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2012/10/15

「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」鑑賞

The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」を観てきました。リュック・ベッソン監督作品(「アデル/ファラオと復活の秘薬」「レオン」)。出演:ミシェル・ヨー (「レイン・オブ・アサシン」「SAYURI」)、デイヴィッド・シューリス (「戦火の馬」「ハリー・ポッター」シリーズ)、ジョナサン・ラゲット、ジョナサン・ウッドハウス、スーザン・ウールドリッジ、ベネディクト・ウォン他。

ビルマ建国の父と民衆から敬愛されるアウンサン将軍の娘アウンサンスーチー(ミシェル・ヨー)は、留学先のイギリスで知り合ったマイケル・アリス(デイヴィッド・シューリス)と結婚し、2人の子どもと共に幸せな生活を送っていた。1988年、母を看病するために故郷のビルマに戻ると、ビルマでは軍部が独裁を敷いており、学生民主化運動を武力制圧する凄惨な光景が広がっていた。アウンサン将軍の娘の帰国を知った民主主義運動家たちは、スーチーに選挙への出馬を懇願する。不安を抱きつつも民衆を眼前にして、立候補を決意するスーチー。それは、家族と引き裂かれる事となる軍事独裁政権との闘いの始まりになるのだが・・・。

アウンサンスーチー。これまで名前だけは知っていましたが、どんな人物で、何をして、長い間、軟禁されていたのか知りませんでした。冒頭、父であるアウンサン将軍の暗殺シーンで始まり、学生運動の弾圧等、人を人とも思わない軍の行為は目を覆わんばかり。凄惨な光景が続きます。

もう一人の主人公とも言える夫マイケル・アリス。息子ふたりと共に、ビルマに渡っては、協力をし、妻を助けますが、軍はビザを取り消したりして、引き離そうとします。イギリスに戻っても、ノーベル平和賞へと推挙したり、多方面にわたって手を尽くし、援助していきます。しかし、晩年にはがんを患いますが、妻にも会えないまま、亡くなってしまいます。

感動的だったのは、ノーベル平和賞の授賞式。当然、本人は授賞式には出られません。なので、家族が代行します。夫とふたりの息子。そして、長男のスピーチ。当人は、ラジオに向かっていましたが、嫌がらせか、停電になります。一番聞きたいところが聞けないと慌てますが、電池を探して、なんとかスピーチを聞くことができたのです。

本作は民主化運動のリーダーとして闘う様子を追いながらも、夫との愛、2人の息子たちとの関係、彼らとひき裂かれた生活等々、妻として、母としての部分を中心に感動的に描いています。アジアでありながら、欧米人的な慣習が目を惹き、夫婦の愛、親子の愛、家族の絆のありがたさを痛感させられます。そして、自由とは、いったい何だろうと思わずにはいられませんでした。日本では当たり前のような民主主義も、国が違えば全く違うのですから、それを幸せと思うかどうかも考えさせられました。

ビルマ建国の父・アウンサン将軍の娘として生まれ、長きに渡り政府による自宅軟禁生活を強いられていたアウンサンスーチーの、家族と引き裂かれた過酷な半生と信念を描く人間ドラマ。

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