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2012年3月

2012/03/30

2012.03映画鑑賞総括

3月の劇場での映画鑑賞は11本。今年の累計29本。今月は、多めの本数で推移しました。

0301   テイカーズ
0302   永遠の僕たち
0305   トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン PART1
0307   父の初七日
0308   ヒューゴの不思議な発明
0309   ロンドン・ブルバード
0312   シャーロック・ホームズ/シャドウゲーム
0319   マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
0320   三国志英傑伝 関羽
0328   哀しき獣
0330   マリリン7日間の恋

今月は、アクション、ラブストーリー、ドラマ、サスペンス、バイオレンスとバラエティに富んだ作品がありました。

今月良かったのは、「永遠の僕たち」。少年少女の出会いと別れを通して、生きるとは死とは何なのかを考えさせられる作品でした。生きようとしない少年、長くは生きられない少女、そして、日本人の幽霊。奇妙な取り合わせではありますが、そこがこの作品の肝なのでしょう。ガス・ヴァン・サント監督作品ならではの心の機微を描いた作品でした。

また、「シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム」も良かったです。シリーズ2作目ですが、もうほとんどクライマックスでした。とにかく爆破、銃撃が多いことこの上ない。大画面で観るにふさわしい作品でしょう。ヨーロッパを戦争に巻き込もうと企む宿敵モリアーティ教授との息詰まる対決は圧巻でした。次回作はあるのか無いのか、楽しみです。

「ヒューゴの不思議な発明」も良かったですし、「哀しき獣」も見応えがありました。映画館で観るというのはやはり、家で観るのとは意味が違うんだなあと思える作品が多くありました。大画面、大音響というのは、なかなか自宅では実現しづらいですから、アクション作品なんかは、やはり劇場で鑑賞すると迫力が違います。

来月4月は、今月公開してまだ見ていない作品を見た後は、「アーティスト」「バトルシップ」「ジョン・カーター」「タイタンの逆襲」と続きます。そして、何より、大林宣彦監督作品「この空の花 長岡花火物語」の新潟県先行公開(2012年4月7日より)が始まります。待ちに待った公開。今から楽しみにしています。

2012/03/29

「哀しき獣」鑑賞

先日、「哀しき獣」を観てきました。ナ・ホンジン監督作品(「チェイサー」)。出演:ハ・ジョンウ (「国家代表!?」)、キム・ユンソク、チョ・ソンハ、イ・チョルミン、カク・ピョンギュ、イム・イェウォン他。

中国、延辺朝鮮族自治州・延吉で妻と娘と暮らすタクシー運転手グナム(ハ・ジョンウ)は生活が苦しく、娘はグナムの母に預け、妻は韓国へ出稼ぎに行く。しかし妻からの送金はなく、音信も途絶える。妻の入国資金として作った6万元の借金を返すため、仕事に精を出すモノの賭け事でするという日々を送っていた。返済を迫られたグナムは、請負殺人ブローカーのミョン(キム・ユンソク)との取引に応じ、韓国へ行きある人物を殺すことになる。グナムは密航船で韓国に渡り、住所を頼りに名前しか知らない人物を捜し出すのだったが・・・。

中国と北朝鮮の国境に位置する延辺朝鮮族自治州。見るからに貧しい生活臭が漂います。そこでも、朝鮮族は肩身の狭い思いをしていました。そこに暮らすグナムは、借金を抱え、なんとか返済しようとしますが、泥沼のように抜け出せません。韓国へ出稼ぎに行った妻とは音信不通で、送金もありません。いつしかこんな生活から抜け出したいと思いながらも、身動きができない状態でした。

そもそも“朝鮮族”という存在を初めて知りました。なぜ、そのような状況になってしまったのかは、良くわかりませんが、悲しい歴史の顛末なのでしょう。そして、韓国へと行くためには、合法的か非合法かによります。妻は合法的にビザを取得したようですが、ぼったくられていたようで、それが借金の元でした。グナムは非合法の密入国。狭い船倉に閉じ込められ、何日も漁船に揺られます。こんな苦しい思いをしても生活を変えたい、妻の消息を確かめたいと思うのですから、すべては愛なのでしょうねえ。その上、何の恨みも無い相手を殺すというのですから、とんでもないことです。

ということで、韓国に密入国したグナムは、見知らぬ土地へと歩を進めます。見るモノ聞くモノすべてが別世界。食べたことのないモノを食べ、寒さに震え、目的を達するべく行動します。そして、もう一つの目的、妻の消息も探します。タイムリミットまで時間がありませんから、焦ります。いよいよ、ターゲットに近づこうとした時、アクシデントが発生。なんとか、殺人の証拠となるモノを持ち出しますが、警察に追われる事になってしまいます。ここからがこの作品は長かった。延々逃亡生活が続きます。

複雑に絡み合う怨恨。そしてブローカー・ミョンが現れ、さらに物語は過激に展開していきます。暴力描写は、際限なく続き、もう血みどろです。映像としては、直接暴力シーンが映し出されている訳ではありませんが、想像させるには十分です。拳銃は警察官のみで、ギャング同士の戦いはナイフや斧ですから、残酷さはさらに際立ちます。直接的なシーンでは、ピントが甘くなり、全体がセピア色に変わるという面白い表現がありました。

カーチェイスのシーンはとにかく大迫力。スピード感は凄まじいです。また、アップのカットが多いですが、手持ちカメラを多用し、それが揺れます。やるせない、もどかしい、慟哭の心情表現なのかもしれません。

原題は「黄海」ということで、生まれ故郷を離れ、愛のために懸命に生きようとした男の悲しい末路は海に帰るだけだったのでしょう。ラストシーンでは月の光に照らし出された黄海が映り、虚しさだけが残りそうですが、最後に少しだけほっとさせるシーンが待っていました。

借金返済のため殺人を請け負い、韓国に密入国した朝鮮族の男が、罠に嵌められ追われる身となるクライム・サスペンス。緊迫感漂う映像で、過激な暴力の中にある人間の恐ろしくも哀しい業の深さを描く本作。すでに、ハリウッドでのリメイク権を獲得したんだとか。 注目です。

2012/03/28

それゆけ!アクアくん Vol.6

2012年2月、トヨタの新型ハイブリッド「アクア」が納車されました。長年乗り慣れたプリウスくんに変わり、念願のもろもろ込み200万円のハイブリッドカーとなるアクアくんが登場です。

購入までの道のりは、「プリウスくんが行く! トヨタ アクア編」をご覧いただくとして、納車された以降は、タイトルあらため「それゆけ!アクアくん」にてご紹介していくことにします。

「トヨタアクア」、グレードG、ボディカラー:ブラックマイカ。オプションは、スマートエントリーパッケージ、アドバンストディスプレイパッケージ+ナビレディパッケージ、スペアタイヤ。フロアマットベーシック、ETC車載器、スマートナビ「NSZT-W61G」他、スタッドレスタイヤ&アルミホイール。その他諸費用を含め241万円也。下取り価格41万円で、差し引き200万円。

先日、1ヶ月点検に行ってきました。最初にオイル交換をしてもらうことにしていますので、別途依頼しておきました。走行距離は1000km程度ですので、通常であればオイル交換は必要ありませんが、新車のおろしたては、オイルが汚れやすいので、いつもそうしています。特に問題は無く、30分ほどで終了しました。

Dsc01096 待っている時間で、以前からおかしいと思っていたマルチインフォメーションディスプレイの内容について質問してみました。「燃費履歴」の表示の意味が良くわからないのです。

「燃費履歴」の“自己ベスト”は、燃費の良い順番に1位2位3位を表示するモノです。それぞれの燃費、日付、走行距離が表示されています。で、オドメーター、TRIP A、TRIP Bと3種類表示されるのですが、これの意味が分かりませんでした。

質問しても営業担当もそう詳しくもなく、良くわかりませんでしたが、自分なりに、取扱説明書を見たり、数字の意味をよく考えてみて、ようやく納得のいく表示Dsc01097 であることを理解しました。

オドメーターでの燃費履歴(写真1)は、ハイブリッドシステムを起動してからのすべてのデータが対象になります(燃費履歴をリセットすると過去データは消去されます)。で、エンジンを始動して、切るまでの1回ごとの燃費の履歴単位で順位付けされます。なので、日付の下のデータは、1回の走行距離になります。写真のように数メートル移動してもカウントされますので、電気のみで走ると99.9km/Lとなり、当然ですが1位になります(あんまり好きではありませんが)。

