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2013/02/15

「もうひとりのシェイクスピア」鑑賞

先日、「もうひとりのシェイクスピア」を観てきました。ローランド・エメリッヒ監督作品(「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」)。出演: リス・エヴァンス (「アメイジング・スパイダーマン」)、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジョエリー・リチャードソン、デイヴィッド・シューリス、ゼイヴィア・サミュエル、セバスチャン・アルメストロ、レイフ・スポール、エドワード・ホッグ、ジェイミー・キャンベル=バウアー他。

16世紀末。エリザベス一世統治下のロンドン。演劇が盛んになり、市民も貴族も芝居に熱狂していた。ある日、オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア(リス・エヴァンス)が、サウサンプトン伯(ゼイヴィア・アミュエル)に連れられ、評判の芝居を見にやってくる。作者はベン・ジョンソン(セバスチャン・アルメストロ)。鮮やかな芝居に感心するエドワードだったが、芝居の途中でエリザベス一世の宰相、ウィリアム・セシル卿(デヴィッド・シューリス)の兵が現れて上演を中止させ、ベンは捕われてしまう。エドワードはベンを助けだし、自分が書いた戯曲を君の名で上演して欲しいと申し出る。好評を得た戯曲。その時、役者であったウィリアム・シェイクスピア(レイフ・スポール)が舞台に進み出て自身が作者であると名乗り出るのだが・・・。

「シェイクスピア別人説」に想を得た歴史ミステリーなのですが、これまで「別人説」と言うのがあること自体知りませんでしたから、話しはややこしくなります。まして、エリザベス王朝時代の王宮内はどろどろしていて、さらにややこしい。なんとか伯とかんとか伯がどーしたこーしたと言われても誰が誰やら分からなくなっていきます。さらに、愛人だったけど、実の息子だったとか、その息子は孫なのか?その事実を本人は知らないので、さらにややこしい。

観ている内に、なんとなく相関関係は分かってくるのですが、不安な点は想像力を働かせて、補完するしかありません。大筋は大まかに理解したとは思うのですが、合っているかどうかは分かりません。鑑賞後、いろいろと調べてみたところ、確かにシェイクスピアというのは謎めいた人物だったようです。本作では正しい史実の部分にフィクションを加味させて、ドラマティックな展開が用意されています。

16世紀の英国の風景は、実に雄大に描かれています。ほとんどがCGなのでしょうが、良くできています。円形の劇場や王宮も全景はCGでしょうが、素晴らしいです。

オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアが真の作者であったという説に立ち、「なぜ彼がその真実を隠さねばならなかったのか」「なぜあのような内容の戯曲を描き続けたのか」が描かれていきます。確かに、複雑な人間関係があり、そこには多くの葛藤や愛憎が渦巻いていたのでしょう。なにより、緻密な人物観察に重きを置いた作風の意味がそこにはあったに違いありません。

文学史上の大きな謎である“シェイクスピア別人説”をモチーフに、描かれた宮廷愛憎劇。興味深い作品です。

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