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2011年9月

2011/09/30

2011.09映画鑑賞総括

9月の劇場での映画鑑賞は9本。今年の累計69本。まずまずの本数で推移しました。

0901   BIUTIFUL ビューティフル
0905   インサイト・ジョブ 世界不況の知られざる真実
0912   ライフ -いのちをつなぐ物語-
0916   うさぎドロップ
0920   世界侵略:ロサンゼルス決戦
0922   あなたの初恋探します
0926   ラスト・ターゲット
0928   プリースト3D
0930   親愛なるきみへ

今月は、SF、アクション、ドキュメンタリー、ドラマ、コメディとバラエティに富んだ作品がありました。

今月良かったのは、「BIUTIFUL ビューティフル」。最初にこのタイトルを見た時は「なんで、英語とカタカナ何だろう」と思っていました。スペインのバルセロナが舞台にはなっていますが、主人公たちの生活には華やかさのかけらもなく、どこもかしこも汚い世界。なのに、このタイトルは何なのだろうと思って観ていました。

劇中この「BIUTIFUL」の下りが出てきた時にハタと気づきます。タイトルの「BIUTIFUL」はスペルが間違っている訳ですが、これを父親から教わる娘。しかし、父親はがんに冒され余命幾ばくもありません。そして、それさえも想い出になっていくのです。その娘の心情さえも表現しているタイトルだったのです。

ドキュメンタリー2作も良かったです。「インサイド・ジョブ」は世界恐慌とも言える現在の状況を招いた真実について。この手の作品は、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリーを思い起こしします。やっていることはメチャクチャで、たちの悪い所もありますが、どこかユーモアに満ちていて、楽しめる作品群でした。

本作は、チャールズ・ファーガソン監督作品ですが、マイケル・ムーア監督作品と比べて、少々ユーモアが足りなかったように思いました。当事者にしてみれば、笑い事ではないのですが、しかしながら、題材が題材だけに聞き慣れない言葉が飛び交い、大まかには分かりましたが、詳細は理解できなかったと言う印象は受けました。

「うさぎドロップ」も良かったです。今をときめく女優・芦田愛菜と松山ケンイチ主演で、SABU監督作品ですから。どこかノスタルジックで、やさしい雰囲気の作品に仕上がっていて、終盤はオリジナルな展開を見せます。原作コミックを現在読書中ですが、設定的にも一部変わっていますが、それぞれで良いのでしょう。映画は映画として感動的なラストになっています。アニメもBSフジにて放送中で、こちらも良いです。

「プリースト3D」はB級感たっぷりのSFアクション作品。ヴァンパイアと戦う教会の司祭プリーストの物語です。が、このヴァンパイアが面白い。様々なヴァンパイアを観てきましたが、もっとも変わっていると言えます。目が退化し、頭が異様に大きい、体毛はなく、体はほぼ白い。運動能力には長けていますが、見かけの割に弱いのがちょっと情けない。

確かにヴァンパイアは太陽の光に弱く夜行性ですから、目が退化しても良いのでしょうが、理性さえも感じられないというのは新しいです。感染者と言われる元人間たちが世話をしたり、手足となって活動する。その辺りの詳しい設定が良くわかりませんでしたが、新機軸ですね。

来月10月は、今月公開されてまだ見ていない作品を見たあとは、「ワイルド・スピードMEGA MAX」「猿の惑星 創世記」「キャプテンアメリカ」「カウボーイ&エイリアン」「三銃士」と続きます。あいかわらず続編シリーズ、リメイク作品はあります。

ついに登場する「キャプテンアメリカ」はアベンジャーズの筆頭ですから、本作の公開によってアベンジャーズも本格始動です。他にも東野圭吾原作の「夜明けの街で」もあります。東野圭吾氏にしては珍しいラブストーリー(不倫ですが)の映像化ですから、こちらも楽しみです。

今年も残すところあと3ヶ月。現在69本ですから、10本平均で観ないと、劇場での100本鑑賞が達成できそうもありません。少々難しくなってきました。

2011/09/29

リーガエスパニョーラ11-12シーズン第4節

2011年8月27日(日本時間28日)、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ11-12シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch)で放送中。

昨シーズンは驚異的な強さでバルセロナが優勝を果たし、3連覇を達成して幕を閉じました。今年は、アレクシス・サンチェス、セスクら補強をしたバルセロナは、さらに攻撃力を増し、快進撃が続くのか?それとも、C・ロナウド、カカを有する、レアル・マドリードが4連覇を阻むのか?今シーズンも目が離せません。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリードの試合を中心に毎節4試合を、生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第4節は以下の2試合を鑑賞しました。

バルセロナ ‐ オサスナ
レバンテ ‐ R・マドリード

バルセロナは、ホームでオサスナ戦。ゲームは終始バルセロナペースで進みます。5分、ダニエウ・アウヴェスの折り返しをメッシが詰めてさい先良く先制します。ここからバルセロナのゴールショーが始まります。12分にはメッシのアシストからセスク、33分にはアビダルのパスからビジャが、得点を上げ、前半でゲームの勝敗を決めてしまいます。後半にも3点を追加し8‐0で試合終了。メッシはハットトリックを達成しました。

R・マドリードは、アウェイでレバンテ戦。レアルペースで試合は展開しますが、40分、レバンテのDFバジェステロスのタックルをきっかけに乱闘が発生!風雲急を告げる場内が騒然とします。ゴタゴタの中、ケディラが2枚目のイエローカードを受け、退場。レアルは10人となります。数的不利を感じさせないレアルでしたが、後半、負傷明けのC・ロナウドを投入するものの、67分にレバンテに先制を許してしまいます。なんとか追いつきたいレアルでしたが、そのまま逃げ切られ0-1で試合終了。

バルセロナは大勝しましたが、苦しんだのはレアル・マドリード。第4節にして、まさかの黒星が付いてしまいました。ここまでの試合は、調子よく快勝してきましたが、勝ち点1もあげられませんでした。技術だけではサッカーは勝てないんですね。気合いのこもった相手チームに気圧されるという感じでした。

昨シーズンは、バルセロナ、レアル・マドリードの2強が首位を奪い合うという展開でしたが、今シーズンは荒れ模様。負けはしないモノの引き分けのあるバルセロナと1敗を喫したレアル。それぞれ、3位と5位。好調なのはバレンシア。ここまで3戦全勝です。次節はバルセロナとの対戦となりますから、今シーズンの優勝の行方を占う一戦となるでしょう。

第5節は、2011年9月20,21日(現地時間)。

2011/09/28

「ラスト・ターゲット」鑑賞

先日、「ラスト・ターゲット」を観てきました。アントン・コービン監督作品(「コントロール」)。出演:ジョージ・クルーニー(「マイレージ、マイライフ」)、ヴィオランテ・プラシド、テクラ・リューテン、パオロ・ボナチェリ、ヨハン・レイゼン他。

暗殺を生業として生きるジャック(ジョージ・クルーニー)は、“組織”の連絡係、パヴェル(ヨハン・レイセン)と連絡を取りつつ、イタリアの田舎町に身を隠していた。しばらくは平穏な日々が続き、神父のベネデット(パオロ・ボナチェッリ)と知り合うようになる。潜伏中の仕事として、狙撃ライフルの制作を依頼されたジャックは材料を集め、作業に没頭する。そんな中、ジャックはなじみの若い娼婦クララ(ヴィオランテ・プラシド)と愛し合うようになっていく。そして、今回のライフル制作を最後に、この世界から足を洗うとパヴェルに告げるのだが・・・。

