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2011/07/15

「コクリコ坂から」試写会へ

先日、「コクリコ坂から」の試写会へ行ってきました。宮崎吾朗監督作品(「ゲド戦記」)。企画・脚本:宮崎駿(「崖の上のポニョ」)。声の出演:長澤まさみ、岡田准一、竹下景子、石田ゆり子、風吹ジュン、内藤剛志、大森南朋、香川照之他。スタジオジブリ作品。

東京オリンピック開催を目前に控えた1963年の横浜。女系家族の長女である松崎海(長澤まさみ)は高校二年生。父を海で亡くし、仕事を持つ母・良子(風吹ジュン)をたすけて、コクリコ荘の住人6人の大世帯の面倒を見ている。そんな海は、同じ高校に通う新聞部の部長・風間俊(岡田准一)に心を寄せるのだが・・・。

戦後、高度成長期を迎えた横浜を舞台に、学園紛争や出生の秘密などの問題に直面しつつも、たじろぐことなく前へ進む16歳の少女と17歳の少年の恋と友情を描きます。ファンタジー要素を一切排除したまっすぐな少年少女の青春ドラマ。

主人公の海は、宮崎作品特有の責任感が強く、芯の強い健気な少女。自分の姉弟も含め、コクリコ荘の個性豊かな住人たちの面倒を見ながら高校に通っていました。海の日課の一つ、毎朝、海に向かって信号旗を揚げます。旗の意味は「安全な航行を祈る」。亡き父へのメッセージ。

そんなある日、明治時代に作られた由緒あるクラブハウス・カルチェラタンの取り壊しが決まり、反対運動の中心にいた新聞部の部長・風間俊と出会います。気になる存在からどんどん惹かれていく海でした。しかし、ひょんなことから、二人は兄妹かもしれないと言う事実に直面。関係はギクシャクしていきます。このまま、ただの友達としてつきあっていくのか、それとも・・・。

細かく描き込まれた、古き良き昭和を感じさせる当時の風景が素晴らしいです。今や大都会の横浜も。数十年前まではあんなに人情味溢れた街並みだったのですね。様々な船が行き交う海、舗装されていない坂道と立ち並ぶ家々、人と車でごった返した商店街、路面電車が行き交う街並み等々。また、翌年に東京オリンピックを控えた東京の街並みも何ともノスタルジックな雰囲気があって良いです。当時の様子を知る世代の人には、たまらない映像でしょう。ほんわかした色合いが良いんですね。

また、明治時代に作られた由緒あるクラブハウス・カルチェラタンも遊び心いっぱいで良いです。とにかく、いつ掃除したんだという汚さでしたが、そこは住人にとっては楽園だったんですね。それはもう秘密基地という感じ。しかし、このままでは取り壊されてしまいますから、なんとかしなければいけません。そこで、一斉に掃除が始まります。が、これがまた楽しいです。

戦争と戦後の混乱の中で、親たちがどう出会い、愛し、生きたか、を知っていくふたり。そんな中、二人が見いだした未来とは・・・。1963年の横浜を舞台に、16歳の少女と17歳の少年の出会いと交流、まっすぐに生きる姿を描く青春ドラマ。感動的なラストシーンに、鑑賞後、すがすがしい気持ちになれる作品。

2011年7月16日ロードショー。

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