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2012/05/25

「ドライヴ」鑑賞

先日、「ドライヴ」を観てきました。ニコラス・ウィンディング・レフン監督作品。出演:ライアン・ゴズリング (「きみに読む物語」「ブルーバレンタイン」)、キャリー・マリガン (「17歳の肖像」「わたしを離さないで」)、ブライアン・クランストン、クリスティーナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス他。

天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な“ドライバー”(ライアン・ゴズリング)は、昼は映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負うというふたつの顔を持っていた。ある晩、同じアパートに暮らすアイリーン(キャリー・マリガン)と偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ち、次第に距離を縮めていく。そんなある日、アイリーンの夫スタンダード(オスカー・アイザック)が服役を終え戻ってくる。多額の借金を負ったスタンダードに助けを求められたドライバーは、無償で彼のアシストを引き受けるのだが・・・。

冒頭で夜の仕事の一部始終を紹介します。強盗をする間の5分間だけ待ち、逃がしてやる。ドライビングテクニックは見事だし、状況判断もさすがです。待っている時の焦燥感やいらだちから、スピード感たっぷりで、緊張感のあるカーチェイスと続きます。

そして、昼の仕事。カースタントマンを行いながらも、自動車修理工場で働きます。この一部始終で、“ドライバー”は寡黙です。通称キッドと呼ばれることもありますが、本名は分かりませんし役名もドライバーです。過去を語ることもなく、自分のことを語りもしない。どこから来てどこへ行くのか、全くもって謎だらけの人物です。

そんな彼と隣人であるアイリーンは偶然に出会い、心通わせていきます。息子も交えて過ごすひとときの時間。穏やかに美しく描かれます。そして、夫が服役を終え帰ってきます。これが問題の始まり。夫のスタンダードは、服役中に作った借金が元で、質屋強盗をする羽目になります。それを手伝うドライバー。しかし、事件はそこで起こります。

100万ドルを手にしたドライバー。マフィアの金らしい。裏社会の抗争に巻き込まれ、追われることになります。そして、アイリーンや息子も命を狙われます。恩人とも言える人を殺されたドライバーは、復讐のため、愛する人を守るために立ち上がります。しかし、・・・。

これまで寡黙で沈着冷静だったドライバー。しかし、押さえていた感情が露わになり、暴力はとどまることを知らず、バイオレンスまっしぐら。愛していたはずのアイリーンでさえも近づきがたい状態へと転じていきます。そして、転がるように落ちるところまで落ちていきます。行き着く先には、いったい何があるのか。

フィルム・ノワールのような静謐さと緊張感溢れるバイオレンスが融合した本作。二人の主人公が織りなす静かながらも情熱的な愛が、確かにそこにあったに違いありません。

昼は映画のスタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手が裏社会の抗争に巻き込まれていく様を描くクライム・サスペンス。

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