トリップメーターは、リセットしてからのデータをそれぞれに記録します。私は、TRIP A(写真2)は、給油時にトリップメーターをリセットして、燃費計算の時に利用していますので、給油するまDsc01098 での走行距離になりますから、私の場合、燃費履歴では、給油から給油までの間の平均燃費になります。

TRIP B(写真3)は、朝、会社に到着時にリセットして、社用で自家用車を利用した際の、データに利用していますから頻繁にリセットしています。なので、私の場合、毎日(朝から翌朝まで)の平均燃費ということになります。日付の下の数値はおおむね1 日の走行距離ということになります(時々リセットし忘れることもありますが)。ですから、履歴はたくさんあります。写真4は、同じくTRIP Bのデータですが、今朝リセットした瞬間のデータになります。写真3の上部に表示されていた27.4km/Lで、現在順位1/8だった燃費が、写真4では1位になってDsc01099いて、現在順位が空白になっています。

で、1ヶ月点検の時に燃費履歴をリセットしましたので、それ以降のデータが記録されている訳です。TRIP Aは、燃費履歴リセット後、給油を1回しかしていませんので、1回分しか履歴がありません。次回給油時にTRIP Aをリセットした時点で、履歴が発生し、順位が記されることになります。

ここまで理解するのに、1ヶ月半掛かりました。いやー、長かったー。先入観というのでしょうか、こうに違いないと思い込んでいる節があり、理解に苦しみました。年齢的に説明書を読んでもなかなか理解ができなくなってきているのもあるのでしょうが、やはり実践してみて、経験してみて、初めて納得がいくということなのでしょうねえ。

つづく

2012/03/27

「きみがくれた未来」鑑賞

先日、「きみがくれた未来」を観ました。バー・スティアーズ監督作品(「セブンティーン・アゲイン」)。出演:ザック・エフロン (「ニューイヤーズ・イブ」「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」)、アマンダ・クルー、チャーリー・ターハーン、キム・ベイシンガー (「あの日、欲望の大地で」)、レイ・リオッタ他。

チャーリー・セント・クラウド(ザック・エフロン)は、女手一つで家計を支える母のクレア(キム・ベイシンガー)、自分を慕う11歳の弟サム(チャーリー・ターハン)とともに暮らす高校生。ヨットの才能に恵まれた彼は、スポーツ奨学金を得て大学進学が決まっていた。だが、自動車事故に遭遇した彼は、奇跡的に命を取り留めるが、同乗していたサムは帰らぬ人となる。5年後、進学もヨットも諦めたチャーリーは、毎夕、サムとキャッチボールをする約束を守るため、サムを埋葬した墓地の管理人として暮らしていた。ところが、高校の同級生で、ヨットレースのライバルだったテス(アマンダ・クルー)が故郷へ戻ってきたことを知り、彼の心は揺れ動くのだった。

サムの死後、自らも臨死体験をし目覚めた時には、死者が見え、会話できるようになっていたチャーリー。驚きながらもサムとの再会を喜ぶチャーリー。2人は毎日、夕暮れの時間に何があってもこの場所で練習を続けるという約束を交わすのでした。そして、すべてを犠牲にして、約束を守るべく墓地の管理人として、墓地の片隅の管理人室に住み込み、一人暮らすチャーリー。すべては、生前に交わしたサムとキャッチボールをすると言う約束のためでした。

5年の月日は周囲の環境を一変させます。友人2人は軍隊に入隊しましたが、帰らぬ人となっており、墓地で再会します。そして、高校時代のヨットレースのライバル・テスを見掛けます。自分が失った夢を追い続けている彼女に、眩しさと羨ましさを覚えるチャーリー。次第に、テスが気になっていきます。

しかし、嵐の海でテスが遭難。捜索が難航する中、チャーリーは迷うことなく救出に向かいます。事故以来、出ることのなかった海へ。そして、サムとの約束の時間が迫りますが・・・。

サムと森の中で遊ぶシーンは、無邪気な兄弟愛が伝わってきて良いです。会話しながらのキャッチボールや、雨天での大はしゃぎは楽しげです。しかし、反面、切なさも伝わってきて、少々痛々しいです。そして、別れの時。美しくも悲しい、感動のシーンでした。

兄弟愛も素晴らしいですが、大いなる愛も描いています。そして、人は希望を捨てないのだと、諦めずに、努力することの意味を問うている作品でした。また、過去にとらわれることなく、怖くても勇気を振り絞って、新しい一歩を踏み出すことも必要だとも。生きているという実感を、充実した人生を送ることの大切さを感じました。

ヨットで将来有望だった青年が交通事故で弟を失い、絶望に陥るが、同じ夢を追い続ける女性との出会いによって新たな生き方を見つけ出してゆくスピリチュアル・ファンタジー。

2012/03/26

PSP「機動戦士ガンダム 新ギレンの野望」その2

2011年8月。それまでプレイしていたニンテンドー3DSをちょっとお休みして、再びPSPに戻りました。それは、「機動戦士ガンダム 新ギレンの野望」が発売されたからです。

この、「機動戦士ガンダム 新ギレンの野望」は、戦略シミュレーションゲームである「ギレンの野望」シリーズの最新作。PSPでは「ジオンの系譜(移植版)」、「アクシズの脅威」、「アクシズの脅威V」に続いての4作目となります。私もこれまで、「ジオンの系譜」「アクシズの脅威」とプレイしてきて、ハマリにハマッてきましたので、最新作では新しいシステムが導入されたと言うことで、プレイを始めました。

先日、システムの違いにとまどいながらも、楽しむこと半年、なんとか、全シナリオをノーマルモードでクリアしました。

最後に残った総帥シナリオ。まずは地球連邦軍のレビル将軍編。総帥シナリオと言うことは、前作までのゲームと一緒でしょ?ってな感じで、結局後回しになってしまいました。しかし、やってみるとやはり勝手が違います。モビルスーツ開発までの連邦軍の弱さが際立っている感じで、苦戦の連続です。ここは攻めどき?と思いつつ進撃するとあえなく敗退するしで、なかなか攻略作戦が進みません。

しかし、こんな時の頼みの綱、介入キャラが大活躍です。お気に入りのカミーユのリック・ディアスと、クエスのギラ・ドーガ。これは強力です。初期の連邦軍にはモビルスーツがありませんから、かなり重宝しました。悪戦苦闘しながらなんとかクリア。しかし、100ターン内ではクリア出来ませんでした。残念。

最後の最後がジオン軍のギレン総帥編。「ギレンの野望」というゲームタイトルなのですから、最後の最後にとっておいたと言うことにしましょう。こちらは、レビル将軍編とは違ってスムースに行きます。

こちらは介入キャラは、いつものカミーユとクエスに加えて、フォウとロザミアとニュータイプをずらりと並べてみました。ポイントが増えたので、フォウとロザミアは、キャラクターのみの投入です。ニュータイプはモビルアーマーでしょってことで、海中では、グラブロを、宇宙では、ビグロ、エルメスを大量生産。ついでにビグザムも。

とんとん拍子で進み、後追いで連邦軍のV作戦が発動しますが、すでに、地上のほとんどをジオン軍が制圧していました。変な感じと思いながら、続けていきます。ルナツーを攻略すれば、残るは連邦軍の本拠地ジャブローのみ。大量のモビルスーツを投入してあっさりと勝利を収めました。

これで一通りのシナリオをノーマルモードでクリアしました。さて、ここで問題です。この先どうするか?ダウンロードシナリオをプレイするという選択肢もあります。しかし、ブライト編、マ・クベ編、ガルマ編、キシリア編、ランバ・ラル編等、全8シナリオなのですが、魅力を感じません。そりゃあ、やればやったなりに面白いのでしょうが、あまりそそりません。

そこで、モードを1段階あげ、ハードで、各シナリオに挑戦しようかと「New Game」を選択。一通りクリアしましたので、それなりに「歴史介入ポイント」が貯まっています。これまでは、ガンダムMK2が上限で、それ以上は使えませんでしたが、Zガンダムや、ZZガンダムも使えるようになっていましたが、それ以上に強力なモビルスーツ、なんと「クシャトリヤ」が使えるではありませんか!「機動戦士ガンダムUC」に登場するニュータイプ専用モビルスーツ。これは使ってみない手はありません。さらにその上にはシナンジュもありましたが、わずかにポイントが足りませんでした。

