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2011/09/15

「やさしい嘘と贈り物」私的映画考Vol.250

先日、「やさしい嘘と贈り物」を観ました。ニコラス・ファクラー監督作品。出演:マーティン・ランドー、エレン・バースティン、アダム・スコット、エリザベス・バンクス他。

孤独な生活を送る老人ロバート・マローン(マーティン・ランドー)。ある日、スーパーでの仕事を終えて帰宅すると、そこに一人の美しい女性がいたのだ。メアリー(エレン・バースティン)という名のその女性は、通りがかったロバートの家の扉が開いており、住人のことを心配したのだと語る。立ち去る間際、彼女はロバートを食事に誘う。当日、慣れない場に苦戦しつつも、小洒落たレストランで楽しいひと時を過ごすロバート。そして2人は“絶対に物事をあきらめない”という約束を交わす。こうしてロバートとメアリーの交際が始まるが・・・。

あいかわらず詳しい内容を知らずに見始めますが、タイトルになっている「やさしい嘘」とはいったい何のことなのだろうと思いつつ、物語は展開していきます。登場人物が個性豊かで、ユーモラスで、でも少しこわばっているような。メアリーとその娘アレックス(エリザベス・バンクス)は何か隠し事をしているような、目的があってロバートに近づいているような感じ。

若いスーパーのオーナー、マイク(アダム・スコット)に、メアリーとの交際について相談しますが、このやりとりがなかなか面白いです。久しぶりの女性とのデートに心躍らせるロバートが何ともほほえましい。アレックスから、メアリーがロバートに好意を寄せていると知らされ、まるで10代のような恋にときめいてゆくロバート。デートを重ねていくふたりは、実に初々しです。まるで少年少女の初めてのデートのようです。そして、クリスマスの夜。

デートの最中の交わされる会話が良いです。「大人になるとすべてが変わる」「やり残したことが一杯ある」「あきらめなければ挫折はない。夢は必ず叶う」「年を取って分かることもある。自然は美しい。それはご褒美。」等々。そして、「そんなとき、人生を無駄にしたのではないかと思う」と。

確かに人生は平坦な道ばかりではありません、山あり谷あり様々な経験を通して今の自分があるのです。だからといって、それが無駄である訳がありません。過去は振り返る必要はないのです。思い悩んでも変えることはできないのですから。そして、未来も同じこと。どうなるかは誰にも分からないのだから、今、この瞬間を楽しむことが大切なのだと教えてくれます。

そして、明かされる真実。そこには悲しい現実があったのです。しかし、ふたりで交わした“あきらめない”という約束。それを頼りにまた新しい一歩を踏み出すことができるはず。「嘘」に救われることもあるのです。そこには優しさが愛が込められているのだから。

独り暮らしの孤独な老人が、美しい女性と出会って生活に潤いを取り戻すが、そこには悲しい真実が隠されていたのです。大人の恋愛と家族愛をやさしいタッチで描いた感動作。オススメの一本です。

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