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2011/11/21

「フェア・ゲーム」鑑賞

先日、「フェア・ゲーム」を観てきました。ダグ・リーマン監督作品(「ジャンパー」)。出演:ナオミ・ワッツ(「愛する人」)、ショーン・ペン(「ミルク」)、ノア・エメリッチ、タイ・バレル、トーマス・マッカーシー他。

CIAの秘密諜報員ヴァレリー・プレイム(ナオミ・ワッツ)は、潜入捜査の末、イラクに核兵器開発計画がないことを突き止める。一方、ヴァレリーの夫で、元ニジェール大使のジョー・ウィルソン(ショーン・ペン)も、国務省の依頼でアフリカ・ニジェールへ赴き調査に当たる。が、ブッシュ政権はヴァレリー夫妻の報告を無視、2003年3月20日、イラクへ宣戦布告する。ジョーは自身の調査報告を元にイラク戦争の真実をニューヨーク・タイムズ紙に寄稿し波紋を呼ぶ。ところがその直後、ワシントンの有力ジャーナリストたちに、ヴァレリーがCIAの秘密諜報員だという情報がリークされるのだが・・・。

前半は丹念に、状況を説明していきます。911以降のアメリカの動向を追いつつ、そこに関わっていくヴァレリーとジョー夫妻。ヴァレリーは身分を隠しつつも、CIAの工作員として活動し、そして、双子の母親としての顔も持っています。

国のために働くヴァレリーでしたが、寄稿を発端に、身分を明かされてしまうという事態に陥ってしまいます。友人としてつきあってきた人々も、態度を豹変させ、離れていってしまいます。その後は世論を巻き込み大論争。一人戦うジョーと隠れて暮らそうとするヴァレリー。人間関係は破綻し、夫婦関係さえも壊れて言ってしまうのか・・・。

これが真実の物語だというのだから驚きです。途中まではフィクションだと思ってみていましたが、アレアレなんだかおかしいぞと思っていたら、ラストには御本人登場で驚きました。

911以降、メンツを掛けて誰かを犯人に仕立てようとしていたアメリカ。核兵器・核開発が本当にあったのかどうかは未だに分かりません。だからこそ、その“建前”を否定する行動に出たヴァレリー夫妻を許せなかったのでしょう。

ごく一部に権力が集中し、都合の悪いことがあれば、もみ消し、他人の命や、他国の利益など蔑ろにするのも関係ない。それに逆らおうとすることすら、悪と見なされる。だから誰もが観て見ぬふりをする。それではいけない、行動を起こすことが大切だと国をも相手にヴァレリー夫妻は戦おうとしたのです。それを、訴えかけ続けた結果、強い信念が心に響いたのでしょう。何が正しいのか、何が正義なのかと。

元CIAエージェントのヴァレリー・プライムの手記を基に、イラク戦争に隠された衝撃の真実を描いたクライム・サスペンス。ここ数年、このような作品が多くなってきました。時代なのでしょうか。

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