逆襲のシャアのアムロ編を選択しプレイスタート。クシャトリヤはファンネルを使ったオールレンジ攻撃ができますから、大量に敵モビルスーツを破壊できます。ほぼ1機で、敵部隊を殲滅できますから、話が早い。それに、1機で突っ込んでも、まずやられませんから、自軍のモビルスーツを温存できます。

これなら、少々レベルの高いモードでも、何とかやっていけそうです。そして、これをクリアすれば、きっと次にはフル・フロンタル搭乗の「シナンジュ」が使えるに違いありません。赤いモビルスーツにはやっぱり燃えます。ファーストガンダム世代ですから。(^-^;

もしもの世界を実行できるのがシミュレーションゲームの醍醐味ですから、この「歴史介入」システムがあれば、これからも、まだまだ楽しめそうです。シナンジュが使えると言うことは、ユニコーンガンダムも使えるはずですし。まだまだ、楽しみは続きます。

2012/03/23

「三国志英傑伝 関羽」鑑賞

先日、「三国志英傑伝 関羽」を観てきました。フェリックス・チョン、アラン・マック監督作品。出演:ドニー・イェン、チアン・ウェン、スン・リー、チン・シウホウ、アンディ・オン他。

“赤壁の戦い”の数年前、劉備の部下だった関羽(ドニー・イェン)は、曹操(チアン・ウェン)の捕虜になる。しかし、“白馬の戦い”で曹操軍が袁紹軍に対し劣勢になると、関羽は曹操を助け、勝利に導く。曹操は、義侠心に溢れた関羽を再三部下に引き入れようとするが、関羽は劉備の元へ帰ると譲らない。仕方なく関羽の願いを聞き入れた曹操は、関羽が6つの関所を手形なしで通れるよう、部下に伝える。しかし皇帝が関羽を殺す命を下したため、関羽は綺蘭(スン・リー)との道中で何度も命を狙われるのだが・・・。

あまり三国志に詳しくない私ですが、ジョン・ウー監督作品「レッドクリフ」を見て、それなりに理解してきていましたが、本作は、その赤壁の戦いの数年前の物語です。関羽は曹操軍の捕虜ではありましたが、協力し曹操を助けます。なんとか部下に引き入れようとしますが、劉備の元へ帰ることになります。それも、密かに想いを寄せる綺蘭と共に。

しかし、道中、何度も命を狙われます。冒頭の合戦シーンも、迫力があって見応えがありましたが、道中でのアクションシーンはさらに手に汗握ります。狭い回廊での戦いはなかなか良かったです。馬で走り抜け、飛び降り、剣を交える。しかも、綺蘭を救いながら戦う関羽。面白いシーンでした。また、数人に囲まれて戦う関羽も凄まじい。門が閉じられて、戦う音だけが響くという変わったシーンがありました。これも面白いシーンでした。

「インファナル・アフェア」シリーズのフェリックス・チョンとアラン・マックの作品と言うことで、非常に俠気に溢れた熱い作品でした。しかし、そこにラブストーリーの要素も加味される事によって、ひと味違った雰囲気になっていました。関羽の望んだのは、戦のない世界。しかし、多くを望みすぎると、地獄をうんでしまい、その地獄からは抜け出すことはできないのでした。

劉備の部下・関羽が活躍する「三国志演義」のエピソード「過五関、斬六将」を映画化した歴史アクション大作。義を重んじ忠義を貫く男の姿と、激しいアクションは必見です。

2012/03/22

「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」鑑賞

先日、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観てきました。フィリダ・ロイド監督作品(「マンマ・ミーア!」)。出演:メリル・ストリープ (「ジュリー&ジュリア」「恋するベーカリー」)、ジム・ブロードベント (「ヴィクトリア女王」)、ハリー・ロイド、アンソニー・ヘッド、リチャード・E・グラント他。第84回アカデミー賞主演女優賞受賞作品。

雑貨商の家に生まれたマーガレット(メリル・ストリープ)は市長も務めた父の影響で政治を志すが、初めての下院議員選挙に落選。失望する彼女に心優しい事業家デニス・サッチャー(ジム・ブロードベント)がプロポーズする。双子にも恵まれ、幸せな家族を築く一方で、マーガレットは政治家としての階段も昇りはじめる。失墜した英国を再建する。それは気の遠くなるような闘いだったが、彼女はその困難に立ち向かっていく。愛する夫や子供たちとの時間を犠牲にし、マーガレットは深い孤独を抱えたままたった一人で闘い続けたのだが・・・。

“鉄の女”の異名をとったマーガレット・サッチャー元英国首相の半生を綴る本作。認知症となったサッチャーが今は亡き夫・デニスの遺品を整理しながら、過去の出来事を振り返るという構成になっています。デニスの幻と会話し、逃げられない現実にさいなまれていきます。

首相になった以降は、過去におきた実際の映像を交えながら、ドキュメンタリー風に綴られていきます。あらゆる面で機能不全に陥っていた英国を叩き直すべく大鉈をふるい、緊張の国際情勢の意志決定をする。全く歴史に疎い私は、近代史となるとさらに分かりません。新聞や報道で見聞きしたというより、聞きかじったような出来事が次から次へとスクリーンに映し出されます。一国の首相、それも伝統ある英国ですから、一つの意志決定で、世界に影響を及ぼすこともあるし、多くの人命に関わることもあります。戦いの日々を回想するサッチャーの胸には、後悔にも似た気持ちがあったのかもしれません。

夫を家族を犠牲にしてきた人生。今、自分は幸せなのか?夫は幸せだったのか?子どもたちは?政治家であり、妻であり母であるひとりの女性の回顧録となっています。何回かある、ふたりでダンスをするシーンは良かったです。

あの甲高い声を出しつつ、30歳代から晩年までを演じたメリル・ストリープ。強い意志を感じられる演技は、圧巻。第84回アカデミー賞主演女優賞はさすがでした。物語・映画作品としては、緊張感のあるシーンは多かったとはいえ、盛り上がりに欠けるという印象でした。

その強い信念により強力なリーダーシップを発揮した英国史上初の女性首相“鉄の女”マーガレット・サッチャーの半生を描く人間ドラマ。

2012/03/21

それゆけ!アクアくん Vol.5

2012年2月、トヨタの新型ハイブリッド「アクア」が納車されました。長年乗り慣れたプリウスくんに変わり、念願のもろもろ込み200万円のハイブリッドカーとなるアクアくんが登場です。

購入までの道のりは、「プリウスくんが行く! トヨタ アクア編」をご覧いただくとして、納車された以降は、タイトルあらため「それゆけ!アクアくん」にてご紹介していくことにします。

「トヨタアクア」、グレードG、ボディカラー:ブラックマイカ。オプションは、スマートエントリーパッケージ、アドバンストディスプレイパッケージ+ナビレディパッケージ、スペアタイヤ。フロアマットベーシック、ETC車載器、スマートナビ「NSZT-W61G」他、スタッドレスタイヤ&アルミホイール。その他諸費用を含め241万円也。下取り価格41万円で、差し引き200万円。

売れ行き好調な「トヨタアクア」。先日発表された、2012年2月の新車販売台数ランキングでは、「アクア」は4位だったようです。トップは9ヶ月連続でトヨタ「プリウス」、2位はホンダ「フィット」、3位はダイハツ「ミラ」。「アクア」は、1月には1万3484台で5位、2月は2万1951台で4位にあがりました。

最近、街中でも、時々見掛けるようになりました。2日に1台は見るという感じ。見掛けたアクアくんのボディカラーは、やはり水色(クールソーダメタリック)が多いでしょうか。イメージカラーになっていますから、やはり人気なのでしょう。次が白(ライムホワイトパールクリスタルサンシャイン)、あとはグレーメタリック。同じ車を何度も目撃している可能性は否めませんが、増えてきているのは間違いありません。

エコカー補助金10万円も復活しましたので、今後、さらに販売台数は増えていくのではと思われます。しかし、現在(2012年3月6日現在)の納期が6ヶ月待ち。今、発注しても納車は9月以降と言うことになります。グレードやオプションによっては、さらに時期が延びてしまうらしいです。トヨタHP「アクア 納期目処についてのご案内」 。

