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2011/06/28

「SUPER8/スーパーエイト」私的映画考Vol.246

先日、「SUPER8/スーパーエイト」を観てきました。J・J・エイブラムス監督作品(「LOST」「FRINGE/フリンジ」)。製作:スティーブン・スピルバーグ。出演:ジョエル・コートニー、エル・ファニング(「SOMEWHERE-サムウェア-」)、カイル・チャンドラー、ロン・エルダード、ノア・エメリッチ、ガブリエル・バッソ 他。

1979年の夏。オハイオの小さな町で保安官の父(カイル・チャンドラー)と暮らす少年ジョー(ジョエル・コートニー)。ある夜、仲間たち5人と家を抜け出し、スーパー8ミリカメラを使って映画の撮影に出かける。だが、その撮影中に偶然、米軍の貨物列車の大事故に遭遇。アメリカが絶対に秘密にしなければいけない、“何か”を輸送する途中だったのだ。少年たちが事故現場に落とした8ミリフィルムの空き箱を発見したネレク大佐(ノア・エメリッチ)は、極秘情報が何者かに目撃されたと判断して町中の捜索を開始する。やがて、町では不可解な出来事が連続して発生。犬たちが一斉に消え、行方不明者が多発していくが・・・。

謎が謎を呼ぶ展開、何かがそこにいるが見えないと言う恐怖感は、J.J.エイブラムス監督お手の物という感じで、ドキドキ感満点に物語は進行します。スピルバーグやエイブラムス監督やが少年時代に使っていたという「スーパー8」カメラを中心に据えた作品で、撮影された映像が、大きなポイントになっていきます。

ジョーたちの仲間はゾンビ映画を撮影中。自主映画のヒロインに抜擢されたアリス(エル・ファニング)。無免許で車を乗り回す闊達な少女ですが、どこか影があります。ジョーもまた4ヶ月前に母親を事故で亡くしています。その原因がアリスの父親にあるようなのですが・・・。

主人公のジョー少年を演じるジョエル・コートニーの眼差しが実に良いです。まっすぐに見つめる瞳が実に美しいです。ジョーを励ますのはアリスでした。そして、恋に落ちるふたり。そのふたりを見つめる自主映画の監督でもあるチャールズがまた良い。あこがれの少女をめぐって、ひがんでいるんだけれど、仕方がないと言うもどかしい感じがいかにも、その年代の少年らしいです。愛すべき少年たちばかり登場するのが良いところでしょう。

時代は1970年代というちょっと懐かしい雰囲気が漂う時代背景にし、そこに「エリア51」の事件を絡め、スピルバーグ監督の「未知との遭遇」や「E.T.」へのオマージュを感じさせつつ、エイブラムス監督お得意のサスペンスでまとめ上げたような作品になっています。日常の風景から非日常へと展開し、少年たちが少女を救うために立ち上がるSF冒険活劇になっています。

それでいて、ラストは実に感動的。悲しい過去に縛られていたジョー。しかし、様々な経験を通して、辛くても人は生きていけるのだと気づきます。想い出は心の中にあるのだから。そして、新たなる旅立ち。明るい未来が待っているに違いありません。そんな幸せな気分を予感させてくれるラストシーンでした。

自主映画制作中の少年たちが米軍の極秘事項を撮影したことから大事件に巻き込まれてゆくSF大作。

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