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2012/06/19

「青い塩」鑑賞

先日、「青い塩」を観てきました。イ・ヒョンスン監督作品(「イルマーレ」)。出演:ソン・ガンホ (「義兄弟」「グエムル」) 、 シン・セギョン、 チョン・ジョンミョン、 イ・ジョンヒョク、 キム・ミンジュン、 ユン・ヨジョン 、 キム・レハ 、 オ・ダルス他。

ソウルの伝説の闇組織から足を洗ったドゥホン(ソン・ガンホ)は、通い始めたプサンの料理教室で少女セビン(シン・セギョン)と出会う。その正体は闇組織の便利屋で、ドゥホンの動向を探るために近付いたのだった。ドゥホンの人間的な人柄に触れるにつれ、戸惑いを感じてゆく。少しずつ距離を縮めてゆく2人だったが、ついにセビンはドゥホン暗殺を命じられるのだが・・・。

プサンの風景が実に美しいです。冒頭、プサンの塩田でセビンに撃たれるドゥホンの映像で始まります。塩田に水しぶきを上げて倒れ込むドゥホン。このシーンがすでに美しいのですが、物語は時間軸を戻して、出会いから描いていき、やがてこのシーンに繋がる訳ですが、そのシーンがまた実に美しい。遠景の塩田に映り込む青空。響き渡る銃声。スローモーションで倒れ込む。水しぶきが上がる。様々なアングルが切り替わる。このシーンが撮りたかったためにこの物語を作ったのではないかと思えるほどの美しさです。

物語は、巨大な闇組織をまとめ上げた伝説のヤクザ・ドゥホンとそれを取り巻く人間関係が複雑に絡み合い、大ボスの死によって再び抗争が始まってしまうかのような状態の中、ドゥホンを監視するために近づいた少女・セビンとの関係を描きながら展開します。

このふたりの関係が実にほほえましい。親子ほど年の離れたふたり。しかし、気になる存在。次第に心通わしていき、将来はパートナーとして、店を持ちたいと思うほどになります。が、暗殺の指令は下され、遂行できなければ自分の生命が危ないという状況になっていきます。しかし、セビンの気持ちはすでに愛だったでしょう。ライフルの銃口の先のドゥホンを撃つことができるのか・・・。ふたりの運命は・・・。

愛には様々なカタチがあって、色も様々。赤であったり、青であったり、黄色であったり・・・。そんな、曖昧なカタチや色でも愛には違いなく、どんな想いでも良いのだと感じさせてくれる作品でした。

引退した闇組織の元ボスと、その監視を組織から命じられた女暗殺者が料理教室で出会い交流を深めていきながらも、悲しい運命に翻弄さてゆく姿を描くサスペンス&ラブストーリー。伏線が効いていて、ラストには爽快感があります。

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