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2012/03/02

「顔のないスパイ」鑑賞

先日、「顔のないスパイ」を観てきました。マイケル・ブラント監督作品。出演:リチャード・ギア (「HACHI約束の犬」「最後の初恋」) 、トファー・グレイス (「プレデターズ」「スパイダーマン3」)、スティーヴン・モイヤー、オデット・ユーストマン、スタナ・カティック他。

ワシントンで、ロシアと密接な関係を持つダーデン上院議員が暗殺、その手口から浮かび上がったのは、死んだはずのソ連の伝説のスパイ“カシウス”の痕跡だった。CIA長官ハイランド(マーティン・シーン)は、カシウスをリーダーとする暗殺集団“カシウス7”の追跡にキャリアを捧げ、今は引退した元エージェントのポール・シェファーソン(リチャード・ギア)を呼び戻し、議員を内偵していたFBIの若手捜査官ベン・ギアリー(トファー・グレイス)と共に事件解決にあたらせるのだが・・・。

伝説のスパイ・カシウスはすでに死亡しているのではと言う噂でしたが、殺害方法が似ていることから、模倣犯ではないかとポールは言いますが、大学で彼についての修士論文も書いているFBI捜査官のベンは、カシウスが殺しを復活させたのだと確信。ふたりは捜査に当たります。しかし、カシウスの正体はポールだったのでした。

最新の情報を得たポールは、かつて射殺したはずの“カシウス7”の一人、ブルータス(スティーヴン・モイヤー)が生きていることを知り、行動に出ます。そして、鮮やかな殺しのテクニックが・・・。カシウス=ポールの目的は何なのか?FBI捜査官ベンもまた、知りすぎたためにカシウスに命を狙われるのか?

原題は「THE DOUBLE」。いわゆる二重スパイのこと。CIAのエージェントでありながら、ソ連の殺し屋だったカシウス=ポールのことを言っているのかと思いきや、そこには東西冷戦以降、多くのスパイがアメリカ本国に送り込まれているということの象徴でもありました。何食わぬ顔をしてアメリカ国民として生活をしていますが、何かのスイッチでスパイとして発動するという訓練を受けていますから、恐ろしいことです。

孤独を味わってきたポール。晩年を一人寂しく過ごしていますが、相棒のベンには妻と子どもたちがいました。ひととき、交流を経て、あらためて自らの孤独をかみしめるポールでした。後悔は募るばかり。多くの命を奪ってきたポールも最期には、家族を命を未来を救ったのかもしれません。

アクションとしても楽しめますし、頭脳戦とも言えるサスペンスとしても楽しめます。そして、家族を愛する者を守ることの大切さをも秘めた作品でした。監督は「WANTED ウォンテッド」の脚本を手がけたマイケル・ブラントの初監督作品ということでしたが、良い出来だと思いました。ただ、殺しのテクニックの場面をワンシーンだけでもスローモーションで見せてくれると、なお良かったのかもしれません。早すぎて、良くわからないんですね。

すでに死亡したと思われていたソビエトの伝説のスパイ“カシウス”の謎を追う元諜報員の姿を描くサスペンス・アクション。

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» 顔のないスパイ [映画とライトノベルな日常自販機]
★★★☆☆“ゴメン、結局誰が本当のカシウスかわかりません!”チラシでも予告でもポールがカシウスだと言っているので確定事項なのですけど、カシウスの捜索が始まって割と早い段階にポールは自分がカシウスだということを観客は知ってしまうんです。 そうすると、ベンがポールがカシウスだということをどのように気づくのかが気になってきますよね。 でも自分の中ではいろいろな疑問の答えが二転三転し映画が終わってから、本当にポールがカシウスだったのかと疑問が残ります。 この作品の原題は“The Double”で、二重スパイ... [続きを読む]

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