックス(「Ray/レイ」)、ジェラルド・バトラー(「ゲーマー」)、レスリー・ビブ、ブルース・マッギル、コルム・ミーニイ他。

フィラデルフィア。幸せな毎日を過ごしていたクライド(ジェラルド・バトラー)の眼前で妻子が無惨な手口で殺されるが、犯人は逮捕された。しかし、有罪率のアップを狙う担当検事ニック(ジェイミー・フォックス)の独断によって司法取引が行われ、犯人は極刑を免れてしまう。10年後。本来の罪から逃れ、短い刑期を終えていた犯人と死刑囚が惨殺される。クライドは自分が殺したことを認める代わりに、ニックに対し司法取引を持ちかける。クライドは収監されるが、妻子を殺した犯人の弁護士、裁判を担当した判事と関係者が次々に殺されていく・・・。

非常に良くできた脚本で、何気ない細かな台詞が伏線となっています。久しぶりにドキドキしながら最後まで観られました。頭脳明晰で、発明家でもあるクライドが、緻密に計算し尽くした策略を次から次へと繰り出していき、関係者を収監されながらにして殺しを続けていくくだりは、次に標的になるのはいったい誰なのか?共犯者はいったい誰なのか?といろいろな思いが駆け巡り、主人公同様、惑わされていきます。ただ、終盤、あれだけ緻密だった計算が崩れていく所は、もう一ひねり、ふたひねりあっても良かったのではと、ちょっともったいない様な気がしました。

司法取引に納得できず抗議したにもかかわらず、有罪率にこだわる担当検事ニックのために殺人者が野放しにされている。それを自分に置き換え判事にくってかかったり、詰め寄るニックに対して、無理難題な司法取引を持ちかけるクライド。そこには、法の正義を問い、司法制度の不備と整備を訴える悲痛な叫びが聞こえてくるようでした。そして、人は皆、自らの行動に責任がある。それが間違った方向に向いてしまっていたのでしょうが、完全に彼の行いを否定するには、正義という言葉があやふやなような気がしました。

フィラデルフィアを舞台に、復讐のために法を破る男と検事として法を守る男が互いに持つ“正義”のぶつかり合いを描くクライムサスペンス。先の読めないストーリー展開と圧倒的な緊迫感は見応えがあります。

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