あのジョージ・クルーニーが、寡黙で孤独なスナイパーを演じる本作。スウェーデンで狙撃され、その時一緒にいた女性も撃ち殺してしまったジャック。そのことが彼を苦しめます。愛する者さえも、疑わなければいけない裏家業。鋭敏さが欠け、年老いてしまった自分。そんな時、潜伏中の田舎町で、様々な人々と出会います。「友人は作らない方が良い」と言うパヴェルの忠告もありましたが、あまりに孤独だった人生に変化が見られたのかもしれません。

物語の大半は追っ手から逃れて潜伏していますから、緊張感が漂います。些細な物音や、人の視線、言動。何もかもを疑ってしまう自分に気づきます。感覚を研ぎ澄まして、周囲の状況を伺うシーンなんかは、日常の中に非日常が潜んでいるようで、かなりのドキドキ感です。

派手な撃ち合いは、ほとんどありませんが、じっくりと主人公の心境の変化を描いていますので、人間ドラマと言えるかもしれません。クライマックスとなる“聖体行列”のシーンでは、これまた派手さはありませんが、ドラマとしても見応えがあります。

イタリアの城塞都市の名残のある美しい風景を舞台に、裏社会からの引退を決意した孤高の暗殺者の姿を描くアクション作品。

2011/09/27

「あなたの初恋探します」鑑賞

先日、「あなたの初恋探します」を観てきました。チャン・ユジョン監督作品。出演:イム・スジョン(「ごめん、愛してる」)、コン・ユ(コーヒープリンス1号店)、チョン・ホジン、リュ・スンス、チョン・スンギル他。

ミュージカルの舞台監督として忙しく毎日を過ごすソ・ジウ(イム・スジョン)。お見合い相手から、プロポーズを受けるが、その申し出を素直に受けることができなかった。その理由は、いまだに忘れられずにいる初恋の相手がいたからだ。旅行代理店に勤めるハン・ギジュン(コン・ユ)は、融通の利かない堅物男で、バカ正直さが裏目に出て、退職することに。そして、“初恋探し株式会社”を立ち上げ、初恋の相手を探す仕事を始めるのだった。そこへ、ジウとその父親がやってきて、10年前にインドを旅したときに出会った男性キム・ジョンウク探しを始めることになるのだが・・・。

仕事には自信を持っていたジウでしたが、恋愛となると奥手になってしまいます。それは、10年前に出会った男性が忘れられないから。韓国で会う約束をしていましたが、行けなかったというより、行かなかったのです。それ以来、何事も決着を付けることを避けてきました。運命であれば、避けたとしても縁は繋がると思っていたから。

だから、ギジュンと二人で、キム・ジョンウク探しをしているウチも、それほど懸命ではありませんでした。そんな感じですから、最初は反発しあうふたりでしたが、次第に惹かれあっていくのでした。やがて、キム・ジョンウクの所在が分かり、10年ぶりの再会のチャンスが訪れますが・・・。

ジウの父親(チョン・ホジン)が良い味を出しています。ふたりの娘、特に姉のジウの行く末を強く案じるあまり、余計なこともしてしまいますが、正しいであろう道に導くべく言葉を贈ります。縁は自らで掴んでこそ、運命になるのだと。また、物事には、終わりがあるから、また、始められるのだと。

初恋の相手を忘れられず、結婚に踏み切れない女性と、彼女の初恋の相手を探す“初恋探し会社”の社長が繰り広げるラブストーリー。劇中劇のミュージカルも楽しめます。

2011/09/26

楽天レンタル、新サービス始まる!その2

楽天レンタルでは、2011年9月より、新サービス「スポットレンタルチケット全員にプレゼントキャンペーン!」が始まりました。

このキャンペーンは、メルマガ「楽天レンタルニュース」を購読するだけで「スポットレンタルチケット」が贈呈されるというモノ。先日、第一弾として、新作・旧作のDVD・CDどのタイトルにも使える1枚無料券である「スポットレンタルチケット」が配布されました(有効期限:2011年9月7日(水)8:00~9月11日(日)23:59)。

その後、再び「スポットレンタルチケット」が配布されました。期間は、有効期限は2011年9月15日(木)8:00~9月19日(月)23:59まででした。で、今回は新作には使えずに、旧作すべてのDVD・CDスポットレンタルでしたが、枚数が違います。1枚のチケットで、旧作5枚までがレンタルできるというお得なチケット。

通常、旧作レンタルは1枚50円ですから、5枚借りれば250円分お得と言うことになります。値段にしてしまうと前回が新作280円、今度は旧作5枚で250円ですからそれほどお得ではないように思いますが、5枚が無料で借りられるのですから、その鑑賞時間で考えればかなりお得なような気がしてきます。

使い方としては、スポットレンタルを通常通り行います。「スポットレンタル発送確定画面」で、メルマガ内に記載された12桁の数字「チケットID番号」を入力するだけ。そうすると5枚分までが無料になります。

スポットレンタルですから、レンタル枚数に応じ別途送料がかかります。また、レンタル期間は10泊11日ですが、返却期限を過ぎますと、1枚あたり1日80円の延滞料金が発生いたしますので注意が必要です。

今回も無料チケットを使ってレンタルしました。旧作を7枚。通常であれば、旧作50円×7枚、送料500円で合計850円になりますが、チケット利用により▲250円となり600円で借りることができました。1枚当たり約86円となり、これはお得です。                          

現在は、「DVD旧作全品39円キャンペーン!」を実施中。旧作のDVD、ブルーレイが1枚当たり39円でレンタルできます(別途送料あり)。キャンペーン期間は、2011年9月20日(火)6:00~2011年9月30日(金)5:59までの11日間限定。

あれやこれやとスポットレンタルのお得なサービスを展開してくる楽天レンタル。回転率を上げる戦術なのでしょうが、これで儲かるのかどうか、少々不安に思ってしまいます。ユーザーとしては嬉しい限りですが、採算が取れなくなって、サービス自体が終了してしまっては元も子もありません。

次回以降も「スポットレンタルチケット」には期待していますが、やり過ぎでは?と思うところもなきにしもあらず。なお「スポットレンタルチケット」のサービスの配布条件は、メルマガ購読者となりますので、まだ登録されてない方は、お早めに!ぜひ!!

2011/09/22

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」私的映画考 Vol.252

先日、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」を観てきました。ジョナサン・リーベスマン監督作品。出演:アーロン・エッカート(「ダークナイト」「幸せのレシピ」)、ミシェル・ロドリゲス(「アバター」「ワイルド・スピードMAX」)、ブリジット・モイナハン、マイケル・ペーニャ、ニーヨ他

2011年、これまで世界各地で目撃されてきたUFO事件を通して人間を観察してきたエイリアンたちは、ついに地球侵略を開始した。世界各地の主要都市に隕石が落下し、そこから、謎の物体が出現。侵攻を開始した。圧倒的な武力の差により、なすすべもなく制圧されていく各都市。最後の砦となったロサンゼルスを守るため、二等曹長のナンツ(アーロン・エッカート)率いる海兵隊員は、壮絶な市街戦を繰り広げるが・・・。

正体不明の敵と戦う海兵隊員たちを、ドキュメンタリー風の映像で負います。手持ちカメラを多用し、臨場感たっぷりで描かれる市街戦はハラハラドキドキです。敵地に取り残された一般人を救出するため、徒歩で進む小隊。煙が漂い、視界がほとんどない状態で、謎の敵に取り囲まれ、屋上から狙い撃ちされる。敵は組織的で狡猾。動きが速く、銃弾が当たっても簡単には倒れない。いったい何と戦っているのか?恐怖。焦燥感。

新米の小隊長は我を失い、ベテランの二等曹長であるナンツは、前回の出征時に部下を失い自信を失っている。隊員たちもそれぞれに事情を抱え、市民を守るため、愛する者を守るため、そして、生きて帰るべく懸命に戦います。陸戦でも歯が立たず、空戦でも全くかなわない相手に、活路を見いだすことができるのか?一人また一人と小隊員は命を落としていき、残り少なくなっていく。空爆の予定時刻はせまるが、エリア内から脱出することもできない状況に陥ってしまうが・・・。

隊員たちの命運は尽きてしまうのか?ロサンゼルスを奪還することはできるのか?このまま人類は侵略されてしまうのか?

