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2011/01/28

「クロッシング」鑑賞

先日、「クロッシング」を観てきました。アントワン・フークア監督作品。出演:リチャード・ギア(「最後の初恋」)、イーサン・ホーク(「デイブレイカー」)、ドン・チードル(「ホテル・ルワンダ」)、ウェズリー・スナイプス、ウィル・パットン他。

ニューヨーク、ブルックリン。退職の日まで1週間となったベテラン警官エディ(リチャード・ギア)。人生に空虚な思いを抱えていた彼は妻とも別居し、唯一の心の拠り所は娼婦のチャンテルだけだった。信仰深く家族思いの麻薬捜査官サル(イーサン・ホーク)は、家族のために新居を購入したいと考えていたが、頭金を工面できず、思わず捜査中の大金を目にして、彼の正義感が揺らぐ。潜入捜査官としてギャングに潜入するタンゴ(ドン・チードル)。妻から離婚を迫られ、昇進もなく、人生を犠牲にする仕事に限界を感じていた。目の前の現実と正義感の狭間で揺れる3人の運命は、警官による強盗事件がきっかけとなって、思いがけず交わってゆくが・・・。

冒頭の「人間はより善か、より悪か」しかないんだという台詞が印象的。3人の主人公は、それぞれに自分の正義を持っていて、それを貫くためには、どんなことでもすると言う強い意志を持っています。

ベテラン警官エディは、まもなく定年退職。最後の仕事は、取締り強化の一環として行われる犯罪多発地区での新人教育でしたが、新人警官との警邏中に起きたある事件をきっかけに、彼の内面は大きく変化していきます。

麻薬捜査官サルは、愛する家族を守るために、引っ越しをしたい。そのためには頭金が必要で、それが工面できずに四苦八苦。そこで、あらゆる方法で現金を用意しますが、それは警察官としての正義と愛する家族を天秤に掛ける様な行為になってしまいます。

潜入捜査官のタンゴは、長い潜入捜査のために奪われた人生を取り戻したいと思っていました。タンゴの命の恩人で、ギャングのボスであるキャズ(ウェズリー・スナイプス)を逮捕するための命令がくだり、一度は降りたいと申し出ますが、とりつく島もなく、続行されます。が、キャズは暗殺され、タンゴは暴走を始めます。昇進とキャズとの友情、そして正義。

三人三様の事情を抱え、物語は一つに集約されていきます。三人はそれぞれの思いを抱きつつ、一つの場所に向かい、そして・・・。

クライマックスへと向かい、生きることの孤独、家族への愛、自らの良心と決断に葛藤する人間模様をきめ細やかに描きます。善と悪、正義、愛、友情。確かにどれをとっても、比べられないものなのかもしれません。人生は何のためにあるのか?なんのために生きるのか?そこには警察官としての正義もあるのです。

人生の悲哀を感じさせるサスペンス作品。名優たちの競演も見応えがあります。

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