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2011/05/20

「わたしを離さないで」鑑賞

先日、「わたしを離さないで」を観てきました。マーク・ロマネク監督作品。出演:キャリー・マリガン(「17歳の肖像」)、アンドリュー・ガーフィールド(「ソーシャル・ネットワーク」)、キーラ・ナイトレイ(「つぐない」)、シャーロット・ランプリング他。

緑豊かな自然に囲まれた寄宿学校ヘールシャム。キャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)の3人は、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた。いつしか、ルースとトミーは恋を育んでいき、そんな2人の傍にいながらも、次第に孤立していくキャシーだった。18歳になって、校外の農場“コテージ”で共同生活を始める3人。そして、別々の道を歩み始めた3人に、別れの時がやってきた。彼ら寄宿生には“提供”の日が待っていたのだ・・・。

予告編を見た限りでは、牧歌的な時代の物語なのだと思っていました。が、始まった瞬間、医学的に大いなる進歩があり、平均寿命が100歳を越える世界という架空の物語でした。確かに、ある使命を持っている子どもたちが大人になっていく過程を描いているには違いありませんが、彼らには大人になっても、何にもなることができないのでした。

もう、それはSFの世界なのですが、時代設定を1970~90年代に持ってくる辺りが良かった。いわゆる別の歴史をたどった世界・パラレルワールドの物語。幼少時代を過ごした寄宿学校ヘールシャムは、実に美しく描かれていますし、その後の農場コテージ周辺も美しいです。

外界とは隔てられた社会での生活しかしてこなかった彼らは、社会の空気に触れる中、人間的にも成長していったのかもしれません。それでも、どこか違って見えるのが悲しいです。そして、3人は、恋心を複雑に絡み合わせていきます。そして、時は経ち3人の関係も微妙に変わっていきます。

そして、目の前に迫った“提供”の時。一人また一人と命を落としていく仲間たち。3人にもその時は訪れ、ある噂をつてに最後の希望にすがりますが・・・。生きる事の意味はいったいなんなのか?何のために生まれてきたのか?その事実を知るには、彼らに残された時間はあまりにも短かった・・・。

謎を秘めた寄宿学校で育った3人の若者が、自らに課された過酷な運命を知りながらも、懸命に生き抜こうとする姿を描く人間ドラマ。ラブストーリーと言うにはあまりにも悲しすぎる。

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