私もエコカー補助金の申請手続きはまだ済んでいませんが、2012年4月から受け付けが開始されるようですので、月が変わってからの手続きになると思われます。なお、「申請総額が予算額を超過する場合には申請締切前であっても募集を終了いたします。」と言うことですので、これから発注する場合、間に合わない可能性も出て来る訳です。その辺は、ディーラーさんもそれなりに検討する必要があるのでしょう。

いずれにしても、10数万台を越える受注があるようですから、数ヶ月後には、ちまたにアクアが溢れるなんてことになるのかもしれません。

つづく

2012/03/19

いよいよ到来!BS多チャンネル時代

2011年10月1日に新たに開局したBSの新チャンネルに加えて、2012年3月からまたまた新チャンネルが開局しました。新チャンネルを加えてBSデジタル放送は、全31chになりました。凄いことです。

今回、開局したのは、

●有料放送(6ch)
J SPORTS 3
J SPORTS 4
BS釣りビジョン
IMAGICA BS
日本映画専門チャンネル
ディズニー・チャンネル

●無料放送(1ch)
Dlife

の7chです。CS放送のスカパーから移行してきたチャンネルが多いですが、やはり世帯普及率の違いでしょう。CSアンテナよりもBSアンテナの方が多いはずですから。

2012年3月1日から11日間、無料放送を実施しておりましたので、ご覧になった方も多かったかもしれません。専門性の高いチャンネルがBSにも増えたのは大変喜ばしいことです。専門チャンネルはCS放送というのが定番でしたが、BSも実に多彩になりました。

CSからの移行と言うことで、有料放送が多いですが、新規参入の「Dlife(2012年3月17日開局:BS258ch)」だけは無料放送です。「世界で話題の番組が、ずっと無料!」をキャッチフレーズに30代40代の大人の女性とその家族をターゲットにした番組を届けてくれます。最初はそんなイメージでしたから、あまり関心もありませんでしたが、なかなかどうして、海外ドラマが充実しています。

ラインナップの一部をご紹介しますと、

リベンジ
LOST 
デスパレートな妻たち 
クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪
アグリー・ベティ 
フラッシュフォワード 
グレイズ・アナトミー 
ゴースト〜天国からのささやき
Dr.HOUSE
ヴェロニカ・マーズ
コールドケース迷宮事件簿
BONES-骨は語る-
クローザー
バーン・ノーティス元スパイの逆襲
ダメージ

こんな感じ。サスペンスからアクション、コメディ、ファンタジー、ラブストーリーとバラエティに富んだ作品が続々放送されます。これがすべてシーズン1から楽しめるというのが嬉しいです。それも無料で。中でも、「リベンジ」は、日本初放送となる話題作。真田広之が出演することでも話題です。いろいろ調べてみますと、かなり面白そうなので、これは見ようかと思っています。吹き替え版は毎週土曜日21:00~、字幕版は毎週金曜日23:00~。

地上アナログ放送が終焉を迎え、地上デジタル放送が本格始動した2011年。BSデジタル放送は2011年秋、2012年春に拡充し、合計31chとなりました。デジタル放送の恩恵はやはり、高画質や、5.1ch音声等が上げられます。美しい映像を、そのままに鑑賞できるというのは素晴らしいことです。多チャンネル化していくと録画して鑑賞することが、これまで以上に起こってくることでしょう。ハードを買い足したり、録画メディアにダビングしたりして対応することになるでしょう。つくづく良い時代になったモノです。

2012/03/16

リーガエスパニョーラ11-12シーズン第17節

2011年8月27日(日本時間28日)、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ11-12シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch)で放送中。

昨シーズンは驚異的な強さでバルセロナが優勝を果たし、3連覇を達成して幕を閉じました。今年は、アレクシス・サンチェス、セスクら補強をしたバルセロナは、さらに攻撃力を増し、快進撃が続くのか?それとも、C・ロナウド、カカを有する、レアル・マドリードが4連覇を阻むのか?今シーズンも目が離せません。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリードの試合を中心に毎節5試合を、生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第17節は以下の2試合を鑑賞しました。

バルセロナ - ラージョ
セビージャ - R・マドリード

R・マドリードは、アウェイでセビージャ戦。前半10分、ディ・マリアからの絶妙なスルーパスを受けたC・ロナウドがゴールへ流し込み、先制ゴール!セビージャは反撃にでますが、カシージャスのファインセーブに阻まれ得点できません。徐々にR・マドリードの支配が濃くなり、37分、41分と立て続けに追加点。後を上げます。後半に入っても攻撃の手を緩めないレアルはさらに3点を追加し、追い上げるセビージャを圧倒しトータルスコア6‐2でR・マドリードが勝利しました。C・ロナウドはハットトリックを達成。

バルセロナは、ホームでラージョ戦。バルセロナがFIFAクラブワールドカップに出場するため、11月29日に前倒しで行われました。試合はバルセロナペースで進みます。28分にアレクシス・サンチェスがゴール右隅に鮮やかなシュートを決め、先制します。40分には、またしてもA・サンチェスが、42分にはビジャが得点をあげ、3-0で前半を折り返します。後半に入ってもバルセロナが攻撃を仕掛け、49分にはメッシがゴールを上げ、だめ押し。4‐0のまま試合終了しバルセロナが快勝しました。

前節でのクラシコの敗戦を引きずるのかとおもわれた試合でしたが、レアルはそんな気配もなく快勝しました。バルセロナが前倒しで試合を終えていたため、暫定2位でしたが、1位に返り咲いています。

2011年の最終戦となったリーガ・エスパニョーラ。1位レアル、2位バルセロナで年を越します。勝ち点差は3。昨シーズンはクラシコに負けたレアルが、調子を崩していましたが、今シーズンはそんなことはないようで、がっちり首位をキープしました。クラシコは全世界が注目するビッグマッチではありますが、リーグ戦ではただの1試合に過ぎません。所詮、勝ち点が順位なのですから。

しかしながら、プライドというモノがあります。長年のライバルであるレアル・マドリードとバルセロナ。直接対決で負けて、優勝したとしても胸を張る事はできません。ようやく日程的には折り返し地点になろうとしています。この先、どんな展開が待っているのか、楽しみです。それにしても今シーズンはクラシコが沢山観られて、嬉しい限りです。年明けには、国王杯での対戦がありますし。

第18節は、2012年1月7,8日(現地時間)の開催。

2012/03/15

それゆけ!アクアくん Vol.4

2012年2月、トヨタの新型ハイブリッド「アクア」が納車されました。長年乗り慣れたプリウスくんに変わり、念願のもろもろ込み200万円のハイブリッドカーとなるアクアくんが登場です。

購入までの道のりは、「プリウスくんが行く! トヨタ アクア編」をご覧いただくとして、納車された以降は、タイトルあらため「それゆけ!アクアくん」にてご紹介していくことにします。

「トヨタアクア」、グレードG、ボディカラー:ブラックマイカ。オプションは、スマートエントリーパッケージ、アドバンストディスプレイパッケージ+ナビレディパッケージ、スペアタイヤ。フロアマットベーシック、ETC車載器、スマートナビ「NSZT-W61G」他、スタッドレスタイヤ&アルミホイール。その他諸費用を含め241万円也。下取り価格41万円で、差し引き200万円。

先日、1回目の給油を行いました。納車時に満タンにして、およそ720kmを走行。日数にして、3週間というところでの給油です。気になる燃費は23.6km/Lで、以前乗っていたプリウスくんとあまり変わらない数値でした。ちなみにECOモードはオフでした。

前日までは燃料メーターが残り2メモリでしたから、そろそろ給油だなあと思っていました。翌朝、通勤時に、最後の1つになったかと思うと点滅を開始!残り4.7L以下で、点滅とマニュアルにありましたが、急に点滅するとは思いませんでした。4.7Lあれば、100km程度は走行可能であることは分かりますが、点滅するというのは精神衛生上、実によろしくない。通勤途上ではありましたが、すぐにスタンドへ駆け込みました。案の定、満タンにしても30.5Lでした。タンクは36Lですから、計算通りです。

