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2011/09/07

「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」私的映画考Vol.249

先日、「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」を観てきました。チャールズ・ファーガソン監督作品。出演:マット・デイモン(「アジャストメント」「グリーン・ゾーン」)、ポール・ボルカー、ジョージ・ソロス、エリオット・スピッツァー、バーニー・フランク他。第83回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞受賞作品。

2008年9月、アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻。世界中を巻き込んだ金融危機が発生した。アメリカはその前から住宅ローンの焦げ付きによるサブプライムローン問題などを抱えており、一気に未曾有の経済恐慌に陥ってしまった。そこには1980年代以来、狂乱の時代にあったアメリカ金融界に巣食う恐ろしい落とし穴があった。

ニュースや新聞で何度も見たり読んだりして言葉自体は聞いたことがあるモノの、今ひとつピンとこなかったリーマン・ブラザーズ経営破綻に始まる経済恐慌。その始まりは、80年代にあったのでした。そもそも日本とはまったく違う金融業界なのもありますし、様々な法律があるのも違うところでしょう。

法律で規制されていた時は良かったのでしょうが、規制が一つまた一つと解除され、緩和されていく内に、タガは果てしなく緩んでいったのでしょう。また、金融業界のトップの人々が、政界に入ることによって、その事態は加速度的に崩壊していったのです。

反面、一部の富裕層、大手金融会社のトップの人々は私腹を肥やしていったのです。悪いことは、下々の人間が負えばよい。そんな感じです。当然、劇中の通貨単位はドルなので、“何億ドルの年収”と言われても一瞬、はっきりと実感できないのですが、1ドル100円としても凄いことです。

負債を負った人々は住宅ローンが返せなくなり、家を奪われ、路頭に迷う。失業率も高まり、仕事もない。テント暮らしなんて人も大勢います。それはアメリカだけではなく、世界各国に広がっているのです。

金融危機に関わった多くの人々へのインタビューを中心に、構成されているのですが、ときおり、「○○氏は取材を断った」という字幕が出て、苦笑させられます。悪意を持ってやったことではないのでしょうが、悪かったと思っているから取材に応じられないのでしょう。

実際、起訴されたり逮捕されたという事実はない訳で、誰が悪かったのか?どの組織に落ち度があったのか?というのは、明らかにはされていません。それは、金融界、政界、経済学界がグルになって、大っぴらに行った犯罪には、誰も手を出せないということなのでしょう。

苦笑という感じ観ていられるのは、直接影響を受けていないからなのかもしれません(間接的には受けていますが)。当事者にしてみれば、笑い事ではない。生きるか死ぬかという大問題。腹立たしくもあり、「ホラーよりも怖い現実」の話しなんですね。

2008年に起きたリーマン・ブラザーズの経営破綻(リーマンショック)をはじめとする、世界中を巻き込んだ経済崩壊の真実に迫るドキュメンタリー。

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