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2011/05/12

「しあわせの雨傘」鑑賞

先日、「しあわせの雨傘」を観てきました。フランソワ・オゾン監督作品。出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー、ファブリス・ルキーニ、カリン・ヴィアール、ジュディット・ゴドレーシュ、ジェレミー・レニエ他。

1970年代、フランス。スザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は毎朝のジョギングが日課の幸せなブルジョワ妻だったが、ある日、雨傘工場を経営する夫・ロバート(ファブリス・ルキーニ)が心臓発作で倒れ、雨傘工場を切り盛りすることになる。亭主関白の夫の下で押し黙り、飾り壺のような日々を送っていた彼女だったが、子ども、昔の恋人、工場の従業員たちの協力を得て予想外の本能が目覚めていくが・・・。

毎朝のジョギングとポエム作りに励むスザンヌ・ピュジョル。優雅で退屈な毎日を送っていました。夫のロベールの浮気には目をつむり、家事もするなと言われれば、そうしていました。娘のジョエル(ジュディット・ゴドレーシュ)からは非難され、“母のようにはなりたくない”とまで言われてしまいます。

そんなスザンヌが、組合と大もめの最中に、夫に変わり、会社の経営に乗り出します。愛を持って社員と接するスザンヌにより、会社は見事立ち直ります。が、療養明けで夫が復帰してからは、またまた酷くなっていきます。一念発起したスザンヌが新たに目指した目標とは・・・。

一見、古めかしい感じを受ける映像は、70年代の雰囲気を見事に再現し、その時代、女性が自律することの難しさと相まって、本作のそこはかとなく醸し出されるユーモラスなシーンに合っています。あそこに笑い声がたされれば、古き良き時代のホームドラマを見るようなタイトな映像のようでもありました。

飾り壺のように、見てくれが美しいだけで中身がない人間にはなりたくない。やりたいことをやり、自分の意見を言い、いきいきと自律して生きる事によって、中身が伴っていくことこそが素晴らしい。そうなるためには、家族や仲間の協力や、自信の努力が必要。

裕福な妻が、心臓発作で倒れた夫の代わりに雨傘工場を任されたことにより、自分の居場所を見つけ、新たな可能性を発見していく人間ドラマ。

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