2月上旬に納車になって、およそ3週間。その間、雪の日も多かったですし、寒い日が続きましたので、エアコンも頻繁に入れましたし、積雪のための渋滞も多かったです。例年であれば、2月も中旬を過ぎれば、雪の降る日も減り、暖かい日が増えてくるはずですが、今年は様子が違っていました。その寒さの影響なのか、はたまた、運転に慣れていないからなのか、思った以上に燃費が伸びませんでした。ECOモードオフも関係あるかもしれません。なので、現在はECOモードをオンにして走行中です。

納車から1ヶ月が過ぎ、そろそろアクアくんの走行のコツが分かってきたように思います。暖機運転は自動でやるので、どうしようもありません。これはおまかせです。これが必要以上に燃料を喰うのですが。エアコンはなるべく使わない、使うのであれば温度設定は低めに(私は19度設定)。あとは、運転でどうカバーしていくかというところです。

走り方としては、加速は直線的にゆっくり目でハイブリッドシステムインジケーターはエコエリア内。できれば半分以下のEVマークが点灯したままが望ましい。加速が終わったら、アクセルを少し緩めて、EVになるようにコントロールします。アクセルから足を離すほど緩めると、エコジャッジの安定走行の評点に悪影響を及ぼすこともあるので、ほどほどに。速度が安定したら、その後は、巡航が基本。なるべく一定の速度で走行します。

減速も直線的に長めにとる。バッテリ残量はあまり貯まらないので、EVモードスイッチをオンにしての走行は諦める。無理な追い越しはせずに、制限速度内で安定走行。という感じがよいと思われます。もちろん、エコドライブには、周りの交通との協調が必要ですが。

私の最近の通勤時の燃費の推移を見てみましょう。17kmほどの道のりです。時間にして30分強。エンジンスタート。外気温は1桁ですから暖機運転は結構な時間を要します。一般道では、当初、燃費は5~10km/L台です。続いて新潟バイパスを10kmほど走行します。バイパスは安定走行に適しているので、燃費は向上します。速度は制限速度の70km/h前後。バイパスを降りる頃には、20km/L台前半になっています。バイパスを降りて、再び一般道を走行しますが、ほとんどEVで走行できますので、会社到着時には25~29km/Lくらいになります。

このところ季候が良くなってきて、徐々に暖かくなってきましたので、暖機運転の時間が短くなってきていますし、エアコンもほとんど使わなくなりました。それに伴って、燃費も良くなってきて、暖機運転が無ければ軽々と30km/L出せることもありますし、暖機運転があっても25km/L超は出せるようになってきました。

2月は雪の日が多く寒かったのもありますが、3月になったら、春の足音が聞こえてくるように暖かくなってきましたので、これからが本番。どんどん燃費が良くなっていくことでしょう。プリウスくんの時もそうでしたが、ハイブリッド車の運転は、車との対話が必要だと思えます。その車にあった走り方を研究して、いかに実行するか。マイペースを守りつつ、流れに乗って走るのが良いのでしょう。そのために、アドバンストディスプレイパッケージ装着車であれば、インフォメーションディスプレイの様々な情報を活用するのが良いでしょう。本格的な春になれば、燃費も良くなり、ドライブには最適な季節になります。春はもう、そこまで来ています。

つづく

2012/03/14

「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」鑑賞

先日、「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」を観てきました。ガイ・リッチー監督作品。出演:ロバート・ダウニーJr.(「アイアンマン」)、ジュード・ロウ(「ヒューゴの不思議な発明」)、 ノオミ・ラパス (「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」)、ジャレッド・ハリス、エディ・マーサン他。

オーストリア皇太子が遺体で発見されるという事件が発生。天才的な頭脳を持つ名探偵ホームズは、皇太子が殺害されたと推理。ホームズの前に立ちはだかるのは、モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)だった。事件の捜査を進めるホームズは、鍵を握るジプシーの占い師シム(ノオミ・ラパス)に出会う。ホームズ、ワトソン、シムの3人はイギリス、フランス、ドイツ、そしてスイスへと横断して捜査を進めていく。しかし、常にホームズたちの一歩先を行くモリアーティ。ホームズたちは、モリアーティ教授の陰謀を食い止め、開戦を阻止できるのか?

ガイ・リッチー監督+ロバート・ダウニーJr.主演の「シャーロック・ホームズ」シリーズ第二弾。あいかわらず武闘派のホームズと新婚のワトソンのコンビが大活躍。始終喧嘩しているような二人ですが、心底信頼しあっているからこその言動が垣間見え楽しくなって気ます。前半にはユーモラスなシーンも多々あり、笑えます。

前作から暗躍していたモリアーティ教授の頭脳は明晰で、残忍、すべてが計算しつくされています。そして、何よりも本人が表に出ることなく、証拠を残さずにすべてが行われている。それが脅威でもありました。初めてホームズとモリアーティが対面するシーンは、何とも言えない緊張感が漂います。両者とも出方をうかがい、言葉の端々から何を意図しているのかを探り合う。そんな中、情報収集を忘れないホームズはさすがです。

とにかく爆発シーンが多い本作。銃撃戦に加えて、爆破に砲撃と凄まじいです。森の中を逃走するシーンは、面白い映像になっています。スローモーションを多用し、爆裂する砲弾、衣服にかする銃弾を見せていきます。迫力のある映像になっています。

クライマックスは、ホームズとモリアーティの息詰まる直接対決。チェスをしながらの会話は二人の頭脳明晰ぶりを表現しつつ、緊迫感を高めていきます。前作から表現されていた格闘のシミュレーションをするホームズですが、直前に肩を負傷していたため、勝ち目がないことを悟ります。そして、その時、ホームズがとった行動とは・・・。

終盤は、これまで張ってきた伏線を回収しつつ、綺麗にまとめています。ホームズらしい終わり方と言えるでしょう。世界大戦へと向かって行く、1890年代。社会の変遷期ならではの暗さが漂いますが、モリアーティ教授の陰謀はさらにそれを加速さて行きます。ヨーロッパ全体を巻き込んだ陰謀を阻止することができるのか?それでも、戦争を止めることはできない。それが人間の弱さなのかもしれません。

モリアーティ教授の陰謀を止めるためホームズとワトソンが、ヨーロッパ中を駆け巡るミステリーアクション大作。まだまだ続きが観たいシリーズ作品です。

2012/03/13

「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-」鑑賞

先日、「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-」を観てきました。ウィリアム・モナハン監督作品。出演:コリン・ファレル (「フライトナイト」)、キーラ・ナイトレイ (「わたしを離さないで」)、デイヴィッド・シューリス (「ハリーポッター」シリーズ) 、アンナ・フリエル、ベン・チャップリン他。

重傷害罪で3年間服役していたミッチェル(コリン・ファレル)は、出所の身となった。彼はギャングの世界から足を洗おうと考えていたが、迎えに来た悪友ビリー(ベン・チャップリン)から、住まいとの交換に借金取りの仕事を手伝うことを頼まれる。彼は出所祝いのパーティーで女性記者ペニーから、引退した女優シャーロット(キーラ・ナイトレイ)の屋敷の雑用係兼ボディガードの仕事を紹介される。彼女は夫と離婚し、屋敷には他にハウスマネージャーの元俳優ジョーダン(デイヴィッド・シューリス)がいるだけ。ミッチェルは彼女を護る仕事を引き受けるのだが・・・。

3年間服役後、2度と犯罪には手を染めないと決意し、裏社会から抜け出そうと、もがき苦しむ男・ミッチェル。しかし、しがらみからは簡単には抜けられず、もがけばもがくほど、落ちていきます。

そんな時出会ったシャーロットは、ミッチェルの心を癒しているかのようでした。いつしか惹かれあっていく二人でしたが、そんな関係も長くは続かず、ギャングのボスに逆らったミッチェルは命を狙われる羽目になってしまいます。

女優復帰を決めたシャーロットとロサンゼルスで落ち合う約束をしたミッチェルは、ジョーダンの協力を得てギャントへの反撃を開始するのですが・・・。

ストイックまでに自分に厳しいミッチェルを演じるコリン・ファレル。実にクールでスマートな立ち居振る舞いが格好良いです。アクション自体は派手な面はあまりありませんが、その分、リアルな雰囲気が良いです。

クライマックス以降は松田優作の主演ドラマ「探偵物語」の最終回を彷彿とさせるハードな展開で、ドキドキします。しかし、一条の希望の光が見えかけた矢先・・・。人生というのは思うようにはいかないモノです。

