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2011/02/03

「白夜行」鑑賞

先日、「白夜行」を観てきました。深川栄洋監督作品。原作:東野圭吾。出演:堀北真希、 高良健吾、船越英一郎、戸田恵子、田中哲司他。

昭和55年、廃工場で質屋の店主が殺されるという事件が起きるが、結局被疑者死亡のまま解決となる。だが、当時の担当刑事笹垣(船越英一郎)は、何か腑に落ちないものを感じていた。数年後、容疑者の娘であった雪穂(堀北真希)は美しく成長していた。また、質屋店主の息子亮司(高良健吾)も事件後は家を出ていた。そして、雪穂の周りでは不可解な事件が頻発するが・・・。

東野圭吾のベストセラー小説を映画化した本作。昭和55年に始まり、時代は平成へと移り変わっていきます。年号が画面に現れる度に、自分の年齢を計算し、そういえば、あの頃はあんなモノがはやっていたんだなあと観ていました。

物語はテンポが良すぎるほどに淡々と描かれていきます。少々、展開が早すぎて、原作小説を読んでいないと、話しについていけないのではないかと心配してしまいます。原作に忠実に映像再現を目指したと言うことで、小説のとおり、二人の主人公はほとんど感情を表しません。その分、笑顔がとても印象的に映っていました。それもまた切なさを醸し出しているのです。

また、事件を追う刑事笹垣は原作にはない、父親としての立場が描かれていました。子どもを失った笹垣は、その面影を、亮司に投影していたのです。そして、クライマックスシーン。笹垣はその想いを亮司に投げかけますが・・・。なぜ、そうなってしまったのか?そのラストは、心情からして分からない訳ではないですが、ちょっと腑に落ちないという感じです。

WOWOWで放送されていた連続ドラマW「幻夜」の最終話に、本作よりもさらに年老いた笹垣が登場します。質屋殺しの一件に、謎の女性・雪穂の妖しい魔力に囚われていた笹垣。「幻夜」で美冬となって現れた女性(雪穂ではないかと言われている)を追う刑事加藤と対面しました。原作にはこのようなシーンは無いのですが、他にもこの姉妹編と言われる2作品を関連付けているシーンがいくつかありました。WOWOWフィルムならではの演出でした。

主題歌の「夜想曲」を歌うのはこれまたプロフィール不詳の新人歌手・珠妃。エンディングテーマとして物語に色を添えています。こちらも「幻夜」の主題歌「光の彼方へ」も珠妃が歌っていて、世界観を共有する2作品が関連付けられています。歌詞も作品に併せて描かれているような感じで、良い曲になっています。

19年間にわたる物語は、どこへ向かって行くのか?二人の運命は?本当に人間の心は悪魔には勝てないのか?明けない夜はないはずなのに、二人は暗闇の中を生きるしかない・・・。

デビューアルバム「ヒカリ」珠妃

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