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2011/08/22

「モールス」鑑賞

先日、「モールス」を観てきました。マット・リーヴス監督作品(「クローバーフィールド/HAKAISHA」)。出演:クロエ・グレース・モレッツ(「キック・アス」)、コディ・スミット=マクフィー(「ザ・ロード」)、リチャード・ジェンキンス、イライアス・コティーズ、カーラ・ブオノ他。

学校でのいじめに悩む孤独な12歳の少年オーウェン(コディ・スミット=マクフィー)は、ある日、隣に引っ越してきた不思議な少女アビー(クロエ・モレッツ)と出会う。オーウェンは、自分と同じように孤独を抱えるアビーのミステリアスな魅力に惹かれ始める。やがて町では残酷な連続猟奇殺人が起こり始めるが・・・。

あいかわらず全く内容を知らずに見に行きました。孤独な少年と少女。そして、少女はどこか影があり、雪の中を裸足で歩く様な変わった子でした。隣同士のふたりはモールス信号を覚え、夜な夜な壁越しに会話を繰り返し、そして、秘密を共有していきます。ここらあたりまでは、ちょっとほのぼのとした雰囲気もあり、少年少女の恋愛モノなのかなあと思っていると、少女アビーが豹変!怪奇サスペンスへとまっしぐらです。

そのおぞましさと言ったら、ありません。愛らしい少女だったはずなのに、目はギロリと輝き、口からは血が滴り、大の大人もなぎ倒すような力と、素早い身のこなし。そう、彼女はヴァンパイヤだったのです。そういえば、ふたりが会うのはいつも夜でした。

オーウェンが学校でいじめられていることが後々の伏線になっていくのですが、ラスト近くの惨殺シーンはほぼ見えません。あまりに凄惨なためにあのような演出にしたのでしょうが、想像させる恐怖は凄まじいです。

ふたりの物語と平行して不可解な猟奇殺人事件を追うのは刑事(イライアス・コティーズ)。車の事故で容疑者と思われる男が病院に搬送されたのですが、彼は頭から硫酸を被っていて誰かは分からない。そして、謎の転落死。次々に起こる猟奇殺人。事件を追ううちに、ふたりに近づいていきますが・・・。

「キック・アス」のヒットガール役が記憶に新しいクロエ・グレース・モレッツ。優しげな眼差しをしたかと思えば、突然狂気の表情へと変わっていく役どころを見事に好演。ころころと変わる表情に注目です。

スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」のリメイクである本作。より、サスペンス色を強めて、ミステリアスな作品に仕上がっています。少年と少女はいったいどこへ行こうというのか?そこには楽園があるのだろうか?少しばかりの希望を胸に朝日を浴びて列車は走り去りますが、その先には、悲しい運命が待っているとしか思えません。そこには、切なさ溢れる究極の愛のカタチがあるからなのかもしれません。

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