裏社会から足を洗おうとする前科者の男が、愛する者たちのために強大な暴力に立ち向かう姿を描くブリティッシュ・ノワール。

2012/03/12

「ヒューゴの不思議な発明」鑑賞

先日、「ヒューゴの不思議な発明(3D字幕版)」を観てきました。マーティン・スコセッシ監督作品(「シャッターアイランド」「ディパーテッド」)。出演:エイサ・バターフィールド (「ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ」)、クロエ・グレース・モレッツ (「モールス」)、ベン・キングズレー(「エレジー」) 、ジュード・ロウ (「コンテイジョン」)、サシャ・バロン・コーエン、他。

1930年代、パリ。父(ジュード・ロウ)を火事で失ったヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は、駅の時計台に隠れ住み、時計のネジを巻いて毎日を過ごしていた。ある日、おもちゃ修理をする老人ジョルジュ(ベン・キングズレー)に捕まり、父が遺した壊れたままの“機械人形”のメモを取り上げられてしまう。そして、修理に必要な“ハート型の鍵”を持った少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)と出会う。やがてヒューゴは、それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまうほどの秘密を知るのだが・・・。

孤独な少年ヒューゴは、駅舎内に隠れ住み、日々、時計台の管理をして過ごしていました。身よりは飲んべえのおじさんだけ。いつ戻ってくるか分かりません。ヒューゴは、亡き父が遺した機械人形の修理にいそしんでいました。部品を盗むために、おもちゃ修理屋に行った時に、ジョルジュと出会い、その店で働くことになります。父が書いた機械人形のメモを取り戻すために。そして、ジョルジュの養女であるイザベルと出会います。これが、運命の出会いとなるのです。

機械人形の秘密を探っていくうちに、二人は重大な謎にぶち当たります。そして、それは人生を大きく変えることにもなっていくのでした。

主要登場人物以外にも、駅の日常をユーモラスに描いていきます。いつもカフェにいる犬を連れた老女と、好意を持っている老人、花屋の女性と足の不自由な駅の公安官。登場人物がみんな暖かく、いい人ばかりです。この辺りも当時の世相を反映しているのでしょう。それぞれの関係を交えながら、物語は展開していきます。

全編、映画愛に満ちた作品でした。そして、世界はまだ捨てたものじゃない、希望はあるし、未来はきっと素晴らしい世界にできるんだというメッセージにも受け取れました。世界が機械なら、いらない部品(人間)なんて存在しないんだと。ハッピーエンドは映画の中だけじゃない、そうしようと努力することが大切なんだと。

今回、3D字幕版を鑑賞しましたが、3Dとしては、あまり必然性を感じない作品だと思いました。確かに、パリの風景は奥行き感があって美しいとは思いますし、時計塔の中の、歯車が廻る映像は面白いとは思いましたが、3Dにする必要はなかったのではないかと。

パリを舞台に、父を亡くした少年ヒューゴが、父の形見の機械人形に隠された秘密を巡って、美少女とともに冒険を繰り広げる3Dファンタジー。

2012/03/09

「父の初七日」鑑賞

先日、「父の初七日」を観てきました。ワン・ユーリン、エッセイ・リウ監督作品。出演:ワン・リーウェン、ウー・ポンフォン、チェン・ジャーシャン、チェン・タイファー、タイ・バオ 他。

台湾中部、彰化県の片田舎。突然の父(タイ・バオ)の訃報に、台北で働く娘アメイ(ワン・リーウェン)が帰省する。夜店を営む兄タージ(チェン・ジャーシャン)、大学生の従弟シャオチュアン(チェン・タイファー)が集まり、道士でもある叔父アイー(ウー・ポンフォン)の指図で伝統的な道教式の葬儀が執り行われることになった。占いで決められた野辺送りの日は7日後。しかし、それから思いもよらない“父をおくる”旅が始まる。

父の死から、告別式までの7日間を描く本作。全く文化風習が違う国、それも田舎の葬儀は驚きの連続です。古いしきたりで、遺族が決まった時に泣かなければならなかったりとか、供養のための楽隊が登場したりだとか、ビールタワーの供物があったりだとか。遺族としては、悲しみに浸る間もなく、なんとか目の前のことを、こなしていくという感じ。

しかし、喧噪と混乱の中でも、アメイは、ふとしたきっかけで、父との他愛もない思い出が甦ります。父の誕生会でのこと、18歳の誕生日に肉ちまきをもらったこと・・・。そして、深い絆と寂しさに包まれていくのでした。この辺りは、非常に感慨深いです。そしてついに7日目、別れの日がやってきます。

葬儀の様子を、父との思い出の日々を挿入しつつ、ユーモアを交えながら、ドキュメンタリー風に綴っていきます。葬儀の最中、ふと父が見守っているような気がするというシーンは良かったです。そして、ラストシーンも余韻があって良かったです。葬儀は形式的なことなのかもしれませんが、その後でも、いつでも、故人のことを思い返すことが一番の供養なのかもしれません。

父の突然の訃報に際し、伝統的な葬儀の執り行いに戸惑い、古い風習に翻弄される家族の様子を軽快なテンポで描きつつ、かけがえのない家族の絆を描き出す人間ドラマ。

2012/03/08

それゆけ!アクアくん Vol.3

2012年2月、新型ハイブリッド「トヨタアクア」が納車されました。長年乗り慣れたプリウスくんに変わり、念願のもろもろ込み200万円のハイブリッドカーとなるアクアくんが登場です。

購入までの道のりは、「プリウスくんが行く! トヨタ アクア編」をご覧いただくとして、納車された以降は、タイトルあらため「それゆけ!アクアくん」にてご紹介していくことにします。

「トヨタアクア」、グレードG、ボディカラー:ブラックマイカ。オプションは、スマートエントリーパッケージ、アドバンストディスプレイパッケージ+ナビレディパッケージ、スペアタイヤ。フロアマットベーシック、ETC車載器、スマートナビ「NSZT-W61G」他、スタッドレスタイヤ&アルミホイール。その他諸費用を含め241万円也。下取り価格41万円で、差し引き200万円。

今日は内装について。グレードGは、高級感があるシート地で、スエード調ファブリック表皮になっています。内装色はアースブラウン。ドアの内側はクリーム色っぽい塗装で明るめになっていますが、シート地はブラウンで落ち着いた印象です。

購入時に、一番悩むのがこの内装色でしょう。グレードSには、フレッシュグリーンとクールブルーがあります。が、アクセントカラーの色がどうにも好きになれませんでした。それぞれ、黄緑と水色のラインが助手席オープントレイや、パワーウィンドウスイッチベース周辺に入っています。いわゆるアースカラーなのでしょうが、これはどうだろうと思ってしまいました。

悩んだ末に、グレードGにしました。グレードGは、シート表皮がブラウンと暖色系になり、アクセントカラーは黒っぽい色になっていて目立たなくなっていますし、全体に良い色合いになっています。

バックドア、後部ウインドウは、UVカット機能付きプライバシーガラスがわりと黒いので、ラDsc01039ゲージスペースの荷物等が見えにくくなっています。購入時、トノカバーを付けるかどうか検討しましたが、必要なさそうです。

収納スペースは、至るところにあります。運転席と助手席のドアには、ドアポケットとドリン クホルダーがあります。が、後部座席には両方ともありません。これは少々寂しいです。面白いのが、ハンドルのフロントウインドウ側にメーターサイドボックスがあります。ちょっとした小物入れに使えそうです。現在は、Dsc01045_2ボールペン等を入れています が、夏場は温度が上がる場所なので、難しいかもしれません。フロントコンソールトレイは、シフトレバーの前側にあります。カップ ホルダーが2個と、これまた横長のトレイがあります。

助手席オープントレイが少々微妙です。グローブボックスの上にありますが、ふたがありません。トレイのすぐ脇に、iPod対応USB/VTRアダプターの端子があります。オープントレイにiPodを置きっぱなしなので、危険を感じます。

カタログに薄めのティッシュボックスが入っている写真があったので、iPodの上に置いて隠そうかと思い入れてみましたが、入りませDsc01038 んでした。なので、現在はiPodを低反発クッション入りケースに入れ、その上に文庫本を乗せて、ちょっと見には、分からないようにしてあります。ちなみに、薄めのティッシュボックスだけであれば入ります。

