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2011/01/19

「ソーシャル・ネットワーク」私的映画考Vol.232

先日、「ソーシャル・ネットワーク」を観てきました。デヴィッド・フィンチャー監督作品(「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」「ゾディアック」「セブン」)。出演:ジェシー・アイゼンバーグ(「ゾンビランド」)、アンドリュー・ガーフィールド(「Dr.パルナサスの鏡」)、ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハマー、マックス・ミンゲラ他。 第68回ゴールデングローブ賞作品賞(ドラマ部門)、監督賞、脚本賞、作曲賞受賞作品。

2003年。ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ハーバード中の寮の名簿をハッキングし、女子学生たちの写真を並べてランク付けするサイト作り、たった2時間で22,000アクセスに達した。それをきっかけに、親友のエドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)と共に、後に利用者全世界5億人以上のSNS“フェイスブック”を立ち上げる。が、フェイスブックの拡大を続ける内に、マークは双子のウィンクルボス兄弟(アーミー・ハマー)やエドゥアルドから、告訴を受けてしまうが・・・。

フェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグがフェイスブックを作りだす過程と審判のやりとりとを重ね合わせながら描いていきます。とにかく登場人物が早口なことと来たら、そりゃあ凄いです。

頭の回転の速い人、特に天才と呼ばれるような人たちはとかく早口です。思考のスピードののまましゃべりますから。冒頭のマークとガールフレンドのエリカ(ルーニー・マーラ)との会話で、マークのエキセントリックぶりを見事に表現。話題はあっちこっちに飛び、発言の意味を問われる。あんな会話をして怒らない方がおかしいです。

このシーンの撮影は90テイクを数えたとかなんとか。その他、マークとエドゥアルドとの口論のシーンも数多くのテイクを撮影。さまざまな演技を繰り返し、監督の納得のいくシーンを撮ると言うデヴィッド・フィンチャーらしい撮影方法です。

そもそも、人間とはなんぞやというのを描くのが映画の原点ですから、その役になりきって演技して、それが自然かどうか、分かるのは難しい所なのでしょうが、そこが監督のなせる技、なのでしょう。以前は一見どぎつい内容のサスペンス的な作品が多かったデヴィッド・フィンチャーですが、最近は人間の葛藤を描くドラマが多くなってきました。

プログラマーやハッカーとして天才的な能力を持つマーク。若くして億万長者になったマーク。フェイスブックの共同創始者でもあり、マークの友人でもあるが、最終的にマークを訴えるエドゥアルド。そのふたりの葛藤、孤独。ラストシーンで見せたマークの表情には虚しさが募っていました。いったい何のためにやってきたのか、成功するためには何をしても良いのか。そして、大切なモノをいくつも失った。そのことに気づいても遅すぎたのでしょう。世の中、若さ故の過ちではすまされないこともあるに違いありません。

世界最大のSNS“フェイスブック”誕生の裏側を描くヒューマンドラマ。

双子のウィンクルボス兄弟はアーミー・ハマーの二役。

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