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2011/02/17

「デザート・フラワー」鑑賞

先日、「デザート・フラワー」を観てきました。シェリー・ホーマン監督作品。出演:リヤ・ケベデ、サリー・ホーキンス、ティモシー・スポール、ジュリエット・スティーヴンソン、クレイグ・パーキンソン他。

アフリカ・ソマリアの貧しい家庭で生まれ育ったワリス・ディリー(リヤ・ケベデ)は、13歳のとき、父親にお金と引き換えに結婚をさせられそうになる。それをきっかけに、家族のもとを離れ、広大な砂漠を命からがら一人で抜け出し、やがてロンドンの大使館で働き始める。政変が起こり、大使館は閉鎖され、路上生活を送っていた。ある日、一流ファッションカメラマンにスカウトされたワリスはスーパーモデルへの階段を駆け上っていく。が、その胸中には衝撃の過去が秘められていた・・・。

あいかわらず、どんな内容なのか分からないで観に行っているので、本作の内容には衝撃を受けました。アフリカ・ソマリアの遊牧民出身のトップ・モデル、ワリス・ディリーの半生を綴った自伝『砂漠の女ディリー』を映画化した本作。

最初は、不法滞在の少女が、幸運や友人に恵まれてモデルとして花開いていく姿を描いていくシンデレラ・ストーリーだと思っていましたが、実はもっと大きなテーマがありました。現在でもあるというアフリカの一部地域で行なわれている“女性器切除”の割礼の儀式。ワリス自らは、三歳の時に受けたことを友人のマリリンに告白するシーンや、さらにラストでの国連でのスピーチのシーンは衝撃的であり、感動的であり、勇気ある行動だったと言えます。

そのことをきっかけに、この儀式をなくそうという運動は進んでいるようですが、その慣習は無くなることはなく、未だにあるんだとか。悲しい現実です。

金で結婚をさせられそうになり、逃げだして、裸足のまま砂漠を歩き通し、英語をしゃべれず、路上生活を余儀なくされ、不法滞在で囚われたりと、様々な過酷な体験を乗り越え、女性の人権を守るために立ち上がるワリス。砂漠に咲く一輪の花、“ワリス”とはそういう意味なんだとか。そこには、女性の強さがあり、その強さがワリスの美しさを際立たせているのかもしれません。この儀式が完全に無くなることはないのでしょうが、少しでも減らせるような運動を続けていって欲しいモノです。

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