物語は、小隊の視点からのみで進行するため、侵略の全体像を把握することができません。情報はと言えば、指示のあった時と、無線、それと、市街地を進む中、ときおり民家で流されるテレビ映像のみ。一小隊の任務にカメラが随行するので、こうなるのでしょう。そのため、鑑賞時も隊員になったかのような視点で見ることになります。それはもう、戦争映画そのもので、敵がエイリアンであると言うこと以外は変わりがありません。

VFXで描かれるエイリアンの侵攻の映像は大迫力ですし、壊滅していくロサンゼルスの街並みも圧巻です。が、何よりも海兵隊員たちの人間模様が良かったです。隊員たちを鼓舞する隊長。ナンツに兄を見殺しにされたかのように思っている隊員。婚約者の元に必死で帰ろうとする隊員。急造された小隊は、最初はちぐはぐでしたが、終盤には結束も固まり、信頼感で満ちあふれていました。そして、生き残った者たちの使命をかみしめ、次の戦場へと一歩を踏み出すのでした。感涙。

ロサンゼルスを舞台に、地球を侵略してきたエイリアンに立ち向かう海兵隊員の死闘を描いたSFアクション。

2011/09/21

リーガエスパニョーラ11-12シーズン第3節

2011年8月27日(日本時間28日)、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ11-12シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch)で放送中。

昨シーズンは驚異的な強さでバルセロナが優勝を果たし、3連覇を達成して幕を閉じました。今年は、アレクシス・サンチェス、セスクら補強をしたバルセロナは、さらに攻撃力を増し、快進撃が続くのか?それとも、C・ロナウド、カカを有する、レアル・マドリードが4連覇を阻むのか?今シーズンも目が離せません。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリードの試合を中心に毎節4試合を、生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第3節は以下の2試合を鑑賞しました。

R・ソシエダ ‐ バルセロナ
R・マドリード ‐ ヘタフェ

バルセロナは、アウェイでレアル・ソシエダ戦。メッシ、イニエスタら主力選手を温存したバルセロナ。しかし、前半はバルセロナペースで進みます。9分にシャビのゴールで先制し、2分後にはセスクのゴールで、追加点をあげます。主力を温存してもこれだけの得点力があると余裕を見せた前半でしたが、後半は失点が続きます。

57分にソシエダのアギレチェの見事なゴールを決められ、59分にはビジャのミスパスからグリーズマンに決められ同点に追いつかれてしまいます。慌ててメッシ、イニエスタら主力を投入し、勝ち越しを狙いますが、ゴールできずに2-2のまま試合終了。開幕2試合目第3節にして痛い引き分けとなってしまいました。

レアル・マドリードは、ホームでヘタフェ戦。試合はレアルペースで進みますが、点の取り合いという展開になります。1‐1で迎えた59分、クリスティアーノ・ロナウドが倒され、PKを得て、これをC・ロナウド自らが決め、2-1とします。さらにR・マドリードは、C・ロナウドのロングフィードから、ベンゼマがダイレクトで決めだめ押し。結局、4‐2でR・マドリードの勝利となりました。

レアルは気持ちよく得点を重ね2連勝。チームが実に良くかみ合っていて、今後も得点を量産しそうです。バルセロナは、先制し、余裕綽々と思いきや、手痛いミスから同点にされ、メッシら主力を投入したモノの、がっちり守られては得点できませんでした。主力を休ませたいのは分かりますが、リーグは始まったばかりですから、調子を上げるためにも序盤戦は確実に勝ち点3を上げられるように、主力にがんばってもらいたいモノです。

それにしても、セスクの加入により、楽しみが増えたバルセロナ。新しいシステムをいろいろなメンバーで試したいのも分かりますが、勝利あってのことですから、ディフェンス陣の主力ががケガで欠場している状態ですから、守備にももう少し目を配ってもらいたいところです。

第4節は、2011年9月17,18日(現地時間)。

2011/09/20

「うさぎドロップ」私的映画考Vol.251

先日、「うさぎドロップ」を観てきました。SABU監督作品。出演:松山ケンイチ(「ノルウェイの森」)、香里奈、芦田愛菜、桐谷美玲、佐藤瑠生亮、池脇千鶴、風吹ジュン、中村梅雀他。

27歳独身、彼女なし、ごくフツーのサラリーマンであるダイキチ(松山ケンイチ)は、祖父の葬儀のために久しぶりに訪れた実家で、一人の6歳の少女と出会う。孤独で悲しげなその少女りん(芦田愛菜)は、実は祖父の隠し子だった。引き取り手がなく、りんを施設に入れようと言う親族たちの意見に反発したダイキチは、勢いで自分が引き取って育てると宣言してしまう。仕事をしながらの子育てにアタフタしつつも、一生懸命にりんを育てようとするダイキチと、そんな彼に少しずつ心を開き始めるりん。ひょんなことから一緒に暮らすことになった二人だったが・・・。

祖父に良く似た外見を持つダイキチ。隠し子=厄介者としかりんを見ようとしない親戚たちの中、一人やさしくしてくれたダイキチ。「ウチに来るか?」とダイキチに言われた時、ぎゅっと手にしがみついたりん。おじいちゃんと幸せに暮らしていたはずだったのに、おとずれた突然の別れ、そして、新たなる出会いと生活。

最初は心を開かなかったりんも、次第にダイキチに心を開き始めます。「ダイキチ、ダイキチ」と呼ぶ声は天使のよう。あの笑顔も。

しかし、子育てをしたことがないダイキチに、突然できた娘同然の家族。それはトラブルの連続でした。幼稚園?保育園?んんん?まずはそこから。仕事は忙しく、残業で遅くなることもしばしば。通勤ラッシュの電車の中は、殺人的。6歳のりんにはかなりコクです。遅刻しそうになれば、りんを抱えて全力疾走。ダイキチは実によく走ります。

仕事に限界を感じたダイキチは上司に残業のない部署に異動を願い出ます。「犠牲にならなくても良いじゃないですか!」と言う部下の言葉が胸に響きます。でも、それは犠牲なんかではないのです。りんと一緒にいられる時間は幸せのためなのですから。

どうにか生活が落ち着きを見せ始めた矢先、幼稚園からりんとコウキ(佐藤瑠生亮)の姿が消えます。慌てて職場を飛び出すダイキチとコウキのママ(香里奈)。ふたりはいったいどこへ行ってしまったのか?

