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2011/04/12

「エクスペリメント」鑑賞

先日、「エクスペリメント」を観てきました。ポール・シューリング監督作品(「プリズン・ブレイク」)。出演:エイドリアン・ブロディ(「プレデターズ」「戦場のピアニスト」)、フォレスト・ウィテカー(「ラスト・キング・オブ・スコットランド」)、キャム・ギガンデット、クリフトン・コリンズ・ジュニア、フィッシャー・スティーヴンス他。

失業したばかりのトラヴィス(エイドリアン・ブロディ)は、14日間の実験に参加して日給1000ドルという高報酬の求人広告を見つけ、参加する。24人の被験者は看守役と囚人役に分けられ、刑務所跡で終日それぞれの役割で行動し、その様子は監視カメラで逐一行動を観察され、もし暴力行為があれば赤ランプが点灯し、即刻実験は中止され、報酬は支払われないという。トラヴィスは囚人役、バリス(フォレスト・ウィテカー)は看守役に選ばれる。それぞれの立場で実験は開始されるが、やがて、誰も予想しなかった悲惨な事件が起こってしまう。

1971年にアメリカのスタンフォード大学で実際に行なわれた“スタンフォード大学監獄実験”をモチーフにして製作されています。

人当たりが良く、おとなしそうで、抑圧された生活を送っている人間だとしても、看守という囚人を抑圧する側に回り、たとえ、それが実験上の役割だとしても、人間は本性を露わにしてしまうモノなのでしょうか。その過程はまさに狂気。

「規律・秩序を守るため」「ルールだから」というだけで、ルールを犯したモノには、冷酷な行ないを平気でするようになっていくバリス。最初は穏やかで気弱そうな彼が豹変していく様子は衝撃的でもありました。

看守役のバリスを演じるのはオスカー俳優のフォレスト・ウィテカー。また、囚人役のトラヴィスを演じるのはこれまたオスカー俳優のエイドリアン・ブロディ。この2人のオスカー俳優の演技バトルとも言える絡みは見応えがあります。特に、フォレスト・ウィテカーの豹変ぶりは圧巻。

社会には守るべきルールがあり、それが秩序を生むのは確かかもしれないですが、人格を無視された時、秩序が崩壊していくのは当然のことなのでしょう。人間は進化してきたのかもしれませんが、結局、根っこの部分は動物と同じ。強いモノが弱いモノを喰う。しかし、理性を持つのも人間なのでしょうが・・・。本当に、考え、行動を起こせることが人間の進化の証しなのでしょうか。なんだか分からなくなりました。

トラヴィスをはじめとした被験者たちに心の安らぎの日は来るのでしょうか。トラヴィスの救いは、恋人のベイ(マギー・グレイス)なのでしょうが、その表情はいつまでも曇ったままなのかもしれません。

ドラマ「プリズン・ブレイク」製作総指揮・脚本のポール・シェアリングが監督した心理スリラー。

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