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2012/05/29

「ファミリー・ツリー」鑑賞

先日、「ファミリー・ツリー」を観てきました。アレクサンダー・ペイン監督作品(「サイドウェイ」)。出演:ジョージ・クルーニー(「ラスト・ターゲット」「マイレージ、マイライフ」)、シャイリーン・ウッドリー、アマラ・ミラー、ボー・ブリッジス、ロバート・フォスター、ジュディー・グリア 、マシュー・リラード、メアリー・バードソング、ニック・クラウス他。第84回アカデミー賞脚色賞、第69回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)作品賞(ドラマ部門)受賞作品。

ハワイ・オアフ島。弁護士のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は、美しい妻と二人の娘たちを持ち、仕事に粉骨砕身してきて、一見順風満帆な人生を送ってきた。ある日、妻エリザベスがボート事故に遭い、意識不明の重体となる。さらに、マットはカウアイ島にある先祖代々受け継がれてきた広大な土地を売却するかどうかという問題を抱えていた。そんな時、妻・エリザベスが浮気をしていたことが発覚。浮気相手を探し始めるが・・・。

最初は、仕事ばかりで家庭を顧みなかったマットが、10歳のスコッティ(アマラ・ミラー)に手を焼き、全寮制の学校へ通う長女アレックス(シャイリーン・ウッドリー)との関係を描きます。年頃の娘と父親。母親不在ですから、さらに難しい関係なのでしょう。そして、マットは知らない事実が次々に発覚していきます。妻の浮気、母と長女の不仲、次女の言動・・・。

そして、もう一つは先祖代々受け継がれてきた土地の売却問題。売却すれば自然は失われるものの一族に巨額の資金が入る。妻に楽をさせてあげられるが、回復の兆しが丸でない。親族会議は何度も行われ、期日が迫ります。

その二つの問題が、いつしか一つに交わっていき、そこには営々と受け継がれてきた先祖の血の存在がありました。苦労もせず手に入れた土地。想い出の詰まった土地でもありました。それを末裔たる自分たちが、手放すしてしまうことは、妻は喜ぶだろうか。確かにすべてのことに終わりはやってきます。でも、先祖の血や、想いは絶やしてはならない。様々な想いが一つになり、マットは決心をするのでした。

色男的な役柄が多かったジョージ・クルーニーでしたが、ここに来ての渋い父親役が良かったです。それも浮気されていることにこれっぽっちも気づかなかった夫役ですから。それ自体がコメディっぽいのですが、その事実が分かった時の同様っぷりはユーモラスたっぷり。まじめにやっていても、どこか笑える不思議な感覚です。今までやってきた役柄から来る先入観なのかもしれません。

ハワイを舞台に、仕事に生きてきた男が突如として家族の問題に直面し、人生と向き合い家族の絆を結びなおす旅に出る感動作。家族って素晴らしい、絆って素晴らしいと思える作品です。

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» ファミリー・ツリー [ここなつ映画レビュー]
原題は「The Descendants」。原題の意味する所の直訳は、「後継者、末裔、直系の子孫」。 「ファミリー・ツリー」とは、いわゆる家系図のことで、昔ヨーロッパの古城を旅行で訪ねたときに、由緒ある家柄の家系図が、樹木の枝葉のような描写で描かれていたのを幾度か見たことがある。この作品でThe Descendantsが意味する内容は、主人公の弁護士マット(ジョージ・クルーニー)は、ハワイのオアフ島で生まれ育ち、カメハメハ大王の娘の子孫であるために、カウアイ島に手付かずの自然が残る広大な土地を所... [続きを読む]

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