子どもの心は思っている以上に成長し、親を驚かすことがあります。あんなにちっちゃな頭でいろんなことを考え、心で沢山のことを感じている。ただ、説明する力が未熟なために思ったように表現することができないだけ。子どもの目線に降りて、じっくり話し合えば、今以上にわかり合うことができるはず。

平凡で一本気な青年ダイキチと、しっかり者の少女りんとのちょっとちぐはぐな共同生活。ふたりがいつしか強い絆で結ばれてゆく姿を描くハートフルコメディ。殺風景だった部屋が日を追うごとにカラフルに変貌してゆく様も楽しいです。

2011/09/16

まもなく到来!BS多チャンネル時代

先日、ふとBSデジタル放送の電子番組表(EPG)をみていると2011年10月1日開局の新チャンネルが増えているではありませんか!まだ開局までには間があるので、番組欄は空欄ではありましたが、着々と準備が進んでいるようです。

現在放送中のBSデジタル放送は、公共放送、無料放送、有料放送を交えて、下記のように12chになっています。

公共放送
NHK BS1
NHK BSプレミアム

無料放送
BS日テレ
BS朝日
BS-TBS
BSジャパン
BSフジ

有料放送
WOWOW
スター・チャンネル

無料放送
BS11
TwellV(トゥエルビ)
ウェザーニュース(データ放送)

それが、2011年10月1日からは、既存のWOWOWとスター・チャンネルが3チャンネルずつに増えるのと、

WOWOWプライム
WOWOWライブ
WOWOWシネマ
スター・チャンネル1
スター・チャンネル2
スター・チャンネル3

新たに増えるチャンネルがありますし、2012年春にもさらに増える予定になっていますので、BSデジタル放送多チャンネル時代を迎える訳です。

有料放送
グリーンチャンネル
BSアニマックス
FOX bs238
BSスカパー!
J SPORTS 1
J SPORTS 2

無料放送
放送大学

で、2011年9月14日から電子番組表に新設のチャンネルの番組欄が増えたのでした。新チャンネルを選局すると、「放送が受信できません。」(E202)等のメッセージが表示される場合がありますし、試験画像、試験音声が提示される場合があるとのこと。

電子番組表には、8日間分の内容が表示されますから、新チャンネルの放送が開始される10月1日が近づくと番組欄には、順次番組情報が格納されていくことでしょう。

有料番組の視聴には、視聴契約が必要ですが、「FOX bs238」「BSスカパー!」はキャンペーンにつき、2012年9月30日までの1年間、無料で鑑賞が可能です。ただし、「BSスカパー!」は、無料体験申し込み者、またはスカパー!e2ご契約者(期間中に新たにご契約された方、および既にご契約されていた方)が対象となりますので、注意が必要です。

地上アナログ放送が終焉を迎え、地上デジタル放送が本格始動した今年、BSデジタル放送がさらに拡充していきます。デジタル放送の恩恵はやはり、高画質や、5.1ch音声等が上げられます。美しい映像を、そのままに鑑賞できるというのは素晴らしいことです。多チャンネル化していくと録画して鑑賞する際には、観たい番組が重なって困ることもしばしばあるかもしれませんが、それは嬉しい悲鳴ってことで。ハードを買い足して対応することになるでしょう。つくづく良い時代になったモノです。

2011/09/15

「やさしい嘘と贈り物」私的映画考Vol.250

先日、「やさしい嘘と贈り物」を観ました。ニコラス・ファクラー監督作品。出演:マーティン・ランドー、エレン・バースティン、アダム・スコット、エリザベス・バンクス他。

孤独な生活を送る老人ロバート・マローン(マーティン・ランドー)。ある日、スーパーでの仕事を終えて帰宅すると、そこに一人の美しい女性がいたのだ。メアリー(エレン・バースティン)という名のその女性は、通りがかったロバートの家の扉が開いており、住人のことを心配したのだと語る。立ち去る間際、彼女はロバートを食事に誘う。当日、慣れない場に苦戦しつつも、小洒落たレストランで楽しいひと時を過ごすロバート。そして2人は“絶対に物事をあきらめない”という約束を交わす。こうしてロバートとメアリーの交際が始まるが・・・。

あいかわらず詳しい内容を知らずに見始めますが、タイトルになっている「やさしい嘘」とはいったい何のことなのだろうと思いつつ、物語は展開していきます。登場人物が個性豊かで、ユーモラスで、でも少しこわばっているような。メアリーとその娘アレックス(エリザベス・バンクス)は何か隠し事をしているような、目的があってロバートに近づいているような感じ。

若いスーパーのオーナー、マイク(アダム・スコット)に、メアリーとの交際について相談しますが、このやりとりがなかなか面白いです。久しぶりの女性とのデートに心躍らせるロバートが何ともほほえましい。アレックスから、メアリーがロバートに好意を寄せていると知らされ、まるで10代のような恋にときめいてゆくロバート。デートを重ねていくふたりは、実に初々しです。まるで少年少女の初めてのデートのようです。そして、クリスマスの夜。

デートの最中の交わされる会話が良いです。「大人になるとすべてが変わる」「やり残したことが一杯ある」「あきらめなければ挫折はない。夢は必ず叶う」「年を取って分かることもある。自然は美しい。それはご褒美。」等々。そして、「そんなとき、人生を無駄にしたのではないかと思う」と。

確かに人生は平坦な道ばかりではありません、山あり谷あり様々な経験を通して今の自分があるのです。だからといって、それが無駄である訳がありません。過去は振り返る必要はないのです。思い悩んでも変えることはできないのですから。そして、未来も同じこと。どうなるかは誰にも分からないのだから、今、この瞬間を楽しむことが大切なのだと教えてくれます。

そして、明かされる真実。そこには悲しい現実があったのです。しかし、ふたりで交わした“あきらめない”という約束。それを頼りにまた新しい一歩を踏み出すことができるはず。「嘘」に救われることもあるのです。そこには優しさが愛が込められているのだから。

独り暮らしの孤独な老人が、美しい女性と出会って生活に潤いを取り戻すが、そこには悲しい真実が隠されていたのです。大人の恋愛と家族愛をやさしいタッチで描いた感動作。オススメの一本です。

2011/09/14

楽天レンタル、新サービス始まる!

楽天レンタルでは、2011年9月より、新サービス「スポットレンタルチケット全員にプレゼントキャンペーン!」が始まりました。

このキャンペーンは、メルマガ「楽天レンタルニュース」を購読するだけで「スポットレンタルチケット」が贈呈されるというモノ。その第一弾として、「スポットレンタルチケット」が配布されました。今回は、新作・旧作のDVD・CDどのタイトルにも使える1枚無料券でした。有効期限は、2011年9月7日(水)8:00~9月11日(日)23:59まで(終了済み)。      

使い方としては、スポットレンタルを通常通り行います。「スポットレンタル発送確定画面」で、メルマガ内に記載された12桁の数字「チケットID番号」を入力するだけ。そうすると、新作1タイトルのみが優先的にクーポン対象になり無料になります。もちろん、旧作にも適用することはできますが、どうせなら新作が良いですよね。

スポットレンタルですから、レンタル枚数に応じ別途送料がかかります。また、レンタル期間は10泊11日ですが、返却期限を過ぎますと、1枚あたり1日80円の延滞料金が発生いたしますので注意が必要です。

今回、私も無料チケットを使ってレンタルしました。新作1枚に旧作6枚の計7枚。通常であれば、新作は280円、旧作50円×6枚、送料500円で合計1080円になりますが、チケット利用により▲280円となり800円で借りることができました。これはお得です。                          

私の場合、「TUTAYA DISCAS」では新作を、「楽天レンタル」では旧作を中心に借りています。当然のように楽天レンタルのリストには旧作しか登録していませんでしたが、今回のサービスにより、新作タイトルもいくつか登録するようにしました。次月以降に備えてあります。

10月以降は、今回と同じ新作にも使える「スポットレンタルチケット」なのか?はたまた違うサービスなのか?どんなクーポンになるのか楽しみです。なおこちらは、配布条件がメルマガ購読者となりますので、まだ登録されてない方は、お早めに!

