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2011/06/15

「イリュージョニスト」鑑賞

先日、「イリュージョニスト」を観てきました。シルヴァン・ショメ監督作品。声の出演:ジャン=クロード・ドンダ、エルダ・ランキン、ダンカン・マクネイル、レイモンド・マーンズ、ジェイムズ・T・マイヤー他。

1950年代、パリ。昔ながらのマジックを披露する初老の手品師タチシェフ(ジャン=クロード・ドンダ)は、かつての人気をすっかり失い、三流の劇場や場末のバーでドサ回りの日々を送っていた。そんなある日、スコットランドの離島に着いた手品師は、片田舎のバーで貧しい少女アリス(エルダ・ランキン)と出会う。彼を何でも願いを叶えてくれる“魔法使い”と信じ、島を離れるタチシェフについて行くことになる。言葉も通じない二人は、やがてエジンバラの片隅で一緒に暮らし始めるが・・・。

言葉の通じないふたり、老手品師タチシェフと少女アリス。奇妙な同居生活を始めます。少女は彼を魔法使いだと信じ、何でもできるのだと思っています。しかし、そんなことはなく、劇場での稼ぎだけでは暮らしていけず、昼間は働きに出ます。アリスは、甲斐甲斐しく世話を焼きます。しかし、そんな生活は長くは続きませんでした。

言葉が通じないふたりのためもあるし、寡黙に演じる手品師と言うこともあり、全体に、台詞が少な目で、ほとんどがキャラクターの動きで魅せてくれます。クラシックでノスタルジックな映像ではありますが、CGもふんだんに取り入れられており、面白い雰囲気を醸し出しています。

「この世に魔法使いなんていないんだよ。」再三、タチシェフはアリスに何度も伝えようとしますが、この想いは歯がゆいほどに伝わりません。タチシェフが、ときおり眺める写真には、生き別れた娘が映っており、アリスにその面影を見ていたのでしょう。

悲劇的な終わり方を想像してしまいましたが、そこまでには至らず、感情をあまり外に出さないタチシェフの想いはどこか別の方向へ向かっていたのかもしれません。列車の行き着く先は娘の元なのかもしれません。人生の儚さと美しさが詩情豊かに描かれていて、とても優しい気持ちにさせてくれます。

昔ながらのマジックを披露する老人と、彼を魔法使いと信じる少女との心の交流を描くアニメーション作品。

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