アームレスト付きセンターコンソールボックス&センターコンソールトレイはサイドブレーキの後ろにあります。肘を乗せる場合は、アームレストが手前にスライドしますが、それでもやや後ろ気味にあるので、プリウスくんのように、楽な姿勢は取れません。まあ、慣れの問題ですが。

ボックスはCDを縦にして4,5枚が入る程度の大きさ。現在はCD2枚と予備の文庫本を入れてあります。また、ボックス後部に、リヤカップホルダーが1つあります。Dsc01043 普通のペットボトルは入りますが、大きめのマグボトルが入りません。ビックリしました。省スペース化の結果こうなってしまったのでしょうねえ。なので、後部座席にはカップホルダーが1個しかないと言うことになります。

後部座席自体の空間は狭くみえますが、座ってみるとそれほど感じません。ただ、大人3人が乗るのは難しそうです。真ん中の席には、前述のセンターコンソールボックス&センターコンソールトレイが、かなり後部座関側に出っ張っています。なので、足の置き場に困るでしょう。特に女性は。そのため、大人が、右側の後部ドアから乗って、左側の座席に座ろうとすると、少々難儀します。

Dsc01044 シートベルトは全席3点式になっています。後部座席の真ん中は、ラゲージルームの天井部分にシートベルトがついている面白い構造になっています。天井が1点で、後の2点をシートに接続するようになっています。

老若男女向けの車ですから、いろいろと内装に工夫はされていますが、どうしてもプリウスくんの様な快適さはありません。もちろん車のサイズも小さくなっていますし、価格も100万前後違いますから、当然のことなのでしょう。それでも、大人4人+子ども1人であれば、なんとか乗れるという造りになっているという印象です。

注:仕様は、グレード・オプションによって異なります。

つづく

2012/03/07

「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」鑑賞

先日、「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」を観てきました。ビル・コンドン監督作品。出演:クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、テイラー・ロートナー、ビリー・バーク、ピーター・ファシネリ他。

遂にエドワード・カレン(ロバート・パティンソン)と同じヴァンパイアとなり“永遠”の生を送る決意をしたベラ・スワン(クリステン・スチュワート)。ふたりは、ベラが人間である間に結婚式をあげる。オオカミ族のジェイコブ(テイラー・ロートナー)に別れを告げたベラだった。ハネムーンへと向かった二人は、はじめてふたりだけの至福の日々を過ごす。だがベラが妊娠、その子の成長は急速すぎ、彼女は衰弱していく。休戦状態であったヴァンパイアとオオカミ族は、その子供の存在をめぐり、対立していく。やがてベラの命が危機に瀕したとき、新たな戦いが始まってしまうのだが・・・。

ヴァンパイアと人間の禁断の恋を描いた人気の「トワイライト」シリーズ第4弾。いよいよ最終章に突入し、2部作となり、本作はそのPart1。

序盤は、結婚式から新婚旅行という幸せそうな映像が続きます。結婚式では、両親や友人に囲まれ、実に幸せそう。反対していたジェイコブも駆けつけ、祝福してくれました。美しい映像でしたが、本当に美しかったのは悪夢で見た結婚式。屍の山の頂にいる二人。しかし、白いドレスは鮮血で彩られていました。これからの出来事を暗示しているのでしょうか?

中盤から物語は一変し、ベラの生命の危機に。ヴァンパイアと人間の異種族交配によってできた禁断の子が、ベラの胎内でベラの体力をすべて奪っていきます。それも急速に。胎児に栄養分を奪われ、痩せ衰えていくベラの様子は凄まじく、まるでミイラのよう。ヴァンパイアになれば良かったのでしょうが、今の状態では危険だと判断。出産を待つしかありません。

そうこうしている間にも、オオカミ族は禁断の子の誕生をゆるせず、一触即発状態。間に立ったのはジェイコブ。命を賭けて彼女を守ることを決意します。ベラとエドワード、そしてジェイコブ、さらに新しい生命の運命は・・・。

アクションシーンは控えめで、ほとんどありません。後編では新たなる戦いが勃発し、ド派手なアクションを披露してくれることでしょう。ヴァンパイアと人間の禁断の恋を描いた「トワイライト」シリーズ。最終章後編は2012年12月公開予定。

2012/03/06

「永遠の僕たち」私的映画考Vol.261

先日、「永遠の僕たち」を観てきました。ガス・ヴァン・サント監督作品(「グッド・ウィル・ハンティング」「ミルク」)。出演:ヘンリー・ホッパー 、ミア・ワシコウスカ (「アリス・イン・ワンダーランド」)、加瀬亮、シュイラー・フィスク、ジェーン・アダムス他。

イーノック(ヘンリー・ホッパー)は、見知らぬ人の葬儀に、遺族のふりをして参列することが趣味だった。ある時、いつものように葬儀に参列していると、係員から問い詰められてしまう。窮地を救ってくれたのは、以前、別の葬儀で出会った少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)だった。その後、仲を深めていく二人だったが、イーノックは、事故の際の臨死体験をきっかけに、ヒロシ(加瀬亮)という第二次世界大戦で戦死した特攻隊員の幽霊が見えることを告白する。そんな矢先、アナベルは、一時収まっていたガンが再発していることが明らかになるのだが・・・。

実に不思議な雰囲気が漂う作品でした。大林宣彦作品的なファンタジックな作品というのでしょうか。自動車事故で両親を亡くして以来、生きることを諦めてしまった少年・イーノック。余命幾ばくもない少女アナベル。第二次世界大戦で戦死したカミカゼの幽霊・ヒロシ。ヒロシはイーノックにしか見えません。そして、良き友人であり相談相手でありました。イーノックとアナベルはどこか似た雰囲気があり、感性が合っているのでしょう。生きようとしない少年と生きられない少女、正反対の二人でしたが、次第に仲が深まっていきます。

不思議な雰囲気を醸し出している本作ですが、物語を通して感じられるのは生命とは?生きるとは?という大命題。生きる希望を失ったイーノック。両親を交通事故で亡くし、葬儀にも立ち会えなかった。お別れができなかったことが、彼の奇行の原因の一つだったのでしょう。学校にも行かず、友だちもいない。そんな彼の唯一の友だちがヒロシでした。ヒロシはお国のために特攻して果てました。やり残したことを後悔していたのでしょう、現世にとどまっていました。そして、死期が迫る少女アナベル。まだまだこれからやりたいことがたくさんありました。しかし余命は3ヶ月。そんなアナベルのことを連れ出し、イーノックは様々な体験をさせてあげます。それはデートでもありました。

楽しい日々も長くは続かず、受け止めきれないイーノックは自暴自棄に。そして、別れの時がやってくるのでした。

泣き所は、彼女のお葬式。二人で考えた葬儀。スピーチをするイーノック。彼の胸中をよぎる想い出たち。言葉になりません。本当はこうなのかもしれません。言葉にできないほどの感謝の気持ち、幸せだった気持ち、一緒にいられて良かったという気持ちが痛いほど伝わってきました。そして、人間の人生は思ったより短い。だからこそ懸命に生きるのだし、誰かを愛するのに違いないという気持ちが溢れてきました。今にも壊れてしまいだった少年が、出会いによって大きく成長し大人の階段を一歩上り始めた瞬間でした。

気になったことがいくつかあります。特攻隊の幽霊であるヒロシが英語をしゃべるということは、まあ霊的な作用があってと言うかそんな感じにして置いておきますが、何とも気になったのが、ハロウィンでのシーン。アナベルがおそらく座敷わらしであろうコスプレをします。その時の着物の袷が左前だったのです。単なる間違えなのか?それとも意図的な演出なのか?気になって仕方がありませんでした。それとも、座敷わらしではなく和服のゾンビなのでしょうか?それにしては、デリカシーに欠けるような。

事故で両親を失った孤独な少年とガンで余命いくばくもない少女の交流を繊細なタッチで綴ったラブストーリー。

2012/03/05

「テイカーズ」鑑賞

先日、「テイカーズ」を観てきました。ジョン・ラッセンホップ監督作品。出演:マット・ディロン(「アーマード」)、ポール・ウォーカー(「ワイルド・スピード」シリーズ)、ヘイデン・クリステンセン(「スターウォーズ」シリーズ)、イドリス・エルバ 、 ジェイ・ヘルナンデス、マイケル・イーリー 他。