2011/09/13

「ライフ ―いのちをつなぐ物語―」鑑賞

先日、「ライフ ―いのちをつなぐ物語―」を観てきました。マイケル・ガントン、マーサ・ホームズ監督作品。日本語版ナレーション: 松本幸四郎、松たか子。

南極では、天敵から襲われない氷に覆われた海の上を子育ての場に選んだ母アザラシが子育てを開始。一方、エチオピアのシミエン山地では、骨も溶かす強力な胃液を持っているヒゲワシが、大きいサイズの骨を食べやすくするため、高所から岩場に落として割っている。そしてケニアの草原では、チーター三兄弟が協力して獲物を狙う。地球上で繰り広げられる生命の営みの姿を追いかけ、生命の意味を知る旅に出る。

“動物と同じ目線”にこだわり、最新のカメラ技術を駆使して撮影された本作。アザラシやチーターなどの動物をはじめ、イルカの漁や、クジラやクワガタムシの恋、ハネジネズミやカイツブリなどの珍しい生き物たちが必死に知恵を絞って命をつなぐ姿を追い掛けていきます。

昨年WOWOWにて放送された「BBC EARTH 2010」シリーズの「Life 生命という奇跡」全10回の総集編的内容で、本編を見た私としては目新しい映像はありませんでしたが、効果音や音楽がよりダイナミックになっていたように感じました。また、少々コミカルな演出もされていたように思いました。

最初にこの映像集を観た時は、そりゃあ驚きの連続でした。地球は人類だけの星ではなく、すべての動植物の生命が息づいている。それもたくましく、力強く。動物の親子にしても愛情に溢れているのは当然で、まるで人間の親子を観るかのように思えました。そして、生き抜くための知恵、生命を次の世代に引き継ぐための知恵等々、生き物は皆、生きるために行動をしているのでした。

製作期間6年、総製作費35億円、18カ国、24カ所――世界を股にかけ、全大陸ロケを敢行、BBC史上最大のネイチャードキュメンタリーとなった本作。超ハイスピードカメラを駆使して撮影された、地球に生を受けたさまざまな動物たちの生きざまに迫る驚異のドキュメンタリー。

BBC EARTH ライフ DVD-BOX

2011/09/12

「フローズン・リバー」鑑賞

先日、「フローズン・リバー」を観ました。コートニー・ハント監督作品。出演:メリッサ・レオ 、ミスティ・アップハム、チャーリー・マクダーモット、マーク・ブーン・ジュニア、マイケル・オキーフ他。 第81回アカデミー賞主演女優賞、脚本賞ノミネート作品。

カナダとの国境に面するニューヨーク州最北部の町。ここにはモホーク族の保留地がある。2人の息子を育てながら、1ドルショップで働く白人女性レイ・エディ(メリッサ・レオ)は、新居を買うための金をギャンブル依存症の夫に持ち逃げされる。夫を探しに行ったレイはモホーク族の女ライラ・リトルウルフ(ミスティ・アップハム)と知り合う。ライラはまとまった金を手に入れるため、凍った川を車で渡り、アジアの不法移民をカナダからアメリカに密入国させる仕事をしていた。レイは儲けの山分けを条件にパートナーとなり、車を運転することになるが・・・。

セントローレンス川をはさみ、米・ニューヨーク州とカナダにまたがるモホーク族の保留地が舞台となります。季節は冬から春にかけて。冬の間は凍結するセントローレンス川。車で氷上を渡ることができますが、道は悪路だし、灯りはないし、危険なこともあります。

全くうまくいかない人生に、なんとかもがき、脱出したいと思うふたりの女性。レイは新居を手に入れるため、ライラは義母に奪われた子供を取り戻したいと願っていました。そのためには金がいる。一攫千金の仕事で金を稼ぐしかありません。多額の報酬と引き換えに、不法入国者を手助けする仕事を夜な夜な始めます。最初は簡単な仕事のように思われましたが、ある晩、大問題が発生します。

パキスタンから来た夫婦から預かった鞄の中身を爆弾だと思いこみ、氷上に捨ててしまったのです。しかし、バックの中身は夫婦の赤ん坊だったのです。氷点下の夜に投げ出された赤ん坊の運命は・・・。

そして、クライマックスには、報酬金を巡る発砲騒ぎに巻き込まれてしまい、カナダ、アメリカ両方の警察から追われてしまいます。事態を丸く収めるためには、レイとライラのどちらが警察に行くしかありませんでした。その時とった決断とは・・・。

全体の印象として静かな作品ではありますが、取り扱っている題材が重苦し雰囲気を醸し出しています。実話を基にしたという物語は、現代アメリカが直面する社会問題を背景に、家族のために大胆な行動に出る二人の母親の姿を、力強く描き出しています。家族を愛するためにとった行動は、賞賛に値することではないかもしれませんが、納得のいく結論だったと思えます。

不法移民の密入国の手助けをする裏稼業に手を染めながら、苦境を乗り越えていく2人の母親の姿を描く人間ドラマ。

2011/09/09

SONY「Reader」で電子書籍デビュー!その10

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2010年12月、ソニーの電子書籍“Reader” を購入しました。

昨今の電子書籍ブームに乗り、ソニーからも電子書籍端末「Reader(リーダー)」が発売され、ソニーストア iconで購入したのが、5型/800×600ドットの「Reader Pocket Edition(PRS-350)」。

今日は、「Reader Store」で配信が始まったコミックについてご紹介します。「Reader Store」では、毎週金曜日に新刊が登録され続けています。開始当初はいわゆる活字媒体の小説・エッセイ・ノンフィクション等のジャンルのみの公開でした。それが、2011年6月より、コミックが追加されたのです。

ソフトウェアの更新も無事終了し、コミックのサンプルも読むことができましたので、どんなコミックがあるのか物色開始です。

コミックは今のところ、講談社発行のタイトルのみとなっています。講談社だけでも新旧取り混ぜて、様々なジャンルのコミックがあります。少年誌で言うと少年マガジン系、青年誌は、ヤングマガジンに始まり、モーニング、アフタヌーン、イブニングと言った雑誌からのコミックがあります。女性向けでは、なかよし、少女フレンド、デザート、別冊フレンド等々に掲載されたコミックとなります。 

シリーズ別の一覧もあります。その中には、懐かしいタイトルもたくさんありました。「あしたのジョー」「巨人の星」「タイガーマスク」なんてのはかなり懐かしい。「あしたのジョー」や「巨人の星」は少年時代にコミックを持っていましたが、ネットオークションで処分してしまったので、今は手元にありません。「タイガーマスク」に至ってはコミックは読んだことがありません。あの衝撃のラストシーンは噂で聞きましたが・・・。「男おいどん」や「クィーンエメラルダス」等松本零士作品もありました。

他にも「金田一少年の事件簿File」「FAIRY TAIL」「さよなら絶望先生」「ゴッドハンド輝」「海の大陸NOA」等々、新旧取り混ぜてラインナップされています。

