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2011/10/05

「サンクタム」私的映画考Vol.253

先日、「サンクタム(3D・字幕版)」を観てきました。アリスター・グリアソン監督作品。製作総指揮:ジェームズ・キャメロン(「アバター」)。出演:リチャード・ロクスバーグ、リース・ウェイクフィールド、ヨアン・グリフィズ、アリス・パーキンソン、ダン・ワイリー他。

神秘的な自然が広がるパプアニューギニアの密林地帯。チームのスポンサーである大富豪の実業家カール・ハーリー(ヨアン・グリフィズ)の援助の元、ベテラン探検家フランク・マクガイア(リチャード・ロクスバーグ)は、この地にある世界最大の洞窟体系エサ・アラの洞窟に潜り、全体像を解き明かす調査チームを率いていた。フランクの17歳の息子ジョシュ(リース・ウェイクフィールド)は、強引に探検に参加させられた上、重労働を強いられる日々にうんざりしていた。ある日、突如巨大サイクロンが上陸し、逆流した川の鉄砲水が洞窟内に流れ込んでくる。前線基地にいた人々は、脱出を試みるが、一人また一人と傷つき倒れていく。無事、地上に出ることができるのか?

神秘的に広がる大洞窟。水路は縦横無尽に広がり海まで続いているという。前人未踏の地はいくつもあるはずと、フランクは意気込んでいますが、思うように作業は進行せずいらだっていました。死亡事故も発生し、さらに追い込まれていきます。そんな時、サイクロンが発生。洞窟内に雨水が次々と流れ込んできます。地上との連絡も取れず、通路をふさがれてしまう一行。このままでは、水没するのは時間の問題。調査が済んでいない水路へと活路を見いだすしかありません。しかし、トラブルやアクシデントが次々と発生。窮地に立たされていきますが・・・。

3D映像は見事で、神秘的な洞窟内を映しだしています。水はどこまでも透明で、装備を付けて泳いでいますが、まるで空を飛んでいるかのよう。流れ込む鉄砲水や、徐々に増えていく水かさ、ミキサーのように吹き上がる水は恐怖を感じます。激流に押しながされる感覚や狭い洞窟内の天井に圧迫される感覚もあり、臨場感あふれる映像になっています。

洞窟という密室で起こるパニック映画という感じですが、3Dとしてはあっているのかもしれません。しかし、どうやって撮影しているのか?セットとは思えませんし、洞窟内にしては、鍾乳石に触り放題だし、そんな寛大な洞窟があるはずもありません。良い具合にセットも混ぜているのでしょうね。メイキング映像が見たくなる作品でした。

ドラマとしても良かったです。厳格な父に反発する息子の図式が最後まで貫かれ、和解と成長の物語にもなっています。そして、探検・冒険に対する意識の違いも痛感させられました。常に死と隣り合わせの状況の連続で、一つのミスが他人の死を招くこともある。それは事故とはいえ、感情が先立つものですから、意識の違いは意見の食い違いとなり、人間関係の溝を深めていくことにもなりかねない。そこには信頼が第一で、その関係が築けないのであれば、同行してはいけないのでしょう。信頼と尊敬ですね。

自然が作り上げたサンクタム(聖域)の中に閉じ込められた人間たちの、決死のサバイバルを描く3Dアドベンチャー。

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