« それゆけ!アクアくん Vol.29 | トップページ | 第85回アカデミー賞ノミネート発表! »

2013/01/18

「アルゴ」私的映画考Vol.273

先日、「アルゴ」を観てきました。ベン・アフレック監督作品(「ザ・タウン」)。出演:ベン・アフレック (「消されたヘッドライン」「アルマゲドン」)、アラン・アーキン (「リトル・ミス・サンシャイン」)、ジョン・グッドマン (「アーティスト」)、ブライアン・クランストン、スクート・マクネイリー 、クレア・デュヴァル、クリストファー・デナム、テイト・ドノヴァン、タイタス・ウェリバー 、マイケル・パークス、カイル・チャンドラー他。第70回ゴールデングローブ賞、ドラマ部門作品賞、監督賞受賞作品。第85回アカデミー賞、作品賞、脚色賞、編集賞受賞作品。

1979年11月4日、イランの過激派がアメリカ大使館を占拠する。混乱の中6人が脱出しカナダ大使の私邸に逃げ込むが、残った52人の大使館員は人質となる。国務省はCIAに応援を要請し、人質奪還のプロ、トニー・メンデス(ベン・アフレック)が呼ばれる。トニーは、6人をニセ映画のロケハンに来たカナダの映画クルーに仕立て上げて出国させるという作戦を提案。トニーの知人で特殊メイクの第一人者、ジョン・チェンバース(ジョン・グッドマン)や、大物プロデューサーのレスター(アラン・アーキン)らと共に、細かい計画を練りあげ、トニーは単身イランへ飛ぶ。そして、“ハリウッド作戦”実行の朝が来る。

このいかにも映画的な人質救出作戦が実話を基にした物語であることにまずは驚きます。実際の映像を織り交ぜながら、緊迫の状況を描いていきます。イラン側は、癌の治療のために渡米した前国王パーレビの引き渡しを要求して、大使館を占拠したのです。命からがら、大使館から脱出した6人はカナダ大使の私邸に身を隠します。見つかれば、公開処刑が待っています。

そこで、派遣された人質奪還のプロ、トニー・メンデス。派手なショービジネスを隠れ蓑に命懸けの人質救出作戦を展開します。協力者の二人チェンバースとレスターが実に味があって良かった。いかにもという風貌ですが、作戦の重要性を認識しておもしろおかしくも、現実的なプランを立案・実行していきます。

現地に飛んだトニーは、演技の素人で映画業界のことも知らない6人に、偽のプロフィールを用意し、徹底的に仕込みます。街へ出てロケハンをするシーンでは、実に緊張感がありました。正体がばれ、捕まれば処刑ですから。

しかし、脱出作戦はいったん白紙に戻ってしまいます。思い悩むトニーは作戦を強行します。作戦が実行される場面は、緊迫感に包まれ、ハラハラドキドキの展開が観られます。見せ方が上手かったです。そして、6人の運命はいかに?

実にユーモラスに描かれてはいますが、その裏には、底知れない感情が渦巻いていたのでしょう。一歩間違えば、全員に死が待っているのですから。作戦を中止しても、最悪の結果になりかねないその事態に、トニーの胸中には、多くのことが渦巻いていたでしょう。それが、ラストで分かります。

1979年に発生し、18年間機密扱いにされていたイランアメリカ大使館人質事件の裏で実行された、人質を映画クルーに仕立てて出国させようとするCIAの作戦の真相を描くサスペンス。

« それゆけ!アクアくん Vol.29 | トップページ | 第85回アカデミー賞ノミネート発表! »

映画・テレビ」カテゴリの記事

私的映画考」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/102027/56567202

この記事へのトラックバック一覧です: 「アルゴ」私的映画考Vol.273:

« それゆけ!アクアくん Vol.29 | トップページ | 第85回アカデミー賞ノミネート発表! »

2015年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