全巻登録されている作品もありますが、最近の作品では途中までしか登録されていない作品もあります。また、講談社の書籍にはもれなく「このコンテンツは、ご購入後のダウンロード可能期間が365日間となります。」と記載されていて、制限が付けられています。購入後は、「Reader」本体から消してしまっても、何度もダウンロードできる訳ですが、この記述がある書籍については、1年間の期間がありますので、注意が必要です。

価格は、実際の書籍よりもわずかに安い設定になっています。「のだめカンタ-ビレ(#25(アンコ-ルオペラ編))」は実際が440円ですが、ダウンロード価格は420円となっています。「あしたのジョー」や「巨人の星」等はマガジンコミック版は絶版に(文庫版はあります)なっているようですから、比べようもありません。ちなみに1冊420円です。これを高いと判断するか安いと判断するかは、それぞれの考え方でしょう。

ちなみに私は、「あしたのジョー」の1巻を購入し、ダウンロードしました。「Reader」本体が文庫サイズで、ディスプレイ自体はさらに小さくなります。なので、文庫サイズのコミックよりもさらに小さくなる訳です。文字がつぶれて見えない訳ではありませんが、かなり小さいと感じました。また、サンプルで確認した久保ミツロウ・著「モテキ(1)」は最近の作品ですから、原稿自体がデジタル処理してあるのでしょうが、いかんせん古い作品はスキャニングにも限界があるのでしょうから、鮮明さが違うようにも感じました。

小説のデータは文字だけですから、自由に大きさを変えて、読むことができますが、コミックはそうはいきませんので、ディスプレイの大きさが少々ネックになるかもしれません。

2011/09/02付け「コミック<ウィークリーランキング>2011年08月26日(金)~09月01日(木)」によると、唯一の集英社コミック「こちら葛飾区亀有公園前派出所」映画公開記念スペシャル版」が上位を占め、その後、「進撃の巨人」「聖☆おにいさん」「モテキ」「へうげもの」「Kiss×sis」「社長 島耕作」「GIANT KILLING」「宇宙兄弟」「生徒会役員共」「ちはやふる」の各巻が続きます。

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」映画公開記念スペシャル版」は連載の1話分をばら売りするという面白い方式です。1話当たり、63円ですから、高いか?安いか?うーんですね。通常1冊のコミックには10話分くらいが収録されますから、少々高価なような気がしますが・・・。

まもなく発売となる、「Sony Tablet」でも2011年10月以降は、eBookストア「Reader Store」で購入・ダウンロードした書籍を読むことができると言う話しです。「Sony Tablet」はカラー液晶ですから、書籍の扱いにも幅が出るというモノ。ただ、バッテリーの持続時間がノートパソコン並みですから、気軽に旅行に持ち歩けるという感じにはならないでしょう。利点としては、PCを使わずに直接ダウンロードできると言うところでしょう。

今後も、電子書籍自体が注目され、紙媒体とはひと味違った使い方がされていくことになると思われます。紙だって有限の資源ですから、いつまでも読み続けることができない時代がやってくるかもしれません。ますます発展していくと思われる電子書籍。普及が促進されれば、より安価に、さらに便利になることに繋がりますから、興味のある方はぜひともご購入を!よろしくお願いします。

ソニーストア 送料無料

2011/09/08

「Chan-Toru Ver3.0」でリモート録画予約 その3

これまで、ドコモの携帯電話SO902iのiアプリ「Gガイド番組表リモコン」を利用して、外出先からBDレコーダーへと接続し、番組予約をしてきました。しかし、地上デジタル放送しか予約ができませんし、携帯電話もそろそろ替え時かと思っていました。

そこで、パソコンやスマートフォンを使って、番組予約ができるソフトがないかと思い、いろいろ探してみたら、ありました。「Chan-Toru Ver3.0」です。“ちゃん-とる”と読むようです。気になる番組が、ちゃんと録れると言う意味でしょうね。

「Chan-Toru Ver3.0」は、スマートフォンやPC・タブレットを使って、外出先から、BDレコーダー(ソニー製)へと接続し、好きなときに番組の録画予約をしたり、録り貯めた番組コンテンツの整理をすることができます。まだ、お試し版(beta版)なので、サポートもありません。

次に実際に予約を行ってみます。「番組表をみる」から「地上デジタル番組表をみる」を選択します。新聞のテレビ欄の様に日別に表示された番組表が表示されます。EPGのようにジャンルごとに色分けされているとさらに見やすいのでしょうが、今のところ無色です。

で、録画予約した番組タイトルをクリックすると番組情報と共に、画質が表示されます。“番組詳細をみる”をクリックすると詳しい番組内容が表示されます。画質は初期設定ではDRモードになっていますが、変更が可能です。頻繁に使う画質がある場合は、[設定]-[BDレコーダー設定]から、[デフォルトの画質設定]で変更しておくと、予約時にいちいち変更しなくても良いので便利です。私は“LSR”にしてあります。

予約内容に間違いがなければ、画面下部にある「予約録画をする」をクリックします。そうすると「録画予約成功」と言うメッセージが表示されます。これで予約ができました。

番組表の中で予約されている番組は、黄色く色が付いています。また、「予約リストをみる」から確認することができます。

「番組をさがす」からも予約ができます。キーワードを入力して、検索すると、ヒットした番組がいくつか表示されます。そこから、「番組表をみる」と同様の方法で予約すればOK。キーワードは使った順番に記憶されていますので、そこから選択して、再度検索することができます。「ランキングをみる」も同様です。

「予約リストをみる」からは、予約の削除ができます。録画モードの変更はできますが、録画1から2への変更はできません。なので、予約が重複した場合は、どちらかを優先することしかできません。

「録画リストをみる」からは、録画済みのタイトルの確認ができます。「ドラマ」や「映画」と言ったジャンルごとに表示させることもできます。不要なタイトルの削除もできます。これは少々危険なような気もしますが、まあ、注意して使うしかないでしょう。

BDレコーダー本体に、インターネットの常時接続の設定さえしてあれば、パソコンやスマートフォンを使ってカンタンに外部から録画予約ができます。予約リストの確認や整理ができると言うのもありがたいことです。

今までは、iアプリ「Gガイド番組表リモコン」を使っていましたが、予約はできるモノの、予約リストの確認はできませんでしたから、「Chan-Toru」を使えば、それ以上のことができることが分かりました。これで、古い携帯電話からスマートフォンへと機種交換しても良さそうです。本格的に検討を開始することにします。

つづく。

2011/09/07

「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」私的映画考Vol.249

先日、「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」を観てきました。チャールズ・ファーガソン監督作品。出演:マット・デイモン(「アジャストメント」「グリーン・ゾーン」)、ポール・ボルカー、ジョージ・ソロス、エリオット・スピッツァー、バーニー・フランク他。第83回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞受賞作品。

2008年9月、アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻。世界中を巻き込んだ金融危機が発生した。アメリカはその前から住宅ローンの焦げ付きによるサブプライムローン問題などを抱えており、一気に未曾有の経済恐慌に陥ってしまった。そこには1980年代以来、狂乱の時代にあったアメリカ金融界に巣食う恐ろしい落とし穴があった。

ニュースや新聞で何度も見たり読んだりして言葉自体は聞いたことがあるモノの、今ひとつピンとこなかったリーマン・ブラザーズ経営破綻に始まる経済恐慌。その始まりは、80年代にあったのでした。そもそも日本とはまったく違う金融業界なのもありますし、様々な法律があるのも違うところでしょう。

