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2012/03/22

「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」鑑賞

先日、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観てきました。フィリダ・ロイド監督作品(「マンマ・ミーア!」)。出演:メリル・ストリープ (「ジュリー&ジュリア」「恋するベーカリー」)、ジム・ブロードベント (「ヴィクトリア女王」)、ハリー・ロイド、アンソニー・ヘッド、リチャード・E・グラント他。第84回アカデミー賞主演女優賞受賞作品。

雑貨商の家に生まれたマーガレット(メリル・ストリープ)は市長も務めた父の影響で政治を志すが、初めての下院議員選挙に落選。失望する彼女に心優しい事業家デニス・サッチャー(ジム・ブロードベント)がプロポーズする。双子にも恵まれ、幸せな家族を築く一方で、マーガレットは政治家としての階段も昇りはじめる。失墜した英国を再建する。それは気の遠くなるような闘いだったが、彼女はその困難に立ち向かっていく。愛する夫や子供たちとの時間を犠牲にし、マーガレットは深い孤独を抱えたままたった一人で闘い続けたのだが・・・。

“鉄の女”の異名をとったマーガレット・サッチャー元英国首相の半生を綴る本作。認知症となったサッチャーが今は亡き夫・デニスの遺品を整理しながら、過去の出来事を振り返るという構成になっています。デニスの幻と会話し、逃げられない現実にさいなまれていきます。

首相になった以降は、過去におきた実際の映像を交えながら、ドキュメンタリー風に綴られていきます。あらゆる面で機能不全に陥っていた英国を叩き直すべく大鉈をふるい、緊張の国際情勢の意志決定をする。全く歴史に疎い私は、近代史となるとさらに分かりません。新聞や報道で見聞きしたというより、聞きかじったような出来事が次から次へとスクリーンに映し出されます。一国の首相、それも伝統ある英国ですから、一つの意志決定で、世界に影響を及ぼすこともあるし、多くの人命に関わることもあります。戦いの日々を回想するサッチャーの胸には、後悔にも似た気持ちがあったのかもしれません。

夫を家族を犠牲にしてきた人生。今、自分は幸せなのか?夫は幸せだったのか?子どもたちは?政治家であり、妻であり母であるひとりの女性の回顧録となっています。何回かある、ふたりでダンスをするシーンは良かったです。

あの甲高い声を出しつつ、30歳代から晩年までを演じたメリル・ストリープ。強い意志を感じられる演技は、圧巻。第84回アカデミー賞主演女優賞はさすがでした。物語・映画作品としては、緊張感のあるシーンは多かったとはいえ、盛り上がりに欠けるという印象でした。

その強い信念により強力なリーダーシップを発揮した英国史上初の女性首相“鉄の女”マーガレット・サッチャーの半生を描く人間ドラマ。

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