ゴードン・ジェニングス(イドリス・エルバ)、ジョン・ラーウェイ(ポール・ウォーカー)、A.J.(ヘイデン・クリステンセン)、アッティカ兄弟のジェイク(マイケル・イーリー)とジェス(クリス・ブラウン)のメンバー5人は、銀行強盗で奪った大金で豪勢なライフスタイルを享受している。彼らは詳細なプランを立てて手がかりを残さず、年に一度だけ大仕事をこなしてきた。そんなテイカーズの前にかつての仲間、ゴースト(T.I.)が姿を現す。刑務所から出所してきたばかりの彼は、刑務所仲間から情報を得て、3000万ドルを積んだ現金輸送車を襲うという計画を持ちかけたのだったが・・・。

冒頭、実に手際の良いテイカーズの銀行強盗の場面が続きます。綿密な計画を立てて、実行する。強盗の間隔は数年おきというのがルールでしたが、2004年の計画の時に、負傷して捕まってしまったゴーストが現れ、急ぎの仕事を持ちかけます。これがそもそも間違いの始まり。下見の時間も少なく、綿密な計画を立てる時間もなく、5日後には実行だという。そして、そのプランは齟齬が齟齬を呼び、歯車がひとつ、また一つと乱れていきます。

彼らを追うのは、ロス警察の刑事ジャック・ウェルズ(マット・ディロン)と相棒。少々手荒なこともしますが、昔気質な刑事ですから、内務捜査官に常に目を付けられています。家庭も顧みませんでしたから、離婚して子どもと会うのも久しぶり。しかし、事件の手がかりを掴んだジャックは、子連れで尾行なんてことも。

誰が主人公なのだろうと思いながら観ていると、物語は佳境へ。第2の強盗はかなりの大がかり。大迫力の映像が続き、なんとか成功させた逃亡に入ります。アッティカ兄弟のジェスが逃げるシーンは、見応えがありました。駅構内を走り、エスカレータを駆け上がる、激しい交通の道路を車を飛び越えながら横断し、柵を跳び越え、ビルの中に入れば、通行人をなぎ倒し、そして、ビルから飛び降りる。どれだけ身体能力が高いのか、凄い凄い。

その後は、ロシアギャングも絡み、裏切りまた裏切りとめちゃめちゃです。罠が待ち受け、テイカーズは窮地に立たされますが、彼らの運命はいかに?無事逃げ切ることはできるのか?

鉄の結束を誇った若き犯罪者グループが、かつての仲間の登場により、予想外の事態に巻き込まれていく。男の友情と裏切り、意地とこだわりをスタイリッシュに描いたサスペンス・アクション。

2012/03/02

「顔のないスパイ」鑑賞

先日、「顔のないスパイ」を観てきました。マイケル・ブラント監督作品。出演:リチャード・ギア (「HACHI約束の犬」「最後の初恋」) 、トファー・グレイス (「プレデターズ」「スパイダーマン3」)、スティーヴン・モイヤー、オデット・ユーストマン、スタナ・カティック他。

ワシントンで、ロシアと密接な関係を持つダーデン上院議員が暗殺、その手口から浮かび上がったのは、死んだはずのソ連の伝説のスパイ“カシウス”の痕跡だった。CIA長官ハイランド(マーティン・シーン)は、カシウスをリーダーとする暗殺集団“カシウス7”の追跡にキャリアを捧げ、今は引退した元エージェントのポール・シェファーソン(リチャード・ギア)を呼び戻し、議員を内偵していたFBIの若手捜査官ベン・ギアリー(トファー・グレイス)と共に事件解決にあたらせるのだが・・・。

伝説のスパイ・カシウスはすでに死亡しているのではと言う噂でしたが、殺害方法が似ていることから、模倣犯ではないかとポールは言いますが、大学で彼についての修士論文も書いているFBI捜査官のベンは、カシウスが殺しを復活させたのだと確信。ふたりは捜査に当たります。しかし、カシウスの正体はポールだったのでした。

最新の情報を得たポールは、かつて射殺したはずの“カシウス7”の一人、ブルータス(スティーヴン・モイヤー)が生きていることを知り、行動に出ます。そして、鮮やかな殺しのテクニックが・・・。カシウス=ポールの目的は何なのか?FBI捜査官ベンもまた、知りすぎたためにカシウスに命を狙われるのか?

原題は「THE DOUBLE」。いわゆる二重スパイのこと。CIAのエージェントでありながら、ソ連の殺し屋だったカシウス=ポールのことを言っているのかと思いきや、そこには東西冷戦以降、多くのスパイがアメリカ本国に送り込まれているということの象徴でもありました。何食わぬ顔をしてアメリカ国民として生活をしていますが、何かのスイッチでスパイとして発動するという訓練を受けていますから、恐ろしいことです。

孤独を味わってきたポール。晩年を一人寂しく過ごしていますが、相棒のベンには妻と子どもたちがいました。ひととき、交流を経て、あらためて自らの孤独をかみしめるポールでした。後悔は募るばかり。多くの命を奪ってきたポールも最期には、家族を命を未来を救ったのかもしれません。

アクションとしても楽しめますし、頭脳戦とも言えるサスペンスとしても楽しめます。そして、家族を愛する者を守ることの大切さをも秘めた作品でした。監督は「WANTED ウォンテッド」の脚本を手がけたマイケル・ブラントの初監督作品ということでしたが、良い出来だと思いました。ただ、殺しのテクニックの場面をワンシーンだけでもスローモーションで見せてくれると、なお良かったのかもしれません。早すぎて、良くわからないんですね。

すでに死亡したと思われていたソビエトの伝説のスパイ“カシウス”の謎を追う元諜報員の姿を描くサスペンス・アクション。

2012/03/01

「ペントハウス」鑑賞

先日、「ペントハウス」を観てきました。ブレット・ラトナー監督作品(「X-MEN」「天使のくれた時間」)。出演:ベン・スティラー (「ナイト・ミュージアム」「トロピック・サンダー」) 、エディ・マーフィ (「ドリームガールズ」)、ケイシー・アフレック 、アラン・アルダ、マシュー・ブロデリック他。

ニューヨーク・マンハッタンにそびえる65階建ての超高級マンション“ザ・タワー”。管理マネージャーのジョシュ・コヴァックス(ベン・スティラー)が、居住者のあらゆる欲求と優越感を満たす最上級のサービスを取り仕切っている。その最上階のペントハウスの住人である大富豪アーサー・ショウ(アラン・アルダ)が証券詐欺罪でFBIに逮捕された。ショウは、使用人たちの年金運用を請け負い、そのお金を私的流用していた。FBI捜査官クレア(ティア・レオーニ)から、ショウが逃亡資金として用意していたはずの隠し金20億円が見つからないという情報を得たジョシュは、仲間を集め、その金を奪うことを画策するのだが・・・。

「ナイト・ミュージアム」シリーズでおなじみのベン・スティラーとエディ・マーフィの競演となる本作。「オーシャンズ11」のような「悪者から銃も使わず血も流さず、しかし頭を使って財産を盗み出す」という、ストーリーではありますが、犯罪のプロはコソ泥のスライド(エディ・マーフィ)だけ。その他の仲間は、コンシェルジュのチャーリー(ケイシー・アフレック)、新米エレベーター・ボーイのエンリケ(マイケル・ペーニャ)、ザ・タワーを強制退去させられたウォール街の負け犬フィッツヒュー(マシュー・ブロデリック)、錠前職人の父親を持つメイドのオデッサ(ガボレイ・シディべ)という感じ。

なんとか奪われた金を手に入れるために、金のありかを探すモノの、見つからない。しかし、見つけた場所はとんでもない場所でした。犯罪の素人らしいトラブルやミスが連続しハラハラドキドキするシーンもありますし、思わず笑ってしまうようなシーンも多々ありました。笑い自体はベン・スティラー主演作としては少な目ではありますが、ドラマとして十分楽しめる作品でした。大富豪ショウvs使用人ジョシュの対決の結果はいかに?!

マンハッタンの超高級マンションを舞台に、ペントハウスで暮らす大富豪に着服された年金を取り戻そうと奮闘する使用人たちを描くクライム・コメディ。

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