法律で規制されていた時は良かったのでしょうが、規制が一つまた一つと解除され、緩和されていく内に、タガは果てしなく緩んでいったのでしょう。また、金融業界のトップの人々が、政界に入ることによって、その事態は加速度的に崩壊していったのです。

反面、一部の富裕層、大手金融会社のトップの人々は私腹を肥やしていったのです。悪いことは、下々の人間が負えばよい。そんな感じです。当然、劇中の通貨単位はドルなので、“何億ドルの年収”と言われても一瞬、はっきりと実感できないのですが、1ドル100円としても凄いことです。

負債を負った人々は住宅ローンが返せなくなり、家を奪われ、路頭に迷う。失業率も高まり、仕事もない。テント暮らしなんて人も大勢います。それはアメリカだけではなく、世界各国に広がっているのです。

金融危機に関わった多くの人々へのインタビューを中心に、構成されているのですが、ときおり、「○○氏は取材を断った」という字幕が出て、苦笑させられます。悪意を持ってやったことではないのでしょうが、悪かったと思っているから取材に応じられないのでしょう。

実際、起訴されたり逮捕されたという事実はない訳で、誰が悪かったのか?どの組織に落ち度があったのか?というのは、明らかにはされていません。それは、金融界、政界、経済学界がグルになって、大っぴらに行った犯罪には、誰も手を出せないということなのでしょう。

苦笑という感じ観ていられるのは、直接影響を受けていないからなのかもしれません(間接的には受けていますが)。当事者にしてみれば、笑い事ではない。生きるか死ぬかという大問題。腹立たしくもあり、「ホラーよりも怖い現実」の話しなんですね。

2008年に起きたリーマン・ブラザーズの経営破綻(リーマンショック)をはじめとする、世界中を巻き込んだ経済崩壊の真実に迫るドキュメンタリー。

2011/09/06

リーガエスパニョーラ11-12シーズン始まる!

2011年8月27日(日本時間28日)、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ11-12シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch)で放送中。

昨シーズンは驚異的な強さでバルセロナが優勝を果たして3連覇を達成して幕を閉じました。今年は、アレクシス・サンチェス、セスクら補強をしたバルセロナは、さらに攻撃力を増し、快進撃が続くのか?それとも、C・ロナウド、カカを有する、レアル・マドリードが4連覇を阻むのか?今シーズンも目が離せません。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリードの試合を中心に毎節4試合を、生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第2節は以下の2試合を鑑賞しました。

サラゴサ ‐ R・マドリード
バルセロナ ‐ ビジャレアル

選手会のストライキにより1週間遅れでの開幕となった2011‐12シーズン。待ちに待った開幕です。

R・マドリードはアウェイでサラゴサ戦。試合はレアルペースで展開。サラゴサの反撃を許さないという感じ。24分、エジルのパスから、クリスティアーノ・ロナウドがネットを揺らして先制ゴール!エースの初ゴールにスタジアムは沸きます。その後も、マルセロ、C・ロナウド、シャビ・アロンソが続けざまにゴールを決めていきます。C・ロナウドはハットトリックも達成し、終わってみれば6‐0の大差となりました。

バルセロナは、ホームで、ビジャレアル戦。新規加入したアレクシス・サンチェス、セスクを起用したバルセロナは、面白いようにボールを回し、圧倒的なボール支配率で攻撃を繰り出します。24分、チアゴ・アルカンタラがシュートを決め先制。前半終了間際に、メッシのスルーパスからセスクが追加点をあげます。後半、メッシの2得点を含む3点を追加し5-0とし、大差で勝利しました。

両チームとも、大差で勝利し、さい先の良いスタートを切りました。レアル・マドリードは昨年とあまり変わらない体制で、やはり個人技で崩すという印象を受けました。一方のバルセロナは、新たに獲得した選手もかなりのレベルでフィットしている印象で、パスを繋ぎながら、組織として相手を崩すと言う点ではバルセロナのサッカーになっています。

印象的だったのは、イニエスタからシャビへの選手交代。過去にもあったでしょうが、良い状態だったのに交代でしたから、新しい体制を試したいという感じでした。セスクの加入により、攻撃のバリエーションがさらに増え、ますます面白いサッカーになっています。プレシーズンでのけが人が多く、ディフェンス陣が完全ではありませんでしたが、これで守りも確実さが増せば、バルセロナは驚異的な強さを見せるかもしれません。

待ちに待ったリーガエスパニョーラの開幕です。今シーズンも見所いっぱいのリーガ。10月からは、3チャンネル24時間フルハイビジョン化になるWOWOW。全試合ハイビジョンで観られるのでしょうか?こちらも楽しみです。第3節は、2011年9月10,11日(現地時間)。

2011/09/05

「BIUTIFUL ビューティフル」鑑賞

先日、「BIUTIFUL ビューティフル」を観てきました。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品(「バベル」「21グラム」)。出演:ハビエル・バルデム(「ノーカントリー」「食べて、祈って、恋をして」「それでも恋するバルセロナ」)、マリセル・アルバレス、エドゥアルド・フェルナンデス、ディアリァトゥ・ダフ、チェン・ツァイシェン他。第63回カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞、アカデミー賞主演男優賞・外国語映画賞ノミネート作品。

スペイン・バルセロナ。ウスバル(ハビエル・バルデム)は、離婚した情緒不安定で薬物中毒の妻マランブラ(マリセル・アルバレス)を支えながら、2人の幼い子供たちと暮らしていた。決して裕福とはいえず、生活のためにあらゆる仕事を請け負っていたウスバルは、ときには麻薬取引、中国人移民への不法労働の手配など非合法な闇の仕事も厭わなかった。ある日、ウスバルは末期がんであることがわかり、余命2ヶ月と宣告される。ウスバルは家族に打ち明けることもできず、死の恐怖と闘いながらも、残された時間を家族の愛を取り戻すために生きることを決意するが・・・。

バルセロナ、その華やかな大都市の片隅では、こんなにも厳しい現実があるのでしょうか。不法移民は溢れ、麻薬取引も行われ、警察官への裏金が横行する。しかし、それでも人々は、皆、必死に生きているのです。が、あがけばあがくほど、深みにはまっていってしまうのが厳しい現実をさらに悪化させていきます。

ウスバルは死期を知り残された時間どう生きるのか悩みます。子どもたちのために非合法な仕事にも手を染めてきた。良かれと思ってやったことも裏目にでたり、妻とも兄ともわだかまりを抱えていましたし、顔を知らない父への想いもありました。そんな、ウスバルはしばしば罪の意識も抱えてました。また、自分の能力が恨めしく思う時もありました。観ている内に、もどかしくもせつない想いに包まれます。

タイトルの「Biutiful」は、劇中、ウスバルが娘に教えた「beautiful」の綴りの間違い。しかし、それは彼が娘に残した生きた証のひとつになっていくのでしょう。そして、魂の安らぎの場所へたどり着いた時、懐かしくも、会いたかった人に会えるのかもしれません。

バルセロナの闇社会で生きる男が余命2ヶ月と知らされ、子供たちのために懸命に生きる父親の姿を描く人間ドラマ。生きること死ぬことの意味を考えさせられる作品。

2011/09/02

「Chan-Toru Ver3.0」でリモート録画予約 その2

これまで、ドコモの携帯電話SO902iのiアプリ「Gガイド番組表リモコン」を利用して、外出先からBDレコーダーへと接続し、番組予約をしてきました。しかし、地上デジタル放送しか予約ができませんし、携帯電話もそろそろ替え時かと思っていました。

