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2013/03/13

決定!2012年私的映画大賞

悩みに悩んだ末、2012年私的映画大賞は以下の3作品に決定しました。例年1,2月頃には決定していたのですが、今年は遅くなってしまいました。

この空の花 ~長岡花火物語
ただ君だけ
最強のふたり

「この空の花~長岡花火物語」は、新潟県長岡市を舞台に新聞記者が巡るファンタジックな物語。東日本大震災から丸2年が過ぎましたが、その傷は未だ癒えず、復旧もままならず、復興にはほど遠いと感じられる今日この頃です。

本作の舞台となる長岡市も中越地震に見舞われ、復旧・復興を果たしました。その関係性も、加味しつつ、長岡空襲の慰霊の花火である長岡花火を巡る物語を、心に響く演出で描いています。そして、観る者によっては、重く、苦しく感じられることもあるでしょう。知らなかったことに気づかされることもあるでしょう。だからこそ、いま、見るべき作品と言えます。

長岡市街のロケ地巡りは少しだけしましたが、周辺部にはまだ行けていません。暖かくなったら、再度出掛けてこようかとは思っています。

「ただ君だけ」は、暗い過去を持ち、心を閉ざしたボクサー崩れの男と、視力を失いつつも明るく生きようとする女性が出会い、愛を育んでゆく姿を描くラブストーリー。偶然が偶然を呼び、真実を知る度に、その運命を呪いたくなるような出会いではありましたが、そこには泥臭さはなく、優しさと愛に満ちあふれていました。そして、その運命さえも乗り越えた二人。

自分がどんなことになっても、愛する人が幸せになってくれれば良い。それだけが望み。そのためには、自分は身を引こう、このまま消えてしまおう。そんな、優しさがあるんですね。実に感動的な作品でした。

「最強のふたり」は、首から下が麻痺した大富豪と、彼を介護するスラムの黒人青年。ふたりの友情を描く実話に基づいたヒューマンドラマ。実話を基にした作品というのは、何とも言えないパワーを持っています。それをまざまざと実感させられた作品でした。

全く立場の違う二人が、厚い友情で結ばれ、強い信頼関係を築いていきます。互いに尊敬し合い、尊重し合う。それが必要なのでしょう。だからこそ、別れるべきだという、そのシーンに感涙してしまいます。

コメディタッチで描いた本作は、笑って笑って最後に感動して、で、後味はさわやかな作品になっています。こういう作品って素敵ですよね。全編に流れる音楽も良かったです、クラシックとアース・ウィンド&ファイヤー、これが二人の対比にもなっているのでしょう。サウンドトラックのピアノ曲も良かったです。

順番は付けていませんので、すべてが大賞と言うことになります。あくまで私的な感想、私的な選考、私的な決定です。映画は人それぞれの見方があって良いと思います。当然、その人の今までの経験や人生、趣味嗜好が、映画鑑賞に対して色濃く反映されるモノであると思っています。

なので、こういう映画が好き、こういう作品に感動した等々、様々な意見があって良い訳ですし、感情移入しやすい作品、しにくい作品もあります(もちろん、映画としての最低レベルの技術的な問題もありますが)。

何はともあれ、映画は良いモノです。自分では考えつかないこと、経験できないようなことを、劇場にいながら、家にいながらにして、疑似体験できる。そして感動できる。今年もたくさんの映画を観て、何度も観たくなるような素敵な作品に出会える事を期待しています。

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