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2011/09/20

「うさぎドロップ」私的映画考Vol.251

先日、「うさぎドロップ」を観てきました。SABU監督作品。出演:松山ケンイチ(「ノルウェイの森」)、香里奈、芦田愛菜、桐谷美玲、佐藤瑠生亮、池脇千鶴、風吹ジュン、中村梅雀他。

27歳独身、彼女なし、ごくフツーのサラリーマンであるダイキチ(松山ケンイチ)は、祖父の葬儀のために久しぶりに訪れた実家で、一人の6歳の少女と出会う。孤独で悲しげなその少女りん(芦田愛菜)は、実は祖父の隠し子だった。引き取り手がなく、りんを施設に入れようと言う親族たちの意見に反発したダイキチは、勢いで自分が引き取って育てると宣言してしまう。仕事をしながらの子育てにアタフタしつつも、一生懸命にりんを育てようとするダイキチと、そんな彼に少しずつ心を開き始めるりん。ひょんなことから一緒に暮らすことになった二人だったが・・・。

祖父に良く似た外見を持つダイキチ。隠し子=厄介者としかりんを見ようとしない親戚たちの中、一人やさしくしてくれたダイキチ。「ウチに来るか?」とダイキチに言われた時、ぎゅっと手にしがみついたりん。おじいちゃんと幸せに暮らしていたはずだったのに、おとずれた突然の別れ、そして、新たなる出会いと生活。

最初は心を開かなかったりんも、次第にダイキチに心を開き始めます。「ダイキチ、ダイキチ」と呼ぶ声は天使のよう。あの笑顔も。

しかし、子育てをしたことがないダイキチに、突然できた娘同然の家族。それはトラブルの連続でした。幼稚園?保育園?んんん?まずはそこから。仕事は忙しく、残業で遅くなることもしばしば。通勤ラッシュの電車の中は、殺人的。6歳のりんにはかなりコクです。遅刻しそうになれば、りんを抱えて全力疾走。ダイキチは実によく走ります。

仕事に限界を感じたダイキチは上司に残業のない部署に異動を願い出ます。「犠牲にならなくても良いじゃないですか!」と言う部下の言葉が胸に響きます。でも、それは犠牲なんかではないのです。りんと一緒にいられる時間は幸せのためなのですから。

どうにか生活が落ち着きを見せ始めた矢先、幼稚園からりんとコウキ(佐藤瑠生亮)の姿が消えます。慌てて職場を飛び出すダイキチとコウキのママ(香里奈)。ふたりはいったいどこへ行ってしまったのか?

子どもの心は思っている以上に成長し、親を驚かすことがあります。あんなにちっちゃな頭でいろんなことを考え、心で沢山のことを感じている。ただ、説明する力が未熟なために思ったように表現することができないだけ。子どもの目線に降りて、じっくり話し合えば、今以上にわかり合うことができるはず。

平凡で一本気な青年ダイキチと、しっかり者の少女りんとのちょっとちぐはぐな共同生活。ふたりがいつしか強い絆で結ばれてゆく姿を描くハートフルコメディ。殺風景だった部屋が日を追うごとにカラフルに変貌してゆく様も楽しいです。

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