そこで、パソコンやスマートフォンを使って、番組予約ができるソフトがないかと思い、いろいろ探してみたら、ありました。「Chan-Toru Ver3.0」です。“ちゃん-とる”と読むようです。気になる番組が、ちゃんと録れると言う意味でしょうね。

「Chan-Toru Ver3.0」は、スマートフォンやPC・タブレットを使って、外出先から、BDレコーダー(ソニー製)へと接続し、好きなときに番組の録画予約をしたり、録り貯めた番組コンテンツの整理をすることができます。まだ、お試し版(beta版)なので、サポートもありません。

ログイン、「ユーザー設定」「BDレコーダー設定」が終わりましたので、さっそくパソコン版で試用開始です。

ログインしますと、左側にメニューがあり、右側は表示画面になります。メニューは上から、「放送中の番組リストをみる」「番組表をみる」「番組をさがす」「ランキングをみる」と言う予約系になっています。その下には、「予約リストをみる」「録画リストをみる」「設定」とBDレコーダーの操作・確認用のメニューになっています。

まずは「番組表をみる」をクリック。クリックすると「地上デジタル」か「BSデジタル」かの選択肢になります(2011年9月1日Ver.3.0.2に更新され、「局ごとの番組リストをみる」が追加されました)。「地上デジタル番組表をみる」をクリックすると、新聞のテレビ欄のような番組表が表示されます。白地に青い文字の番組タイトルと黒い文字の番組説明。文字と横幅は、大きさは大中小で切り替えることができます。日付選択から1週間(8日間)先までの番組表を表示することもできます。

大きさは、ディスプレイの大きさに合わせて設定すると良いでしょう。また、BSデジタル放送は局数が多いので、一覧できませんが、画面右上にある“全画面サイズ”ボタンをクリックすると、右側のメニュー画面がたたまれ、NHK BS1~BS Twellvまでを表示することもできます。

また、[設定]-[ユーザー情報を変更する]-[放送設定]-[My番組表]から、有料放送等、不要な局を削除することもできます。追加も可。

「番組をさがす」というのは重宝しています。テレビ雑誌等やネットを利用して番組予約をしていますが、どうしてももれてしまうようなこともあります。レコーダーでキーワード登録し自動録画している場合もありますが、そこまでしていない場合もあり、気づかなかったり、うっかり忘れてしまうこともあります。そんな時、「番組をさがす」から、該当番組を見つけることができます。キーワードを入力して、検索すると、ヒットした番組がいくつか表示されます。そこから、予約すればカンタンです。

「ランキングをみる」も良いです。「予約ランキングをみる」「ドラマのクチコミをみる」「アニメのクチコミをみる」と言うのがあります。「予約ランキング」は新潟エリア(地域設定したエリア)での予約数のランキングが10位まで表示されます。どんな番組が予約が多いのか人気があるのかと言うのが分かりますし、あまり興味がなくても、人気があるようならみてみようかなんてこともできます。

「クチコミ」にはドラマとアニメのクチコミの多い数のランキングが表示されます。こちらは全国版のようで20位までが表示されています。これも人気のバロメーターでしょう。

と言うことで、予約系の項目はなかなか便利です。これなら使えそうです。全体の操作として、スマートフォンが基本になっているようで、画面をスクロールさせる場合、マウスでドラッグではなく、マウスで画面をフリックするようになっています。スマートフォンでは良いのでしょうが、パソコンではドラッグで良いような気がします。まだ操作に慣れていないので、時々スクロールしようとして「あれ?動かない」と思ってしまうことがあります。

操作の仕方は慣れればさほど問題ないので、使い勝手としては良好でしょう。続いて実際に番組予約をしてみます。

つづく。

2011/09/01

「ツリー・オブ・ライフ」私的映画考Vol.248

先日、「ツリー・オブ・ライフ」を観てきました。テレンス・マリック監督作品。 出演:ブラッド・ピット(「バベル」「ベンジャミン・バトン」)、ショーン・ペン(「ミスティック・リバー」「ミルク」)、ジェシカ・チャスティン、フィオナ・ショウ、ハンター・マクケラン他。第64回カンヌ国際映画祭最優秀賞パルムドール受賞作品。

若い頃に弟に死なれたジャック(ショーン・ペン)は、仕事で成功し中年にさしかかった今も、子ども時代のトラウマに囚われていた。1950年代半ば、中央テキサスの田舎町で暮らしていた10代のジャック(ハンター・マクケラン)。夢のように美しい風景に包まれていながら、彼の生活は、強権的な父親(ブラッド・ピット)に完全に支配されていた。自分の信念を息子たちに叩き込もうとする父親。反面、我が子に無償の愛を注ぎ続ける聖母のごとき母親(ジェシカ・チャスティン)。そんな相反する両親に挟まれ、翻弄されるうち、幼かった少年はやがて純真さを失い、そんな自分に傷つき、暗黒の淵にとらわれていく・・・。数十年後、あの頃に想いをめぐらすジャック。彼の心の救いはどこにあるのだろうか。

ドキュメンタリーのような編集により描かれる人生の回顧録。人生の終焉を迎え、想いをめぐらすのは、辛いこともあったが、楽しいこともあった少年時代のこと。強権的な父親に支配され、抑圧され、そのはけ口となっていく友人たちとの悪さ。兄弟たちとの関わり。嫉妬心や虚栄心、父親への反抗心。様々なことが少年だったジャックを作り上げ、中年となったジャックの後悔へと繋がっていきます。

しかし、強権的だった父親の意志は少なからずジャックにも投影されていて、成功への渇望や、力への衝動を抑えきれずに、きっとここまで来たのでしょう。年を取ったであろう父親へ電話するジャック。敬う気持ちはあるのでしょうし、感謝の気持ちや謝罪もあるのでしょう。複雑な思いがめぐってきます。そして、若くして亡くなった弟のこと。エレベーターの中で脈打つように連続して聞こえる電子音。

そして、流れるイメージ映像。全編に挿入されるのはろうそくの光のようなささやかな灯りの映像。営々と受け継がれてきた生命の軌跡。親から子へ、子から孫へ。生命の連鎖は紡がれていくのです。果てしない宇宙、美しい自然、これらはすべて、神々が造ったモノなのか?音楽はクラシックの名曲が流れ、荘厳な気持ちになっていきます。

廃墟のような異空間を彷徨うジャック。波の効果音。やがて見えてくる川、そして海。そこには懐かしい顔が・・・。そこは天国なのか。皆一様に笑顔を見せている。心の平安の場所がそこにはあったのでしょう。そのシーンを観ていて、手塚治虫の「火の鳥」で描かれた、“コスモゾーン”のイメージを思い出しました。宇宙はすべて一つの生命で繋がれていて、回帰していく。行き着く場所は、人の生命の安らぎの場所なのかもしれません。

宗教的側面も多く、非常に難解な印象を受ける本作ですが、心をフラットにしてみると、何かが見えてくるような作品だと思えます。それは、観る人の経験や年齢・性別、その時の感情によって違って良いよいのでしょう。人生は続いていく。そして、愛こそがすべてだと。

1950年代のテキサスを舞台に、ある一家の40年にわたる日々を描きながら、人生の根源的な意味を問い掛ける家族の物語。

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