« 2012.10映画鑑賞総括 | トップページ | 「パラノーマル・アクティビティ4」鑑賞 »

2012/11/01

「ローマ法王の休日」鑑賞

先日、「ローマ法王の休日」を観てきました。ナンニ・モレッティ監督作品。出演:ミシェル・ピッコリ、イェジー・スツール、レナート・スカルパ、ナンニ・モレッティ他。

現ローマ法王の訃報に接し、新しい法王を選出するために各国からヴァチカンへ枢機卿たちが招集される。枢機卿たちは心の内では重責を担う法王に選ばれたくないと一様に思っていた。投票の結果、メルヴィル(ミシェル・ピッコリ)が選出される。すでに聖ペドロ広場には新しい法王の就任を祝いにきた人々で溢れかえっていた。就任の演説が控えていたが、メルヴィルは重圧から逃げ出してしまうのだが・・・。

「ローマの休日」ならぬ「ローマ法王の休日」と言う邦題が面白いですが、内容は新たに方法に選ばれた枢機卿が、逃げだし、人々と触れ合ううちに、人生における大切なものや信仰心、なぜ法王が必要なのかなどを見つめ直していくという感じ。「ローマの休日」的な内容ではありますが、衝撃的だったのはそのラストです。

ハッピーエンドというか、とにかく法王になって、丸く収まるのであろうと思ってみていると、 そこがハリウッド映画とは違うところなのでしょう。衝撃的なエンディングを迎えます。前回、中断したスピーチを再度することになったメルヴィル。とうとうと語りはじめます。広場に集まった聴衆のテンションが徐々に落ちていきます。そして、・・・。

エンドロールが始まった時、えーーーー!って思いました。これで終わり?そもそも、法王選挙(コンクラーヴェ)に集まった枢機卿というのは、法王になりたい人なのでは?という認識でしたが、そうではないのでしょうか?フィクションではあるのでしょうが、こんな感じで決められているというのは、不信感を煽るようなモノなのではないでしょうか?私は信仰心というモノを持ち合わせていませんから、本作はコメディにしか見えませんが、それなりの人物を神が選ぶというスタイルなのですから、ここまでやって良いのでしょうか。疑問です。

いずれにしても、主演のミシェル・ピッコリが、哀愁を漂わせつつもチャーミングに、気弱な新法王という役柄を好演しているのは、興味深いです。そして、ヨーロッパ映画特有の余韻のありすぎるエンディングにも注目です。

選出されたくないという願いもむなしく選ばれてしまった新しいローマ法王が、大観衆へ向けた就任演説直前にローマの街に逃げ出すハートウォーミングコメディ。

« 2012.10映画鑑賞総括 | トップページ | 「パラノーマル・アクティビティ4」鑑賞 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/102027/56017175

この記事へのトラックバック一覧です: 「ローマ法王の休日」鑑賞:

« 2012.10映画鑑賞総括 | トップページ | 「パラノーマル・アクティビティ4」鑑賞 »

2015年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