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2011/10/25

「サンザシの樹の下で」鑑賞

先日、「サンザシの樹の下で」を観てきました。チャン・イーモウ監督作品(「初恋のきた道」「王家の紋章」)。出演:チョウ・ドンユィ、ショーン・ドウ、シー・メイチュアン、リー・シュエチェン、チェン・タイシェン他。

1970年代初頭、中国。農民こそ素晴らしく、学生は彼らから学ぶべきだという教えのもと、都会の高校生は農村で住み込み実習を行っていた。ジンチュウ(チョウ・ドンユィ)が派遣された村にあるサンザシの樹には、ある言い伝えがあった。それは、樹の下で亡くなった抗日戦争の兵士の血が染み込み、白い花が赤く咲くという。村長(リー・シュエチェン)の家で暮らすジンチュウは、年上の青年スン(ショーン・ドウ)と出会う。家族と離れて暮らす中、自分への好意を隠さず、何かと気に掛けてくれるスンに恋心を抱くジンチュウ。しかし、それは彼女にとって許されぬ恋だった。

ふたりが出会い、そして別れていく。恋をするにはあまりにも不自由な時代。ジンチュウの両親は反革命分子と見なされ迫害を受けていたのでした。投獄された父、職場で辛い労働を強いられる母(シー・メイチュアン)。ジンチュウ自身も教職に就く機会を得ましたが、一つの失敗がその職さえも失うことに繋がってしまうのです。

しかし、それでも、気持ちを抑えることができないふたりは、人目を忍んで逢瀬を重ねるのでした。短い時間でも会いたい、言葉を交わさなくても遠くから見つめていたい。何か役に立ちたい・・・。そういう時代だからこそ、熱い想いを、深く潜ませ、そっと手を繋ぐ。なんと、も初々しく、ほほえましいシーンが続きます。

が、不運がふたりを引き離していきます。スンは、鉱石の発掘作業をしていましたが、体調を崩していきます。ジンチュウの母に「娘の幸せを願うなら、会わないでほしい」とも言われていたスンは、姿を消します。“サンザシの花が咲く頃、この布で作った赤い服を着て、あなたと一緒に見に行く”と言う約束を残して・・・。

一生待ち続けると誓う恋はあるのでしょうか?こんなにも深い愛はあるのでしょうか?実話に基づいているというこの物語は、悲しくも儚い永遠の初恋を描いています。そして、忘れかけていた大切なモノを思い起こさせてくれるようでした。

文化大革命真っ只中の中国を舞台に描く切ないラブストーリー。

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