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2012/10/10

「最終目的地」鑑賞

先日、「最終目的地」を観てきました。ジェームズ・アイヴォリー監督作品。出演:アンソニー・ホプキンス(「ザ・ライト」「マイティ・ソー」)、ローラ・リニー、シャルロット・ゲンズブール (「メランコリア」)、オマー・メトワリー、真田広之(「LOST」)他。

アメリカの青年オマー(オマー・メトワリー)は、亡き作家ユルス・グントの伝記を書きたいと遺族に申し出るが、却下される。再度、依頼をするため単身ウルグアイへ向かう。人里離れた邸宅には、妻キャロライン(ローラ・リニー)、作家の愛人アーデン(シャルロット・ゲンズブール)と小さな娘、作家の兄アダム(アンソニー・ホプキンス)とそのパートナーの男性ピート(真田広之)が暮らしていた。さっそく公認の依頼をするオマーだが、妻キャロラインには執筆を拒まれる。アダムはオマーに公認を与える代わりに、ある提案を持ちかける。そして、何日か滞在する間に、アーデンとオマーは互いに惹かれ合うようになるのだが・・・。

あいかわらずどんな話しか分からずに観に行っていますが、本作も例にもれず、主人公オマーと共に、南米・ウクライナを訪れることになります。言葉も思うように通じず、なんとかユルス・グントの邸宅に到着します。人里離れた場所にあり、うっそうと茂る木々に覆われた静かな邸宅。そこには、妻と愛人、その娘、兄とパートナーの男性が暮らしていました。

そこから、もう動くことがなく人生の最終目的地であるかのように暮らす家族。そこに現れたアメリカ人男性・オマー。公認を取れれば、先の人生が変わるかもしれないとも思っていました。しかし、交渉はうまくいかず、彼もまた身動きが取れなくなり、人生を諦めるしかないのかもしれないと思い始めます。

数日を家族と共に過ごす内に、オマーはアーデンに惹かれていきます。そして、最終日、ついに公認を取り付けたオマー。帰国しますが、すぐに戻ってくるとアーデンに告げるのですが・・・。

冒頭、オマーは、流砂に足を取られて身動きができなくなります。せっかく、公認を取り付けたのですが、オマーは執筆することはできませんでした。状況が変わったのに、人生が変わろうというのに、それでも身動きが取れなかったのです。家族たちはそれぞれ、別の人生を歩み始めたのにもかかわらず・・・。

目的を持たずに人生をおくるというのがいかに虚しいモノなのかと、思ってしまう作品でした。確かに、現状に甘んじて、何も変えようとしないことは、現状維持ではなく、後退になってしまう。世の中は日々動いているのだから。何かをしようとすること、大きく変えようとすることは、大変勇気のいることで、難しいことなのかもしれません。それでも人は生きてゆかなければならないのですが。

南米ウルグアイを舞台に、青年の突然の訪問を受けた家族が人生の新しいページを開く姿を描くヒューマンドラマ。

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